解析学図鑑 の商品レビュー
最近は素数への興味から、技術書の読み放題サービスのTechLibで「素数」で検索して出会ったのがこの本書である(だが自分の読む限り、本書で素数の話は特に見つからなかったが)。 親しみやすいフォントや豊富な図解からは、「難しく考えず、まずはイメージを掴んでほしい」という著者から...
最近は素数への興味から、技術書の読み放題サービスのTechLibで「素数」で検索して出会ったのがこの本書である(だが自分の読む限り、本書で素数の話は特に見つからなかったが)。 親しみやすいフォントや豊富な図解からは、「難しく考えず、まずはイメージを掴んでほしい」という著者からの優しいメッセージが伝わってくるようだった。 読み進める中で、自分の中の「関数」という概念がアップデートされていくのを感じた。最近はプログラミングにおける「特定の処理をまとめたもの」としての関数のイメージが強くなっていたが、本書を通じて、関数とは本来グラフを描き、変化を可視化するものだったという基本に立ち返ることができた。逆関数、合成関数、陰関数……。さらに二次関数だけでなく、あえて踏み込んで解説されている三次・四次関数の存在に、「変化の捉え方」の奥深さを垣間見た気がする。 特に印象的だったのは、三角関数に対する視点だ。学生時代は三角形の話だと思っていたが、理工学の世界ではそれが「波」を表現するための不可欠なツールになるという。この「波」というキーワードは、本書の後半に登場するフーリエ級数やフーリエ変換へと繋がっていく。また、微分には「極限」の考え方が不可欠であること、そしてその微分が三角関数とも関わっている事を学ぶ事ができた。
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