房総グランオテル の商品レビュー
外房の月ヶ浦にある民宿(!)「房総グランオテル」そこに泊まる不自然に明るい赤パンのオッサン、菅沼、カメラを持ち、駅で偶然写った一目惚れした女子を待ち伏せする田中とやけに暗いアラサー女性の佐藤、一見変わった客にはそれぞれの事情があり、小さな事件を引き起こす。 人間模様が温かい物語を...
外房の月ヶ浦にある民宿(!)「房総グランオテル」そこに泊まる不自然に明るい赤パンのオッサン、菅沼、カメラを持ち、駅で偶然写った一目惚れした女子を待ち伏せする田中とやけに暗いアラサー女性の佐藤、一見変わった客にはそれぞれの事情があり、小さな事件を引き起こす。 人間模様が温かい物語を紡ぐ物語
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こんな面白いとはずるいぞ。初物は毎回身構えて、途中から我慢して終えるとか、難しくて読み返してとかあるけれど、越谷オサムさんは途中まで気づかず、あっ初物ですね自分とおもい 直ぐに読み直して、あっという間に投了しますんで。もう面白い出だしも初めてあるけれど、引き込まれて、登場人物に不...
こんな面白いとはずるいぞ。初物は毎回身構えて、途中から我慢して終えるとか、難しくて読み返してとかあるけれど、越谷オサムさんは途中まで気づかず、あっ初物ですね自分とおもい 直ぐに読み直して、あっという間に投了しますんで。もう面白い出だしも初めてあるけれど、引き込まれて、登場人物に不満ないって事 夏海がとてもいい高感度の塊、いとこのはるかもそのもズバリ、重ねるねえ。佐藤さんの編集者も意外だよ、出来るね、終わり方もシリアスではないし、もう次が欲しいです。山本幸久さん好きだけど、ポイね
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南房総にある民宿の看板娘・夏海と、宿泊しにきたそれぞれ心に抱えるものがある三人の宿泊客。それが最終的にはよい方向に進んでいくのは良かった。 ただカメラ男子田中の問題というか成長、進展はそんなしてないのでは?っていう感じが少し微妙だった。 夏海もやりたい事が目指せそうになるが、それだけ感。まぁこれは基本的に三人の客に起こる奇跡がテーマだから、あまり焦点をあててないのかもしれないが。
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読む予定はなかったが、過去に読みたかった本。 チャンス到来。すかさず、お試し。 民宿を経営する家族、父母と看板娘の夏海。そのいとこで美少女のハルカ。客のギター弾き、怪しい陰気な女性、自称プロカメラマン。たった二泊三日のドタバタ誤解劇。 想像と現実、みんなが幸せになるこの民宿が好き...
読む予定はなかったが、過去に読みたかった本。 チャンス到来。すかさず、お試し。 民宿を経営する家族、父母と看板娘の夏海。そのいとこで美少女のハルカ。客のギター弾き、怪しい陰気な女性、自称プロカメラマン。たった二泊三日のドタバタ誤解劇。 想像と現実、みんなが幸せになるこの民宿が好きになる物語。
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夏海が看板娘を務める民宿・房総グランオテルに宿泊に来たのは、一発屋のミュージシャン菅沼さん、パワハラ上司のせいで仕事に疲れたOL佐藤さん、偶然写真に写りこんだ美少女を追い求める鉄オタ田中さん。宿泊客はそれぞれ心に抱えるものがあり、南房総の地、グランオテル、そして夏海とその家族との...
