月まで三キロ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理系の人たちってカッコいいなー芯がある生き方してる気がする。 そこに人間味が絡まってくるとなんて重厚感。 『月まで三キロ』は泣かされたけど、ほかの作品は心に静かに残る感じでした。
Posted by
地球の寿命からしたら、人間の営みとか温暖化とかも、たとえ、人類が滅びても、それはほんのちっぽけなことだと聞いたことあるけど… (理系おバカの私なので表現が間違ってたらごめんなさい) そんなことを思い出しながら読んだ、じわっとくる6つの短編+特別掌編が1つ(単行本にはあったのかな...
地球の寿命からしたら、人間の営みとか温暖化とかも、たとえ、人類が滅びても、それはほんのちっぽけなことだと聞いたことあるけど… (理系おバカの私なので表現が間違ってたらごめんなさい) そんなことを思い出しながら読んだ、じわっとくる6つの短編+特別掌編が1つ(単行本にはあったのかな?) 月まで三キロ 星六花 アンモナイトの探し方 天王寺ハイエイタス エイリアンの食堂 山を刻む 特別掌編 新参者の富士 どのお話も、科学的知識がいっぱい出てくるのですが、難しいとか、そういうことはありません。 一人の誰かが、そしてその周りの誰かが、ちょっとしたこと、ちょっとでもない大きな喪失や悲しみ、でも、どこへ行こうか…と考えてるときに出会う人とのお話。どれも素敵なお話でした。好きだなぁ。 読みやすいのに、深くって、ミステリーじゃないけど、ちょっとした意外な展開があって、心が暖かくなる…本のグループで大人気だったのも頷けます。初読み作家さんでしたが、読んで良かったなぁ(*´꒳`*) どれも好きなのだけど、月まで〜と 山を刻む、が特に好き。でね、ラストの新参者の富士も、良かったんですよ〜。あ!エイリアンの食堂では、大好きな曲、キリンジのエイリアンズが聞こえました。 かなりポジティブなワタシですが…最近、何のために生きてるんだろう?って、よく考えるんです。よくわからなくなっちゃって…。 でも、こんな作品に出会えると、地球人として生きてるだけでいいのかな?なんて大きな気持ちになれる気がしました。
Posted by
6編からなる短編集。それぞれ悩んだり、立ち止まったりして生きている。どうしようもなく、どうしていいのかわからないような毎日。そんな中で出会った人を通して気づきを得て少し動き出す。こういう作品はよくあるけれど人物の心情を宇宙や月、科学と絡めて展開していくのが新鮮で面白い。宇宙などの...
6編からなる短編集。それぞれ悩んだり、立ち止まったりして生きている。どうしようもなく、どうしていいのかわからないような毎日。そんな中で出会った人を通して気づきを得て少し動き出す。こういう作品はよくあるけれど人物の心情を宇宙や月、科学と絡めて展開していくのが新鮮で面白い。宇宙などの大きなもの、未知なもののなかに自分を知るヒントのようなものがある。その壮大な、でも身近にも思える景色が素敵。宇宙から見ればちっぽけなんだけどちっぽけでも確かに生きていて自分の中に大きな宇宙が広がっているようなまだまだ頑張れそうな気にしてくれる。
Posted by
地球惑星学を専攻していた理系作家によるバリバリの文系作品 短編集でどの話にも科学ネタはあるけどアクセント程度で話が難しくなっていないし、終盤に作者が伝えたかったメッセージがわりとストレートに提示される作品が多いので共感性は高そう
Posted by