THE LONELY CENTURY の商品レビュー
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『孤独の科学』に続き、手に取った孤独問題研究本。『孤独の科学』の著者(ジョン・T・カシオポ)はこの分野のパイオニアであるらしく、『THE LONELY CENTURY』の著者であるノリーナ・ハーツもカシオポを支持する形で持論を展開している。(この方は、経済やビジネスの学者で評論家...
『孤独の科学』に続き、手に取った孤独問題研究本。『孤独の科学』の著者(ジョン・T・カシオポ)はこの分野のパイオニアであるらしく、『THE LONELY CENTURY』の著者であるノリーナ・ハーツもカシオポを支持する形で持論を展開している。(この方は、経済やビジネスの学者で評論家でしょうか→戦略、経済的リスク、地政学的リスク、人工知能(AI)、デジタルトランンスフォメーション、ミレニアル世代とポストミレニアル世代について、多くのビジネスパーソンや政治家に助言している) 生物学から世俗的に歩幅を広げ、『科学』よりさらに見識が広がる。また著者が得意の世界情勢、歴史、経済の観点から“孤独”がもたらすリスクに警鐘を鳴らしている。 全体主義政治の台頭も、実はその根底に人々の孤独があるという指摘(これはハーツの説ではなく、ナチスドイツ終焉後に出されたアレント著『全体主義の起源』)に妙に納得した。 最近起きた、地方選挙でのSNSを通じた異常な盛り上がりも、冷静に見ると何かが変だった。 そして、話題は近年の世界各都市(行政)の街づくりの実例、職場環境の変化による労働者の孤独、SNSがもたらすコミュニケーション能力の衰退と、現代社会の有り様を次々に論じていくが、そこにはもはや諸外国と日本とに差は全くない。むしろ微妙に米国が進んでいるとすれば、間違いなく日本もそうなり、きっとそれを超えるのである。(ただ、高齢者向けソーシャルロボット導入については日本が進んでいるそうだ) コミュニケーションは能力である。太古の時代から人間はそれを使いこなして、生きる力に変えてきた。が、現代社会は徐々にその力の必要性を失い、”社会的動物“たちは無用となった武器を虚しく抱きしめ、漂流者の如く、孤独の渦に呑まれていく。 行政と企業と市民とが一体となって、人間らしい生き方を取り戻さなければ。 ハーツも、カシオポと同じ結論を示している。
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世界は今、“孤独危機”に見舞われている。日常生活から、仕事や政治まで。孤独先進国イギリスの名門大学教授が、私たちが直面する孤独の問題について説き、警鐘を鳴らす書籍。 近年、世界中で多くの人が孤独に襲われ、苦しんでいる。孤独の問題は新型コロナ出現前から存在したが、コロナ禍に伴う長...
世界は今、“孤独危機”に見舞われている。日常生活から、仕事や政治まで。孤独先進国イギリスの名門大学教授が、私たちが直面する孤独の問題について説き、警鐘を鳴らす書籍。 近年、世界中で多くの人が孤独に襲われ、苦しんでいる。孤独の問題は新型コロナ出現前から存在したが、コロナ禍に伴う長期のロックダウンや自主隔離で、問題はさらに悪化した。 コロナ禍で、セルフレジや宅配などの“コンタクトレス(非接触)・コマース”の流れが一気に加速した。今後、コンタクトレスの生活が常態化し、人と接する機会が減ると、孤立感や社会との断絶感が増し、他人とつながる方法を学べなくなる。 コンタクトレスが広がる世界では、ロボットが人間の孤独を癒すと思われる。だがそれは、人間どうしの距離を広げかねない。ロボットに依存する一方、家族や隣人に目を注がなくなる恐れがある。そうなれば、私たちは社会の根本的な部分を失う。 現代人は、職場でも孤独を感じている。その理由の1つは、メールなどの薄っぺらなコミュニケーションが、同僚とのおもな交流手段であることだ。今後、仕事の大半がリモートで行われるようになれば、孤独感はさらに深まりかねない。 現在、仲間の市民からも、政府からも孤立していると感じる人が増えている。右派ポピュリストや過激派勢力は、それを利用して政治的影響力を拡大してきた。孤独は、人々の投票行動も変え、社会全体に深刻な影響を与える恐れがある。 孤独の問題は、新自由主義により深刻化した。自分のことしか考えない利己的な資本主義が、他者への無関心、思いやりの軽視をもたらした。私たちは力を合わせ、社会にも役に立つ、協力的な形の資本主義を生み出さねばならない。
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人間関係はどうしても面倒くさいストレスのかかるものだけれど、人とつながらないと虚しくなる 必要なストレスのひとつ 田舎に行けば車社会だし、都会に行けば人は自分のことで手一杯なんだよな気楽に関われる歓喜が少ないのは確かにそうだなと コミュニティーは自発的に自分が関与しないと参...
人間関係はどうしても面倒くさいストレスのかかるものだけれど、人とつながらないと虚しくなる 必要なストレスのひとつ 田舎に行けば車社会だし、都会に行けば人は自分のことで手一杯なんだよな気楽に関われる歓喜が少ないのは確かにそうだなと コミュニティーは自発的に自分が関与しないと参加しているとは言えない 宗教とかオンラインサロンとかはコミュニティーを与えてるものだから人気になる 問題は定期的で自発的な関与が必要なんだけど、その仕組みをどう作るか 政府がボランティア活動を義務付けることによって交流が促進されるってのは良い事例だったな 自分で環境を整えられなければ別の環境に飛び込んでみる 人とつながる小さな行動をもっと増やしていく
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今を生きる全ての人に送りたい。 孤独な時代というタイトルがそのままズバリ。 仕事に忙殺されている日々を過ごしていると何のために生きているのかたまにわからなくなってしまうことがある。 そうそう、家族、友達、社会とのコミュティが大切なんだよな。 そう思わせてくれる本。 この...
今を生きる全ての人に送りたい。 孤独な時代というタイトルがそのままズバリ。 仕事に忙殺されている日々を過ごしていると何のために生きているのかたまにわからなくなってしまうことがある。 そうそう、家族、友達、社会とのコミュティが大切なんだよな。 そう思わせてくれる本。 この本を読んで旧いともだちに久しぶりに連絡してみようかなって思った。 便利と孤独って表裏一体なのかもなー。
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孤独が様々な問題の起点にあることがわかる本。 色々な問題に手をつけるよりも、孤独の問題にフォーカスした方がかえって早いかもしれないと感じた?
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12708725053.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
孤独は一時的な感情ではなく、深刻な現代病である。だからこそ人は人とのつながりを求めてやまない。 そしてテクノロジーは毒にも薬にもなるが、今のところ毒の部分が大きい。SNSはいいね(と広告収入)を稼ぐために分断を煽る発言を推奨させる。 IoTは生産性向上のために従業員を監視する。 AIは人に寄り添ったコミュニケーションを取ってくれるが、AIに慣れると相手を慮る対人能力は失われていく。 本書を読んでいてだいぶ昔に読んだラノベを思い出した。 高度に発展した文明があったけれども、人は自分の都合のいいメタバースを作ってそこに引きこもってしまい、お互いを思いやることがなくなった。 それを気に病んだ技術者がお互いの世界をつないでコミュニケーションを取るアンテナを発明した。 結果、アンテナでつながった人は拒絶反応によって脳を破壊され、文明は滅びてしまった。 現代もそうなりそうな予感。
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日米のロボットの捉え方。日本では肯定的、米国では悪役。 ランチの取り方。大勢からデスクで1人。 など、時代が1人の世界に変化している。 しかし、人に寄り添うことも大事だともこの著書では言っている。
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