オイモはときどきいなくなる の商品レビュー
とてもよかった。モモヨちゃんの感覚の世界がとてもいい。子どもの日常っていうのは現実と空想の境目が曖昧で繋がっているんだね。現実も空想も夢も。今も過去も未来も。そんなモモヨちゃんの生きる日々が愛おしくて愛おしくて。わかりやすくないお話。それがまたいい。子どもはどう感じるのか。また読...
とてもよかった。モモヨちゃんの感覚の世界がとてもいい。子どもの日常っていうのは現実と空想の境目が曖昧で繋がっているんだね。現実も空想も夢も。今も過去も未来も。そんなモモヨちゃんの生きる日々が愛おしくて愛おしくて。わかりやすくないお話。それがまたいい。子どもはどう感じるのか。また読みたい。何度も読みたい。
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1度目より2度目、3度目の方がジーンとくる。おイモは きっとモモヨちゃんが寂しくないように時々いなくなっていたのかな。でも、レオンさんの所で楽しく過ごしていると思えば悲しくないね。みどり、モモ、ヨモギ色、キンモクセイ…ファンタジーのような、でも、きっと本当にあると信じたい素敵な物...
1度目より2度目、3度目の方がジーンとくる。おイモは きっとモモヨちゃんが寂しくないように時々いなくなっていたのかな。でも、レオンさんの所で楽しく過ごしていると思えば悲しくないね。みどり、モモ、ヨモギ色、キンモクセイ…ファンタジーのような、でも、きっと本当にあると信じたい素敵な物語。すごく好きだな、この本。
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あかるいかなしみが、しみじみと漂う物語。 「ばたばたばかまる出しにあばれていたのが、今はだかれたままじっとモモヨの顔に顔をこすりつけてくる」p86 歳を取った雑種犬のオイモ。 過去と今とが綯い交ぜになって、記憶の中に混在する。いなくなったり、現れたり。 わが家の雑種犬もお...
あかるいかなしみが、しみじみと漂う物語。 「ばたばたばかまる出しにあばれていたのが、今はだかれたままじっとモモヨの顔に顔をこすりつけてくる」p86 歳を取った雑種犬のオイモ。 過去と今とが綯い交ぜになって、記憶の中に混在する。いなくなったり、現れたり。 わが家の雑種犬もおじいちゃんになり、「ばかまる出し」だった幼い頃が懐かしいけれど、モモヨとオイモみたいに、どんどん距離が近づいて、どんどん切なくなっている。
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小3のモモヨは、モモヨが生まれる前からいる犬のオイモと両親、中学生の姉みどりちゃんと、田んぼが広がり森や池がある田舎町に暮らしている。ご近所のステキなおばあちゃまレオンさんのお家や、カッパの池、裏のお稲荷さん。モモヨとオイモののんびりなお散歩や、家でのみどりちゃんとの会話がモモヨ...
小3のモモヨは、モモヨが生まれる前からいる犬のオイモと両親、中学生の姉みどりちゃんと、田んぼが広がり森や池がある田舎町に暮らしている。ご近所のステキなおばあちゃまレオンさんのお家や、カッパの池、裏のお稲荷さん。モモヨとオイモののんびりなお散歩や、家でのみどりちゃんとの会話がモモヨの目線で楽しく語られていく。 モモヨの楽しげな語り口と、水彩画のやさしい挿し絵でスイスイ読ませてくれる。でも途中から、これはどういうことなのかと不安になり始める。読後をふんわりとした気持ちにしてくれるが、小学生が読んでも状況理解できるかな?そして、時代はいつ頃なのか? 大人のメルヘンになっていないか?
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びっくりするくらい面白かった。 間違いなく童話なんだけど、大人が読んだ方が面白いかも?いやでも子どもにも読んでもらいたいし。と唸りました。深読みすればするほど面白くなっていく作品。 おばかな犬のオイモと、小3のモモヨちゃんの掛け合いが絶妙におもしろくて、モモヨちゃんがふわふわと...
びっくりするくらい面白かった。 間違いなく童話なんだけど、大人が読んだ方が面白いかも?いやでも子どもにも読んでもらいたいし。と唸りました。深読みすればするほど面白くなっていく作品。 おばかな犬のオイモと、小3のモモヨちゃんの掛け合いが絶妙におもしろくて、モモヨちゃんがふわふわと夢の世界に入っていくのを、姉のみどりちゃんが連れ戻す。 子どものちょっとおバカな感じ、冒険したくなる感じ、を絶妙に描いている文章が癖になるので、ぜひ読んでみてください。 子どもにも読ませたいけどこれは大人にも読んでもらいたい。天才。
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オイモは確かにいた。 そして、レオンさんも。 気がつくといなくなっていて、 レオンさんのところにいるオイモ。 でも、オイモもレオンさんもなんだかいつも唐突なのだ。。 不思議な文体が、子どもの頃に好きだった少女マンガみたいだったりして、 おイモは、 子どもの頃一緒だったタロに似...
オイモは確かにいた。 そして、レオンさんも。 気がつくといなくなっていて、 レオンさんのところにいるオイモ。 でも、オイモもレオンさんもなんだかいつも唐突なのだ。。 不思議な文体が、子どもの頃に好きだった少女マンガみたいだったりして、 おイモは、 子どもの頃一緒だったタロに似ていたりして、 なんだか懐かしかった。 加藤久仁生さんの挿絵、とっても素敵。 モモヨのきいろいかっこいいレインコートや、レオンさんの緑色のコート、すてきなんだよなぁ。 ヴァージニア・ウルフの『波』と、 なんだかどこか 似ている。 ほんとに、 いろんなことを、おもい出しますね。
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