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Fができない の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ギターをくれた兄ちゃんは東京に行った  中学生になった、ぼくを残して コミュニケーションがどうにも取れないぼくをクラスメートのカイトとホットケが勉強にバンドに誘ってくれる ああ、ぼくはF がひけるだろうか ○ゆるく、しっかりと繋がっていく。3人それぞれに結構おっきな悩みが背景にあるのだけど、それを友だちに感じさせない。でも気づかっていないわけでもない ○著者はFがおさえられないそうな ○ちょっとだけ、ちょっとだけギター侍を思い出した

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2024/07/12

中学生の読書タイムにぴったりな本。文章も多くなく読みやすい。たぶん共感できる内容。爽やかな読後感。『F』とは?ギターのコードのFのことだけではなくて同じ空間を共にして創り上げていったんだね。羨ましい。青春だね。 『○○二割増し』って口癖にすると楽しいかも!

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2023/07/31

中学生の不安な気持ち懐かしい。別の校区の小学校の子達と仲良くなれるか不安だよね。 私はギター弾けないけど、確かに指が難しそうなコード!挫折しそうになるのもわかる。 みんなの性格がよく出ているバンドで楽しそう。 仲良くなるまでのスピードとか、喧嘩とか、女子を誘えないとか、中学生らし...

中学生の不安な気持ち懐かしい。別の校区の小学校の子達と仲良くなれるか不安だよね。 私はギター弾けないけど、確かに指が難しそうなコード!挫折しそうになるのもわかる。 みんなの性格がよく出ているバンドで楽しそう。 仲良くなるまでのスピードとか、喧嘩とか、女子を誘えないとか、中学生らしくてかわいい。 お兄ちゃんの気持ちで読んでいた。

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2023/06/13

「F」ってなんだ?中学生になってうまくいかないことばかりの僕は兄にもらったギターを手にFに挑戦する。コードを覚え始めると同じクラスのカイト君がバンドをやろうと言ってきて・・・。

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2023/04/10

私も中学生の頃にギターが欲しいと言っていたら、親戚のおばさんからもらえた。でも、それはクラシックギターとウクレレだった。おばさんには違いがわからなかったようだ。 およそ半世紀前のことを思い出しながら読みました。

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2022/04/03

中1ギャップをどう乗り越えるか? 中学はいくつかの小学校から生徒が集まる。 人数も増え、多数派と少数派ができるだけでなく、制服、教科担任制と、子どもにとっては戸惑うことばかり。 そんな中1の心情をリアルに描いている。 中学入学を機に「自分を変えたいと思った」直大(なおひろ)。...

中1ギャップをどう乗り越えるか? 中学はいくつかの小学校から生徒が集まる。 人数も増え、多数派と少数派ができるだけでなく、制服、教科担任制と、子どもにとっては戸惑うことばかり。 そんな中1の心情をリアルに描いている。 中学入学を機に「自分を変えたいと思った」直大(なおひろ)。 「今までぼくの周りは明るくて楽しそうだけれど、ぼくはその波に乗れていなかった。 波はおだやかにゆれているのに、どうしてかおぼれてしまう」 と感じていた直大に7歳上の大学生の兄直高が 「きっと変われるさ。だいじょうぶ、やってみろよ」って渡してくれたギター。 ネットで「初心者」「ギター」と検索し、弦を押さえて弾くとちゃんと音が鳴った! これをマスターできれば、ぼくも「かっこいい組」になれるかもしれない…。 とはいえ、そう簡単に変われるはずもなく、自己紹介は散々、その上、思ってもみない文化委員をお調子者のカイトと一緒にやらされるハメに。 新入生歓迎会のクラス発表の演目決めの話をクラスにすることができないまま発表の日となる。 どうするんだ⁉︎とオロオロしていると、カイトが即興で作った自作の歌に、直大がギターで覚えたばかりの2つのコードで伴奏することに! 先生からは怒られたが、生徒には大いに受けて、カイトたちとバンドを結成することになる。 直大の中学校生活が大きく変わろうとしていた…。 190ページ弱と短いお話で読みやすい。 小学校中学年くらいからでも読める内容だと思う。 ギターのコードや運指表、手のイラストなど解説もあり、ギターに興味がある生徒には、始めるきっかけにもなりそうだ。 2022.4.3

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2022/03/09

中学入学した直大。新しい学校、授業、友だち作りも不安で、毎日が緊張の連続。そんな彼は大学入学のため家を出た兄から譲り受けたギターでコード弾きに挑戦し始める。それがきっかけで思いがけない仲間ができてゆく。 不器用な中学生の気持ちがいい感じでリアルに伝わる。ギターコードの解説つきで一...

