種から種へ命つながるお野菜の一生 の商品レビュー
アサガオやヒマワリなどの観賞用植物、雑草などは、放っておいても、地上部分の変化は目に入る。鈴木さんは根の変化、花の構造などを可視化して解き明かしてくれるので、どの本も面白いが、これは、野菜というところが素晴らしい。 家庭菜園をしている人は多いだろうし、農家につながりのある人もいる...
アサガオやヒマワリなどの観賞用植物、雑草などは、放っておいても、地上部分の変化は目に入る。鈴木さんは根の変化、花の構造などを可視化して解き明かしてくれるので、どの本も面白いが、これは、野菜というところが素晴らしい。 家庭菜園をしている人は多いだろうし、農家につながりのある人もいるだろう。しかし、収穫までしか見ないのが普通である。種や苗からはじめて、収穫せずに次の種ができるまで観察するというのをやったことがある人は少ないと思う。 花を見るとどの科かわかる、というのも面白いが、どこを食べるのかという考察、植物としてのつくりを、増え方や原産地から考えるというのもすごく面白い。と言うと難しそうだが、そんなことはなく、他の本同様、たくさんの写真にわかりやすい説明がついている。「教える」というより「一緒に発見する・考える」姿勢の文章もいい。 野菜を植物として見る、という「目」が養われる。植物や野菜に興味がさらにわいてくる。 家庭菜園をしている、自然農法に関心のある大人にもいいし、小学生の自由研究のテーマ探しにもいい。(観察には一年近くかかるので根気は必要) 私はどちらでもないがとても楽しめた。野菜を科で分類して、原産地や日本に入ってきた時代などを表にしてみたい気持ちになった。
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全ページカラーで良かった 漫画のようでわかりやすかった 観察の仕方、考え方が学べる本 トマトもニラも育てたことはあっても、この方面から考えたことはなかった 悪い意味でなく、著者は変わった人だなーと思った
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写真がたくさんで面白かった。種や野菜のどこを食べているのかなど、普段考えたことがなく、知らなかったこともたくさん知ることができた。野菜を見る目が変わりそう。 特に、ロゼットは冬を乗り越えるための工夫というのが印象的。
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普段何気なく食べている野菜。それらは植物であり子孫を残すために、種をつけたり、茎を伸ばしていく本来の姿を、多くの写真と解説で分かりやすく描写。花の細部や成長の途中で切断分解するなどして、今まで見たことがない姿に驚きの連続。普段食べている野菜がどの部位なのか。同じ仲間に見える野菜が...
普段何気なく食べている野菜。それらは植物であり子孫を残すために、種をつけたり、茎を伸ばしていく本来の姿を、多くの写真と解説で分かりやすく描写。花の細部や成長の途中で切断分解するなどして、今まで見たことがない姿に驚きの連続。普段食べている野菜がどの部位なのか。同じ仲間に見える野菜が、実は異なる分類で、異なる部位を食べていること等、新しい発見が目白押しの一冊。
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1943.html この本を読んでから、野菜を食べるときの興味が増えました。
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読みやすい一冊。 野菜の成長過程を写真で、要所要所で押さえていて。 説明文が主観(独り言のような)の書き方なので、 スラスラと読めました。 身近な野菜の始まりから終わりまで、わかるので読んで損はないと思います。
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語り口が優しく、目線も読み手に合わせてくれているので、するする野菜の世界に入ることができました。普段食べている野菜の、成長した姿にびっくり。
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“植物観察家”の鈴木純さんが、種から育て種を収穫するまでを観察した絵日記ならぬ写真日記。 野菜売り場での姿しか知らないあの野菜の、種・葉っぱ・花・実を成長を通して見られます。 〇知っているつもりで、知らなかったことがたくさんありました。 種自体もあまり目にしていないのだなあとか...
“植物観察家”の鈴木純さんが、種から育て種を収穫するまでを観察した絵日記ならぬ写真日記。 野菜売り場での姿しか知らないあの野菜の、種・葉っぱ・花・実を成長を通して見られます。 〇知っているつもりで、知らなかったことがたくさんありました。 種自体もあまり目にしていないのだなあとか。野菜の花の可憐さ。植物として育ちきった姿のたくましさ。 ちょっと育てたくなりました。すばらしかった。
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9月1日新着図書:【もろもろの野菜を種から育て、収穫せず次の種を採集する。野菜を「食べ物」ではなく「生き物」として観察した記録を、コマ割りの写真で楽しめます。】 タイトル:種から種へ命つながるお野菜の一生 請求記号:620:Su URL:https://mylibrary.toh...
9月1日新着図書:【もろもろの野菜を種から育て、収穫せず次の種を採集する。野菜を「食べ物」ではなく「生き物」として観察した記録を、コマ割りの写真で楽しめます。】 タイトル:種から種へ命つながるお野菜の一生 請求記号:620:Su URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28192560
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