生物学的に、しょうがない! の商品レビュー
いわゆる人が持つ悩み事に対して、生物学的に見て、いやいやしょうがないんだよ、大丈夫だよ、とポジティブになれるような考え方。・発想法について述べている本。 ですが、なんでもかんでも狩猟民族であった頃の名残がどうのこうの、というこじ付け感が拭えず、正直にいまいちな本でした。 飲み...
いわゆる人が持つ悩み事に対して、生物学的に見て、いやいやしょうがないんだよ、大丈夫だよ、とポジティブになれるような考え方。・発想法について述べている本。 ですが、なんでもかんでも狩猟民族であった頃の名残がどうのこうの、というこじ付け感が拭えず、正直にいまいちな本でした。 飲み会で、悩んでいる人やグチグチ話している人に「でもさ、・・・っても言うし、いいんじゃない」みたいな感じに使うネタですかね。居酒屋でガヤガヤうるさい時とかで。
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人が雨の日に出かけたくない、人前で話したくない、漠然とした不安を感じる、などネガティブな感情をもったり、浮気をしたり、マウントを取ったりするのは、すべて狩猟民として暮らしていた頃の名残、あるいは霊長類も持つ特徴であり、"生物学的にしようがない"と、バサバサと切っていく。 ネガティブな感情に負けて鬱状態になっている人にとっては、「自分が悪いのではない、人間の性だから」、と割りきることも大事だと思うし、そういう人を意識して、面白く書いたてもりかもしれないが、人間関係などにモヤモヤしながらも、事態を改善したいと考える読者にとっては物足りない内容。
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なんとなくでも知っていれば、ミスをした時に自分を責めてしまう度合いは薄くなるかもしれない。 いろんな考えがある事を教えてくれる本でもあると思う。
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人間が起こす不安衝動、知ったかぶり、イライラ、マウントなどは全て狩猟採集時代にインプットされたものだから、「しょうがない!」。人間の抗えない欲望や思考の癖を生物学的に説明した自己分析に近い本。したがって、生物学書として読むと肩透かしを喰らうかもしれない。冒頭から読むと面白いなー、...
人間が起こす不安衝動、知ったかぶり、イライラ、マウントなどは全て狩猟採集時代にインプットされたものだから、「しょうがない!」。人間の抗えない欲望や思考の癖を生物学的に説明した自己分析に近い本。したがって、生物学書として読むと肩透かしを喰らうかもしれない。冒頭から読むと面白いなー、と思うのだが、いかんせん狩猟採集時代からだからしょうがない、という理論が繰り返され、最後の方には「狩猟採集時代からの思考だからしょうがないよね」と先読みするようになってきてしまう。事実そうなのだろうが、少し単調に感じてしまった。読み物としては軽めであり、あっという間に読める。
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大学では、知らない人が多いため、質問が出ない。 鳥は食べ過ぎると飛べなくなるので食べ過ぎない。 イライラはため息をついて、脳に酸素を送らないと収まる。 人間に嫉妬が生まれたのは嫉妬が有効だったから。狩猟採集時代は平等でないと生き残れなかった。 現代は、再分配の効果がないので、嫉...
