砂時計のくれた恋する時間 の商品レビュー

扇風気周(著者)

2023/05/15

前半は読みながらここで読むのやめようかなと思った。だが、後半はすいすい一気読みしてしまった。後半の展開が個人的にとても好きな話の流れで、読み終わったあとは読んでよかったと思った。

例え死んでもいいから愛する人のそばにいたい、そばにいるために生きるという2つの感情の移り変わりがとても感動した。

2022/05/27

　親のいいなりに医師を目指していた高校生の秀星は、長く続く人生に嫌気がさしていた。そんな彼のもとに、一通のメールが届く。
「この夏を最後に、病気で死んでしまう女です。私と暮らしてくれませんか？」
　メールの送り主・笹音が患う“白砂病”は、徐々に身体が石化し、命を落とす不治の病。そしてそれは、傍にいる大切な人の命をも蝕んでいく。
　好きになって距離が狭まるほどに死が近付く二人の恋。その恋の果てに、思いがけない未来が待っていた――。