ビットコイン・スタンダード の商品レビュー
ビットコイナーになるはじめの1冊にぴったりの本。 貨幣の歴史から学べるのがとてもよい。著者の思想は偏っていそうだけど尖っていて好き。経済学への興味も持たせてくれる。
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お金がビットコインに代わることについて、過去貨幣ができた背景やその歴史などを理解したうえで、仮想通貨にする意義などを考えたかった。 この本は貨幣の価値や意義はもちろん、貨幣の本質的な機能などについて歴史的背景も含めて述べられていて面白い。自分がなぜこうなるのかというところがきちん...
お金がビットコインに代わることについて、過去貨幣ができた背景やその歴史などを理解したうえで、仮想通貨にする意義などを考えたかった。 この本は貨幣の価値や意義はもちろん、貨幣の本質的な機能などについて歴史的背景も含めて述べられていて面白い。自分がなぜこうなるのかというところがきちんと説明がなされている感じ。
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通貨の役割、歴史からビットコインについて 中立的な視点で書かれており 通貨に関して理解を深めることができた。 特に時間選好にかんする記述が印象に残った。 時間選好の低い人は、自制心が高く目標達成に向けて合理的な判断をできる。
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本書は全10章から成る。 前半では、貨幣の機能、原始貨幣から金属貨幣、法定通過に至る歴史的経緯を説いた上で、人為的な通貨膨張政策が経済危機を引き起こすと痛烈に批判する。 第8章から最終第10章まででビットコインが具体的に論じられるが、供給量の上限が設定され、P2Pネットワー...
本書は全10章から成る。 前半では、貨幣の機能、原始貨幣から金属貨幣、法定通過に至る歴史的経緯を説いた上で、人為的な通貨膨張政策が経済危機を引き起こすと痛烈に批判する。 第8章から最終第10章まででビットコインが具体的に論じられるが、供給量の上限が設定され、P2Pネットワークにより管理権限を持つ中央組織を廃した、デジタル技術の特性を活かした新しい通貨であると、著者は高く評価する。 特に第10章では、ビットコインについて指摘される問題点の一つひとつに対して具体的に答えているが、ブロックチェーンのことやアルトコインとの違いなど、大変勉強になる。 本書は、ミーゼス、ハイエクのオーストリア学派の経済・金融思想に拠っており、徹底した反ケインジアン、反中央銀行の立場である。批判する表現もキツく、好悪の分かれる書だろうが、中国が暗号資産を禁止するなどの動きが見られる中、一読の価値があると思う。
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ビットコインの理解を深める上で、必読の一冊ではある。という前提にたちつつ、著者のポジショントーク、法定通貨へのうらみつらみがややすごくて、少し、偏った考えのもと、不健全な法定通貨から、金本位制のような健全な通貨制度になれば、すべてうまくいく、といった論理展開はやや飛躍がみられる。...
ビットコインの理解を深める上で、必読の一冊ではある。という前提にたちつつ、著者のポジショントーク、法定通貨へのうらみつらみがややすごくて、少し、偏った考えのもと、不健全な法定通貨から、金本位制のような健全な通貨制度になれば、すべてうまくいく、といった論理展開はやや飛躍がみられる。 ビットコインが法定通貨とは異なり、金本位制のような健全な通貨となりえる可能性の提示には大いに賛同しつつも、では、なぜ、不健全と言われる法定通貨がこのまで浸透したのか、不健全であることが、今後、健全と言われるような通貨制度に入れ替わるという保証やシナリオはみえないなとも思った。ビットコインをベースとした、新しい通貨制度は国民にとって、とても魅力的であるストーリーに感じつつも、その魅力的なストーリーが実現するかはまた別問題だなと。とは言いつつも、私にとっては、未だに、ビットコインが中長期的に社会神道する、新しい通貨であり、資産であると考えている。
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