大学では、知らない人が多いため、質問が出ない。 鳥は食べ過ぎると飛べなくなるので食べ過ぎない。 イライラはため息をついて、脳に酸素を送らないと収まる。 人間に嫉妬が生まれたのは嫉妬が有効だったから。狩猟採集時代は平等でないと生き残れなかった。 現代は、再分配の効果がないので、嫉妬は無意味。 人間だけが想像力を持てる。 動物は衣食住が足りていれば現状維持でダラダラする。 人間だけが他者を助ける=狩猟採集時代の協力生活のたまもの=社会性が進化した。 幸福感はこれから良い状態になるぞ、という期待でもたらされる。幸せなはずの状態、では幸福感は喚起されない。ネガティブになることは、現状が幸せな証。 嫉妬も後悔も狩猟採集時代の名残。フラれたら次を探す。職場で親密な人間関係を作らないほうが合理的。マッチングアプリは合理的な戦略。 ご近所づきあいはコンビニで奪われた。 スリムな女性が好きなのは、ウエストが細いことが妊娠していないことのアピールだから。 男は、伝統的には強さが重要だった。現代ではやさしさが重要になった。女性がダメンズに惹かれる理由。 動物は過去を回想しない=ライオンがオスの子供を集団から追い出す。 現代社会では、社会が複雑になったため、適応させるために過保護にしがち。 会議に女性が多くなると、さまざまな可能性を慎重に検討する傾向が出る。時間がかかるが成功率が上昇する。男性ばかりだと、鶴の一声で決まってしまう傾向がある。 動物は将来を考えられない。=人間も今を重視しがち。 欲望をうまくやり過ごせると勉学の達成も上手になる。 遺伝子がもたらす機能をホットハートという。自分のホットハートがどのように働いているか、不要な機能が起動しないように注意する。 クールマインド=意識してよく考えること。ホットハートの働きを冷静に考えて行動を選択する。 公務員の忖度問題は、指示待ち社員ではいけない、自分で進んで仕事を見つける、と同義。忖度は問題ではなく、過度な行動が問題。 ただ乗りに対する負債感は、集団での平等を求める気持ちから生まれた。 女性が長生きなのは、年長の女性が子供の面倒を見ていたから。
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様々なネガティブ感情、ネガティブ状態を「生物学的に、しょうがない!」と無罪放免してくれる書。 「人前で話すの苦手」「おいしいもの食べて太っちゃう」「勉強嫌い」「嫉妬しちゃう」「片づけられない、捨てられない」「気が散って集中できない」「後悔しちゃう」「周りの人の目が気になる」「笑...
様々なネガティブ感情、ネガティブ状態を「生物学的に、しょうがない!」と無罪放免してくれる書。 「人前で話すの苦手」「おいしいもの食べて太っちゃう」「勉強嫌い」「嫉妬しちゃう」「片づけられない、捨てられない」「気が散って集中できない」「後悔しちゃう」「周りの人の目が気になる」「笑顔につられて商品を買ってしまう」「期間限定に目がない」「知ったかぶりしてしまう」「困っているけど人に頼れない」「自分が揺らいでしまう」「恋心が冷める」「人肌恋しい」「病気になっちゃう」「年とるとシワが増える」「人生がむなしくなる」「寿命で死んでしまう」etc. …それは私です。という人も多いのではないだろうか。 こういった感情・状態を「ポジティブに諦めよう!」と、するのが本書の趣旨。…だって生物の本能なんだもの。 これらの感情・状態が本能だと諦められれば、ちょっとラクになりませんか? 「がんばればどうにかなること」と「がんばってもどうしようもないこと」を明確化するのが幸せへの秘訣、って聞いたことがある。 章の最後にある「生物学的に、しょうがなくない!」のコラムも、ためになる。 ちょっとふざけた語りでクスクス笑いながら楽しく読める。そこは『嵐のワクワク学校』の講師や『サイエンスZERO』『ビートたけしのTVタックル』などのメディアに多数出演する著者の腕だろう。
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全て「しょうがない」で終わるむなしさが残念 面白おかしく書こうとしているのだろうが、投げやりな感じで諦念の塊のような語り口調が続くので読み続ける気持ちにならない。 「どうすれば集中力を高め維持できるのか」など、実用的なテーマに対して、古来からの人間の特性などを織り交ぜてその理由...
全て「しょうがない」で終わるむなしさが残念 面白おかしく書こうとしているのだろうが、投げやりな感じで諦念の塊のような語り口調が続くので読み続ける気持ちにならない。 「どうすれば集中力を高め維持できるのか」など、実用的なテーマに対して、古来からの人間の特性などを織り交ぜてその理由を紹介し、その上でどうすればいいのかを教えてくれればいいのに、と思う。その手の類書との差別化を図ったのかもしれないが、全て「しょうがない」「諦めなさい」で終わるむなしさが残念で仕方がない。是非、リニューアルして、行動の意欲が湧いてくる内容で再度出版して欲しい。
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夜孤独なのとか、雨の日は嫌になるのとか、面倒くさいとか…生物学的に仕方ないんだなあ〜と分かったので、罪悪感を持たずに嫌なこととか面倒だと思う気持ちとか尊重していきたいと思った。
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