中学入学した直大。新しい学校、授業、友だち作りも不安で、毎日が緊張の連続。そんな彼は大学入学のため家を出た兄から譲り受けたギターでコード弾きに挑戦し始める。それがきっかけで思いがけない仲間ができてゆく。 不器用な中学生の気持ちがいい感じでリアルに伝わる。ギターコードの解説つきで一緒に挑戦したくなる。

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2022/02/20

中学1年生が主人公ですが、小学校低学年〜中学年のお子さんに向いている印象です。 中学校という新しい環境に戸惑いながらも、大好きな兄から譲り受けたギターをもとに、クラスメイト達と友情を育んでいく姿が、優しく爽やかにつづられています。 途中ギターの弦の図解などもあり、ギターを弾いたこ...

中学1年生が主人公ですが、小学校低学年〜中学年のお子さんに向いている印象です。 中学校という新しい環境に戸惑いながらも、大好きな兄から譲り受けたギターをもとに、クラスメイト達と友情を育んでいく姿が、優しく爽やかにつづられています。 途中ギターの弦の図解などもあり、ギターを弾いたことのない人にも分かりやすい工夫がされているので、知識がなくてもスムーズに物語に入ることができました。

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2021/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分を変えたい。周りの明るくて楽しそうな波に乗れてない、自分を全部変えたいと思っている藤井直大(なおひろ)。とはいえ、中学に入学したらすぐに、苦手な会話が上手く出来るようになるというわけではない。 これまでは7歳年上の兄ちゃんやその友達が遊んでくれたし、寂しくもなかったけど、その兄ちゃんは春から東京の大学へ行ってしまう。 兄ちゃんは僕の気持ちを知ってか知らずか、宝物のギターを僕にくれた。兄ちゃんはギターが上手くて、バンドで地元テレビにも出たことがあるのに、東京でまた新しいギターを買うからと、僕にギターを渡し、「Fが出来たら教えてくれる」と言って東京に旅立っていった。 僕はパソコンを立ち上げ、ギター初心者向けのサイトを見ながら、少しずつギターを練習する。 4月。北海道の春はまだこない。 寒い中にはじまる、中学校の入学、新学期。やはり自己紹介も上手く喋れないし、同じ小学校の子とも話す事もなくはじまった。 でも同じクラスには、みんなの前でも堂々と喋って、受けて、すぐ打ち解けてるカイト君もいる。 僕とは全然タイプが違うのに、何故か一緒に文化委員をやる事になった。 カイト君とは掃除当番も一緒。音楽室の掃除で、カイト君が歌うのに合わせて僕がギター、堀田君がドラムで、なんとなく曲が出来てしまった。 カイト君の歌は、「掃除なんかーめんどくさいよー掃除なんかーしなくていいよー」とかふざけた内容だけど、僕は結構楽しかった。 そんなおり、文化委員会で(カイト君は用事があるとかで欠席のため、僕だけ参加)各クラスが何か簡単な発表をすることとなった。 クラスで提案するのが苦手なボーイは、カイト君に相談して、カイト君はまかせろと言ってくれたのに、その後すっかり忘れてて、委員に報告するのにも遅れたけど、自分たちで、何とかする!と、当日に即興で、カイト君の歌、僕のギターでの音楽室での曲を歌った。そしてそれは、僕にとって、楽しかった。 文化祭でも、カイト君の提案で、幕間に1曲だけバンドとして演奏出来ることが決まった。ドラムに堀田君、キーボードに田崎さん、そして美術の岸野先生や僕の兄ちゃんのオンラインでの指導協力もあり、少しずつギターも上手くなって、バンドとしてもまとまっていく。 上手く話せない、友達が出来なかった僕だけど、チョクとニックネームをつけられて、少しずつ成長していく。 なかなか難しいFコードだけど、お兄ちゃんにとってのFは家族、僕にとっては…? 僕の目線で語られる物語だから、上手く立ち回れない僕と、兄もカイト君も堀田君も、僕にできない事が出来るすごい人たち、みたいに語られる。 けど、よく読むと、お兄ちゃんだって東京で学校に通わなくなってしまってお母さん怖い!ってなってるし、カイト君は下の兄弟の世話で大変で、経済的にも苦しいらしい、堀田君は家が寺だから後継なんだろうけど、お父さんと意見が合わないからまだ後継の気持ちにはいれないでいる。 カイト君、堀田君、田崎さんは同じ小学校出身で、カイト君は 話は面白いけど、家庭環境やなんかで、堀田君は かたくななところある性格で、そんなに友達がいたというかんじてないことも読み取れる。 だからこそ、カイト君は僕に声をかけたし、岸野先生も、文化委員に声をかけた。 上手く友達が作れない、ちょっと不器用な少年たちが、仲間になっていくかんじがいい。

Posted byブクログ

2021/08/20

中学校に入ったばかりのドキドキと、だんだん成長していくワクワク。 お兄ちゃんが優しい。 仲間と一緒にバンドにハマる様子も楽しい。

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