ワラグル の商品レビュー
フィクションではあるが、M-1グランプリとは、お笑いとは、こんなにも過酷な世界なのか。当たり前だが、才能だけで売れる世界でなく、新人からベテランまで裏では相当の努力があることは間違いない。 印象に残ったのは、M-1予選でも極度の緊張から吐いてしまう人が何人もいるという場面、M-...
フィクションではあるが、M-1グランプリとは、お笑いとは、こんなにも過酷な世界なのか。当たり前だが、才能だけで売れる世界でなく、新人からベテランまで裏では相当の努力があることは間違いない。 印象に残ったのは、M-1予選でも極度の緊張から吐いてしまう人が何人もいるという場面、M-1に敗退が芸人を辞める決断、諦めることの助けになっている、という記述だった。
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面白かったー! 最後までわくわくした。 漫才の頂点を目指すアカネゾラと 同じく頂点を目指すキングガン。 そして、放送作家を目指す梓とそれを支える文吾。 この3組の話が交互に描かれる。 お笑いってスポーツなんだなあと感じた。 目の前のお客さんをどれだけ笑いの渦に引き込むか。 ...
面白かったー! 最後までわくわくした。 漫才の頂点を目指すアカネゾラと 同じく頂点を目指すキングガン。 そして、放送作家を目指す梓とそれを支える文吾。 この3組の話が交互に描かれる。 お笑いってスポーツなんだなあと感じた。 目の前のお客さんをどれだけ笑いの渦に引き込むか。 どれだけお笑いに人生を注ぎ込むか。 漫才におけるお笑いの原則と同じように この本も後半にどんと爆発して、最後の最後まで読者を引き込んでいた。 見事に最後まで引き込まれました。 年末のM-1、ぜひ全部見たくなる作品。
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「おとうさんはユーチューバー」と違い、具体的なお笑いのネタがまったくでてこず、抽象的なお笑い論だけにとどめてあるので、自分の想像する「おもしろい芸人」をあてはめて読むことができた。 最後のほうで、三つの話がひとつにまとめられていくのだが、そこが小説らしくない説明調になっているのが...
「おとうさんはユーチューバー」と違い、具体的なお笑いのネタがまったくでてこず、抽象的なお笑い論だけにとどめてあるので、自分の想像する「おもしろい芸人」をあてはめて読むことができた。 最後のほうで、三つの話がひとつにまとめられていくのだが、そこが小説らしくない説明調になっているのが読みにくい。無理な叙述トリックを駆使せず、ふつうに話を展開させたほうが良かったように感じた。無理やり話をまとめているように見えた。 とはいえ、そこまでのお話はとても楽しく読めた。
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崖っぷち芸人が漫才日本一を目指すお話です。続きが気になり一気に読みました。M-1がみたくなります‼︎後半はそういうことだったのかとじーん。
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漫才賞レースを舞台にした小説。又吉直樹の『火花』と異なり、人間ドラマよりも漫才という芸・競技ついての描写が中心でお笑い好きなら間違いなく楽しめる。この登場人物のモデルはあの芸人かな?と想像するのも楽しい。だからこそキーパーソンとなる放送作家の名前は現実にライターとして存在する人と...
漫才賞レースを舞台にした小説。又吉直樹の『火花』と異なり、人間ドラマよりも漫才という芸・競技ついての描写が中心でお笑い好きなら間違いなく楽しめる。この登場人物のモデルはあの芸人かな?と想像するのも楽しい。だからこそキーパーソンとなる放送作家の名前は現実にライターとして存在する人とは被らせない方が良かったような…あと本作の中心ではないものの叙述トリックはそこまで真新しいものではないよねとは。
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さまぁ〜ずの三村さんのコメントを見て読んでみました。 お笑いについてここまで明文化されたものを読むとまた新鮮です。 芸人さんたちって、やっぱりすごいよなぁ。と思わずにはいられないです。 放送作家さんもまた縁の下の力持ちというか、まさに芸人の軍師、ブレーンでした。 何かに熱くな...
さまぁ〜ずの三村さんのコメントを見て読んでみました。 お笑いについてここまで明文化されたものを読むとまた新鮮です。 芸人さんたちって、やっぱりすごいよなぁ。と思わずにはいられないです。 放送作家さんもまた縁の下の力持ちというか、まさに芸人の軍師、ブレーンでした。 何かに熱くなれるって素晴らしい!
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3人の登場人物がメインで、漫才師だけでなく、放送作家の話も扱っているところが珍しいと思います。 漫才について、細かい部分まで描かれているので、お笑い好きの人には面白いと思います。
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ラリーさん、若手に甘すぎ!何か既読感あるんだけど…浜口さん笑わせてくれるものと思ったが、残念ながら「ユーチューバー」ほどの軽妙洒脱さはなかった。芸人道は、いいから笑わせて!笑い狂わせて!
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さまぁ〜ず三村さんが、すべての芸人に読んでほしいと言っていた小説。 お笑いと小説が好きな私としては、絶対に読まないわけにいかない。 こんなに泣くと思わなかった。 しんどいところもあるけど、読んでよかった。 大好きなお笑いがもっと好きになる。
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そこで繋がるのか。というのが一番印象的。2組の漫才師と放送作家の話。 ディープなお笑い好きでなくとも、M-1好き、M-1のドキュメンタリー的な側面が好きな人だったら、分かるなーっていうシーンが沢山。 何かに狂うっていうことは他の全てを捨てるような覚悟が必要で、だけど、多くの人はそ...
そこで繋がるのか。というのが一番印象的。2組の漫才師と放送作家の話。 ディープなお笑い好きでなくとも、M-1好き、M-1のドキュメンタリー的な側面が好きな人だったら、分かるなーっていうシーンが沢山。 何かに狂うっていうことは他の全てを捨てるような覚悟が必要で、だけど、多くの人はその覚悟を持つことの手前で止まってしまうのが真実で。幸せか?と問われると分からないし、そうありたいか?と問われると分からないけれど、何かを追求することに人生を賭ける魅力、惹きつけられるものがあるのは事実だなと感じた。
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