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りぼんちゃん の商品レビュー

4.5

18件のお客様レビュー

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2024/09/12

表紙をみると少女的なかわいい感じで、いかにも児童書という感じだが、内容は全く軽くない。 子どもも大人もみんなが読んでほしいと思えるような本です。 どのような内容かは、他の人たちの感想でわかると思いますが、オオカミという表現が秀逸だと思いました。少しでも関心があるなら本当に読んでほ...

表紙をみると少女的なかわいい感じで、いかにも児童書という感じだが、内容は全く軽くない。 子どもも大人もみんなが読んでほしいと思えるような本です。 どのような内容かは、他の人たちの感想でわかると思いますが、オオカミという表現が秀逸だと思いました。少しでも関心があるなら本当に読んでほしい。

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2024/07/30

終盤にかけて、涙なしには読めない。 辛くて苦しくて、でも全力で戦ったら、風穴が空いた。希望がのぞく。 子どもたちに信じてほしい、大人を、社会を。 そしてそういう大人でいる、社会を作る、それが私たち大人の義務なんだということを心に刻む。

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2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中村理緒ちゃんが、お父さんに、心理的虐待をされていて、それを、助けてあげる朱莉は、ものすごく勇気があるなと思いました。もしも、友達がされてたら、絶対に見てみぬふりをしないで助けたいと思います。

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2024/03/19

表紙の絵がかわいかったから、もっと楽しい話かと思ったら、つらい話でびっくりした。 理緒は、お父さんが虐待するのに、がんばっていたのが、大変だしかわいそうだと思った。お母さんのことをかばったのに責められて、ショックだったはず。周りから見たら、お母さんもお父さんに虐待されているからし...

表紙の絵がかわいかったから、もっと楽しい話かと思ったら、つらい話でびっくりした。 理緒は、お父さんが虐待するのに、がんばっていたのが、大変だしかわいそうだと思った。お母さんのことをかばったのに責められて、ショックだったはず。周りから見たら、お母さんもお父さんに虐待されているからしかたないけど、かわいそうすぎる。元気になってうれしかった。 理緒を助けるのに一生懸命だった朱里は、赤ちゃんみたいで、話を聞いてもらえない子だった。だけど、がんばってみんなを味方にすることができた。がんばってた姿が、かっこよかった。 朱里は、物語に助けられてた。ぼくも、物語に助けられることがある。みんな本を読めばいいのにな。(小6)

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2023/11/10

「りぼんちゃんはさ、オオカミといっしょに暮らしているんだよ。でも、それはないしょなんだ。ほんとうのことを言うと、オオカミに食べられちゃうから。」 可愛らしい装丁に反して、物語のテーマは「虐待」です。 小学6年生の朱理は、転校生の理緒と親しくなるうちに、理緒が父親から虐待を受けて...

「りぼんちゃんはさ、オオカミといっしょに暮らしているんだよ。でも、それはないしょなんだ。ほんとうのことを言うと、オオカミに食べられちゃうから。」 可愛らしい装丁に反して、物語のテーマは「虐待」です。 小学6年生の朱理は、転校生の理緒と親しくなるうちに、理緒が父親から虐待を受けていることを感じ取ります。どうすれば理緒を救えるのか。本を読むことが好きで、密かに自分だけの物語をノートに書き溜めている朱理は、自身がモデルの「あかずきんちゃん」と、理緒をモデルにした「りぼんちゃん」のお話を通して、その答えを考えます。 切実な問題に向き合う小学生の戦いと成長、そして大人の役割とは何かを問いかける児童文学です。

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2023/07/30

主人公のあかりが、自分の気持ちを少しずつ言葉にして、そして行動にうつしていける様が丁寧に描かれていて、とても心に響く一冊。 実際にあかりと同じ立場になったとき、自分はきちんと行動できるのかなと考えさせられた。 児童文学だけれども、大人も読んでもらいたい、考えさせられる作品。

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2023/05/20

大人の事情、それに対する子どもの気持ちが、わかる気がした。この本を読んだことがある子も考えさせられたと言っていたので、良い本だと思う。子どもの考えや気持ちをきちんと聞いて、具体的に対応できる大人になりたいと思った。

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2022/11/25

知識は暗闇を照らす光 6年生の朱理の大切な友達は、転校してきた理緒だ。ある日、理緒が父親の心理的虐待に悩んでいることを知った朱理は、大人たちに助けを求めようとするが……。知ること、おこること、たたかうこと、そして言葉の大切さを描いたお話。 「どうせわかってもらえない、じゃダメ...

知識は暗闇を照らす光 6年生の朱理の大切な友達は、転校してきた理緒だ。ある日、理緒が父親の心理的虐待に悩んでいることを知った朱理は、大人たちに助けを求めようとするが……。知ること、おこること、たたかうこと、そして言葉の大切さを描いたお話。 「どうせわかってもらえない、じゃダメなんだ。  わたしはわかってもらわなきゃいけない。」 子どもに読ませるには重たすぎるかもしれないと躊躇する気持ちが芽生え、容易に勧められないが、虐待などに直面している子やその友達のリアルはこの物語に描かれているとおりなのかもしれない。 子どもの言葉に心と耳を傾けようとしない大人に、なんとかして気持ちを伝えようとする朱理の姿が印象的だったし、大人の自分が読むと、子どもと丁寧に向き合うことの難しさや大切さが感じられた。

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2022/09/22

胸がぎゅうぎゅうと苦しくなって読んでいる間に何度も泣いたけど、朱理の掲げた祈りがきちんと周りの大人にも助けたかった『りぼんちゃん』本人にも届いてよかった。 どうせ誰にも分かってもらえない、誰にも助けてもらえないとすべてを投げ出したくなることは大人になった私にでも日々色んな場面で起...

胸がぎゅうぎゅうと苦しくなって読んでいる間に何度も泣いたけど、朱理の掲げた祈りがきちんと周りの大人にも助けたかった『りぼんちゃん』本人にも届いてよかった。 どうせ誰にも分かってもらえない、誰にも助けてもらえないとすべてを投げ出したくなることは大人になった私にでも日々色んな場面で起こるし、 それを『自分はまだ子どもだから何もできない』『子どもたの話なんかだれも信じてくれない』と、行動するたびに打ちのめされてしまう朱理の悔しさや虚しさはどれほどのものだったか。それでも最後まで大切なひとと、大切なものを手放さなかった彼女の強さが燃える松明のように、灯台の明かりのように美しく頼もしい。

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2022/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おすすめされて予備知識無しに読んだら、途中でしんどくなって一度閉じ、けれど途中からは泣きながら一気読みでした。あと、あかりちゃんの「ひどくない?」のセリフは親だと刺さる人多いんじゃないかな…と思います。

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