夏海が看板娘を務める民宿・房総グランオテルに宿泊に来たのは、一発屋のミュージシャン菅沼さん、パワハラ上司のせいで仕事に疲れたOL佐藤さん、偶然写真に写りこんだ美少女を追い求める鉄オタ田中さん。宿泊客はそれぞれ心に抱えるものがあり、南房総の地、グランオテル、そして夏海とその家族との関わりを経て再生・成長していく物語。 人物背景からしてそこまで突飛な人物はおらず、少しインパクトに欠けるが、逆に言えば自然で親しみやすく、彼らの心の動きを理解しやすい。物語の流れも単純明快。 しかし、キャラクターがシンプルなのであれば、キャラ同士の関わり方でもっと面白く見せてほしかった。菅沼さんはともかく、佐藤さんはその気の強さからいって、グランオテルではないほかの場所でも立ち直っていただろう。グランオテルあるいは夏海と関わらなければ立ち直れなかったかもしれないというシーンが欲しかった。目の前の問題から離れて客観視するだけでうまくいくこともあるということなのかもしれないが。 田中さんに至っては、抱えている問題もちょっとわかりづらい上に、物語が終わってもそれほど大きな変化があったようには思えない。彼が探していた少女ハルカもおかしな方向に行ってしまうし。 そして物語の主人公であるはずの夏海にも変化が欲しかった。序盤から夏海の目指しているものははっきりしているし、一貫性がある。一応物語内の一件のおかげでその実現性が高まったわけではあるが、彼女が何か変わったわけではない。でもまだ高校生なのだから、彼女なりの考えであったり不安であったり、そういう子どもなりの不安定さがもう少し見えるとよかったと思う。 もしくは、強固な芯を持った看板娘として登場させたいなら、各宿泊客への影響力をもっと強くするべきだったと思う。元気な夏海と関わらなければ、宿泊客の再生はなかったと言えるくらいの。 全体的な読み味は悪くないが、もう少し物語の深さがほしかった。
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どうなるのかワクワクさせられたけど、あまりたいしたことなく終わった感じ。これは、これでいいのかなぁ。
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これは...何というのだろう、ジャンル分けできない小説(^ ^; 千葉の、架空の町「月ヶ浦(どうやら御宿がモデルらしいが)」にある、房総グランオテルというご大層な名前の民宿が舞台。宿の娘と、たまたま同時期にこの宿に泊まった三人の男女との、密度の濃い三日間のストーリー。 上記四...
これは...何というのだろう、ジャンル分けできない小説(^ ^; 千葉の、架空の町「月ヶ浦(どうやら御宿がモデルらしいが)」にある、房総グランオテルというご大層な名前の民宿が舞台。宿の娘と、たまたま同時期にこの宿に泊まった三人の男女との、密度の濃い三日間のストーリー。 上記四人の視点を入れ替えながら、時間軸に沿って話は進む。宿の主人や女将、娘の同級生などの周辺人物を巻き込みつつ、それぞれがそれぞれにビミョーに絡んだりしつつ...でもお互いに「裏のつながり」に気づいてなかったりするので、まるでアンジャッシュのコントのようにズレたりすれ違ったりする様が笑える。 一応クライマックスに「大事件」は起きるが、それ以外は基本、のんびりのほほんとした感じ。でも冒頭が「大事件」シーンからのカットインなので、「この先に緊迫した展開がある」ことを分かってて読んでるので、ダレた感じはしない。 この人の文章は、ストーリーもキャラクターも別にして、地の文を読んでいることに幸福感を覚える印象(^ ^ いやもちろん、キャラも話しも魅力的ですが(^ ^; とにかく読んでる間中によによしているような、幸福な読書体験(^ ^ 宿屋の一人娘がいい(^ ^ 開けっぴろげで、人なつっこくて、おせっかいで、お調子者で、それでいて真面目で(^ ^ 民宿の娘としては、ある意味理想的なキャラ。作中でも、登場人物皆から愛されているのがよく分かる(^ ^ 物事が複雑に絡み合っているので、何か具体的に書いてしまうと「大事件」のネタバレになりそうで(^ ^; とにかく楽しく読める一冊、お勧めです!!(^o^
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それぞれの思惑がおもしろいように絡み合って、最後はハッピーエンドでほっこりしました。 たった2日の出来事だけど、登場人物たちにはどの2日よりも濃いものだったんだろうなぁ。 夏海ちゃんみたいな子と友達になりたいです。
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越谷オサム先生の作品を読むのは3冊目だが全て面白いです! 三者三様の宿泊客が巻き起こす大騒動がとても面白く、お客様をもてなす藤平家+従姉妹のハルカの面々も個性的で、すごく楽しい小説でした。 特に佐藤さんが上司を電話でやっつけるシーンに心がスッとしました。パワハラはいけません!
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この旅館に泊まってみたいな。アワビ・伊勢海老食べて、展望台で日の出を見て、漁港に行けば美味しい食堂がありそうだし。 平日の旅館に宿泊する3人。それぞれの展開を想像しながら読み進めていくのだけど、5/100点くらいかな。 写真の美少女が夏海の従姉妹ハルカであるだろうことは間違えようがなかったけど、もしかしたら最後まで登場しないかもって、もしくはすれ違いで会えないってのも考えたんだけど…。 佐藤さんが田中君と関わってくるのも予想外。菅沼(御厨)が復活するきっかけを与える存在になっていく可能性を考えていたんだけど…。 最大のどんでん返しは、夏海の父母と菅沼(御厨)の関係と旅館名でありタイトルの一部である【グランオテル】に纏わる件。 何年後かの物語をどこかで読んでみたいな。 復活した菅沼(御厨)、カメラマン田中君、モデルのハルカで佐藤さんの仕事に絡んでくるなんて最高じゃん。旅館を舞台にしての続編があるといいな。 そこで、どんな事件が起こるのだろうか?
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