岳(完全版)(VOLUME9) の商品レビュー
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牧さんの過去 自分が部長の山岳部で部員が死亡 彼が見つかるまでずっと山を彷徨っていた いよいよ救助ヘリの仕事は続けられなくなったと思われたが、自分で開業! よかったーーーーーー
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毎回のように誰が遭難する漫画。でも、それだけ遭難は多いのだろう。北海道の地域紙を見ると、この時期、山菜採り遭難の記事も目立つ。 自身も1000メートル級の地元の山に年数回登るが、北アルプスは未知の世界。山には老若男女を魅了し、リピーターにする何かがあるのだろう。 主人公の三歩...
毎回のように誰が遭難する漫画。でも、それだけ遭難は多いのだろう。北海道の地域紙を見ると、この時期、山菜採り遭難の記事も目立つ。 自身も1000メートル級の地元の山に年数回登るが、北アルプスは未知の世界。山には老若男女を魅了し、リピーターにする何かがあるのだろう。 主人公の三歩は、県警の救助活動に協力しながら一人で山生活を続ける山男。ずっと山にいたい男、世界の山を一人で登ってきたすごい男だが、実際こんな若者がいたらどうか。非常時は頼もしいが、何を考えているか分からなくてちょっと怖いかも。 組織でなく、山という意思でつながる山男たち。救助活動は遭対協(ボランティア)がいないと成り立たないと知る。 三歩をはじめ、出てくる人たちは皆、優しい。作者の人柄が垣間見える。 ちょいちょい名言も登場する。この巻では「雨も風も雪もじーっと頑張って待つ。そうすれば一人でも絶対に登れる」など。 読むと山登りしたくなるし、コーヒーを飲みたくなる。 今っぽくない、純粋なスポ根漫画とかも好きな自分。ジャンルが偏りがちな昨今、ジャズがテーマのブルージャイアントもしかりだが、石垣作品は貴重だ。
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