室町・戦国時代の法の世界 の商品レビュー
幕府・守護等の諸権力、学問・経済といった諸領域といったテーマ毎に室町・戦国時代の法についての論考がまとめられた概説書。成文法のみならず慣習法まで含まれていて、当該分野の入門書として面白い。
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室町・戦国時代へのアプローチにはいろいろな視点、方法があるだろうが、本書は、"法"に焦点を当てて、大きくは、①幕府、戦国大名、公家、寺社、村・町等の多元的な法制定の主体とその内容について、②学問、身分、家族、経済、軍事等の多様な領域における法の特徴について、...
室町・戦国時代へのアプローチにはいろいろな視点、方法があるだろうが、本書は、"法"に焦点を当てて、大きくは、①幕府、戦国大名、公家、寺社、村・町等の多元的な法制定の主体とその内容について、②学問、身分、家族、経済、軍事等の多様な領域における法の特徴について、概論的な論文が取りまとめられている。 一般読者にも分かりやすいように、これまでの学説や新しい動向が紹介されており、また参考文献も充実しているので、興味を持ったテーマを深掘りすると面白いと思う。
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