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ブラック・チェンバー・ミュージック の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 480ページもあって2段組みで読むのが大変なのはわかっているからずっと積読状態であった。ところが読み始めると面白い。読むのが遅くてすらすらとは読めないのだけど、ずっと楽しい。3週間くらい掛かった。  主人公の横口が優柔不断で心配になるばかりなのだけど、そんな彼だからこそ勇気を振り絞る姿に胸を打たれる。ハナとのピュアな恋がじんわりくる。ヤクザの沢田も古本屋の女の子もキャラが立っていて登場するたびに、待ってました!みたいな感じで楽しい。

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2023/12/13

最高。とにかく読ませるテーマと展開と文章(というか語り口)で次から次へと届きそうな距離のニンジンが。読みやめるのが難しくて結局、3日で読んでしまった。この人の作品は全部読もうと思ってるけど、ハマり過ぎてしまいそうなので一作ずつ徐々に読もう。感想はとにかく時代に対する明確なスタンス...

最高。とにかく読ませるテーマと展開と文章(というか語り口)で次から次へと届きそうな距離のニンジンが。読みやめるのが難しくて結局、3日で読んでしまった。この人の作品は全部読もうと思ってるけど、ハマり過ぎてしまいそうなので一作ずつ徐々に読もう。感想はとにかく時代に対する明確なスタンスと時事ネタの風刺とか皮肉が効いていて、読み進める上で必要なガソリンたる謎がいっつも深いんですよねえ。一生、映画化しないで欲しいと勝手に思います。というか、際どすぎて無理か笑

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2023/08/12

話の流れがとても疾走感があった。 主人公は優柔不断でいきあたりばったりであるがゆえに うまく行ったりうまく行かなかったり。。 この作者の分は読んだことがなかったので、引き続き読みたいと思う

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2022/12/30

可もなく不可もなくといった感じ。 主人公のもたもたした感じが、まだ切羽詰まってない前半には、ややいらいらと退屈が募る。 後半はいいスパイスとカスタードになってた。

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2022/12/06

阿部和重さん初読み。 (伊坂幸太郎さんとの共著「キャプテン・サンダーボルト」を除く。「オーガ(ニ)ズム」は残念ながら挫折中) いやぁ、ばかばかしい笑(もちろん、褒め言葉です) タイトルといい、どピンクの装丁といい、とても意味ありげだし、重厚かつドライな語り口の「分断された世界に...

阿部和重さん初読み。 (伊坂幸太郎さんとの共著「キャプテン・サンダーボルト」を除く。「オーガ(ニ)ズム」は残念ながら挫折中) いやぁ、ばかばかしい笑(もちろん、褒め言葉です) タイトルといい、どピンクの装丁といい、とても意味ありげだし、重厚かつドライな語り口の「分断された世界に抗う男女の怒濤のラブストーリー」だしで、ワクワクドキドキ一気読みさせられた(最初の方はオーディブルで一気聴き、途中からは図書館で借りてきて読みつつ聴きつつ)わけですが… ばかばかしいけど、めちゃくちゃおもしろい! 笑いあり、スリルあり、恋愛あり、ほろりとする場面あり。そして、超絶なスピード感。ちなみにオーディブルで聴くなら2倍速再生くらいでちょうどいいかもしれません。 ちなみに、ブラック・チェンバーとは、暗号解読を目的とする秘密機関の通称。広く諜報(ちょうほう)機関をいうのだそうです。 なお、劇中にも登場しますが、この小説を読む時のBGMとしては、シカゴ「素直になれなくて」やTOTO「ホールド・ユー・バック」がとても合います笑

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2022/06/04

面白かった。すごく少ない手がかりをたどっていくと予想外の展開があり、どんどん読みすすめられた。主人公の行きあたりばったりで計算してない行動がいい。

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2022/05/15

長編エンタテイメント作品として躍動感があり、一気に読ませてくれる作品。好みの問題は勿論あるものの現実的でない部分も含めてストーリー展開は巧み。顛末に今一つの工夫があると尚良かった。

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2021/11/06

「この人の本を「面白い」て言えるのなんかかっこいい」と思う作家さん。 朝鮮半島とアメリカの動きを背景に、映画の評論をめぐってたくさんの人が巻き込まれていく。 「おおばんぶるまい」って「大盤」だと思ってたけど、「椀飯(おうばん)振る舞い」だったことを初めて知った。

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2021/10/19

デビューから阿部和重さん好きでしたが、久しぶりに読んだ分厚いこの本はよくわかりませんでした。エンタメなのか純文学なのか曖昧な感じで、主人公の名前が溝口健二のパロディであったり、物語のキーになっているヒッチコックの論文というのが単なるマクガフィンなのかどうなのか。読む側もどう考えて...

デビューから阿部和重さん好きでしたが、久しぶりに読んだ分厚いこの本はよくわかりませんでした。エンタメなのか純文学なのか曖昧な感じで、主人公の名前が溝口健二のパロディであったり、物語のキーになっているヒッチコックの論文というのが単なるマクガフィンなのかどうなのか。読む側もどう考えていいか分からなかった…。もとは新聞小説なんですかね?ちょっと単調なものに感じました。ところどころ、昔読んだときのワクワク感もあったんだけど…。タイトルの謎さも気にすべきなにか、そうでないのか…。?だらけの小説です。

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2021/10/09

わけがわからなかったけど、面白かった。ついつい最後まで、読んでしまった。主人公のキャラがいいんだろう。それと周りの脇役たちも。これぞ小説。

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