あんのまごころ の商品レビュー
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この時代の天災は、本当に大変だったろうなぁ…と最後を読んでしみじみ思いました。 本当に、命があっただけありがたいだろうなとおもう。 おちよちゃんもそうですよね。この時代、お産も堕胎も今よりリスクは高いはずで。 盛りだくさんでしたが命について考える回でしたね。今回は。 次回は復興とともに幸せがたくさんある巻になるといいな。
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お勝手のあんの第四巻。 日本橋にお嫁に行ったの小夜のための料理は試行錯誤が続く。 たどり着いたのは鉄板焼き、でいいのかな? そしてお礼にともらったのは、フライパン。 一方、土肥の旅籠から預かった娘は、 一度逃げ出したものの子供を産むことを決意し、尼寺へ行く。 台風で高潮になると言った漁師の言葉を信じ、 紅屋の人々は怠りなく準備をしたものの、 建物も布団も使い物にならなくなってしまった。 みんなが助かって良かった。 柳の下の死体とか、 突然登場した大女将から嫁に行くことを勧められるとか、 ちょっと唐突。
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シリーズ第四弾。妊娠したおちよは出産を選び、紅屋から出て尼寺で暮らすことになった。お小夜の旦那さまに料理したのは、鉄板焼きの元祖みたい。そしてフライパンらしきものも登場。 品川に嵐が襲来、紅屋は高波で浸水し、風雨で二階の壁が壊れてしまう。それでも前向きな紅屋の人達、負けるな!
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お勝手のあんシリーズは、本当に面白いなと思います。おやすを取り巻く人々も優しくて温かい人ばかり。この世知辛い今の日本が失いつつある宝物が一杯詰まっています。天災にも負けず逞しく生きる姿は、読み手にも力を貰えます。
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お勝手のあんの第4シリーズ 今回の料理の課題はフライパンだっただろうか。 揚げ物ではなく、焼き物をいかに食べるか。 フライパンのない時代にどう焼くか、知恵の絞りどころが面白かった。 ちよちゃんの妊娠問題などもあり、最後は大台風に見舞われて紅屋、と言うよりも品川の町自体の復興がどう...
お勝手のあんの第4シリーズ 今回の料理の課題はフライパンだっただろうか。 揚げ物ではなく、焼き物をいかに食べるか。 フライパンのない時代にどう焼くか、知恵の絞りどころが面白かった。 ちよちゃんの妊娠問題などもあり、最後は大台風に見舞われて紅屋、と言うよりも品川の町自体の復興がどうなるのか。この先も楽しみ。
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とにかく面白い。 幸安先生は誰か実在の人やっけ? いや、たぶん違うよね。 勘平くんが奉公に行っている塾は長州関係のそれなんやろうな。 黒船に乗り込んだ云々は吉田松陰じゃなかったっけ。 それをいうとおあつさまは篤子さんやし、でも、おやすちゃん含め周囲の登場人物はみんなフィク...
とにかく面白い。 幸安先生は誰か実在の人やっけ? いや、たぶん違うよね。 勘平くんが奉公に行っている塾は長州関係のそれなんやろうな。 黒船に乗り込んだ云々は吉田松陰じゃなかったっけ。 それをいうとおあつさまは篤子さんやし、でも、おやすちゃん含め周囲の登場人物はみんなフィクションなんよね。 こういうの、昔の時代劇はこんな感じやったよなあ…。 せやからか、すごいなじみのある展開というか…。 おやすちゃんたちが新しい料理に挑戦していくさまも面白いし、今後の展開もめちゃくちゃ楽しみ。 この先は牛肉を食べる時代に入るよね。料理視点から時代を追っていくのってすごい楽しいね。 庶民やからかな。^^ 大女将さんの言葉もよかった。 決心することは大事やけど、その決心に意固地になったらあかんと。 そのときはそれが最上やと思って決心してるからこそ、その決心を揺るがすような衝動に出会ったときに「迷うことを避けてはいけない」って、すごいな。 おやすちゃんの言葉を否定せずに、その決心をやわらかく受け止めたうえで、おやすちゃんのこの先の人生で変わるであろう彼女の価値観のこともちゃんとわかっていて、だから、意固地になってはいけないよ、と、言うてくれる。 考え方も、誰かにかける言葉にしても、こんなふうにやわらかくいきたい。 一度決めたら最後までそれを通せとばかり言われてきた気がするから、この言葉は、すごく、目から鱗やったし、こっちのほうが難しいのではないかと思った。 いっつもわたしは迷ってばっかりやなあと思ってたけど、それでもいいんやな、と、思えた。 それにしても今回の高潮は…。 天災や疫病に遭いながらも前向きに生きていくって、それも、今の時代にすごいあった話なのかもしれん…。それはそれで、世知辛いけども…。 引き続き次巻を予約する! 完結してるんかなあ。
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この時代、自分のやりたいことを貫くのが難しいけど、時代の変わり目の少し前で、もしかしたらというところが、赤毛のアンとも通ずるものがあるのかな。 最近自然災害が多いけど、この時代の耐性は今よりも脆弱だし、予測も立ちにくいから、本当に大変だったんだろうと思う。
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優しい人たちと美味しそうな料理の描写の数々 シリーズが進むごとにこの作品が更に好きになる 「炒める」ことを思いついたおやすの天才っぷり 清兵衛とお小夜の仲睦まじいのにも癒されて思わず頬が緩む 最後の大災害は一巻の最後の地震と重なって読んでるだけで怖かった 柴田先生の書き方が丁寧で...
優しい人たちと美味しそうな料理の描写の数々 シリーズが進むごとにこの作品が更に好きになる 「炒める」ことを思いついたおやすの天才っぷり 清兵衛とお小夜の仲睦まじいのにも癒されて思わず頬が緩む 最後の大災害は一巻の最後の地震と重なって読んでるだけで怖かった 柴田先生の書き方が丁寧でいっぱい感情が揺れる
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シリーズ第4弾!本作も良かったです♪ 女料理人を目指すあんちゃんをずっとずっと応援したい。 表題のとおり、あんちゃんの真心あふれる新しい料理の数々が登場しました。 料理も美味しそうなんだけど、そこに相手を思いやるあんちゃんの気持ちが込められているのを感じて温かい気持ちになります。...
シリーズ第4弾!本作も良かったです♪ 女料理人を目指すあんちゃんをずっとずっと応援したい。 表題のとおり、あんちゃんの真心あふれる新しい料理の数々が登場しました。 料理も美味しそうなんだけど、そこに相手を思いやるあんちゃんの気持ちが込められているのを感じて温かい気持ちになります。 「特別食」のルーツもちょっと感じました。 鎖国の世から開国へと、時代の変化を感じられるのも興味深い。“変化を拒絶するもの”と“受け入れるもの”。あんちゃんは怖れながらも料理への探究心が刺激されて、きっと後者だろうなぁ。 大女将のあんちゃんへの愛情にはグッときた。 進之介様の存在感もますます出てきて「もしや…?」と勘繰ってしまう。 薬問屋「十草屋」に嫁いだお小夜ちゃんも幸せそうで良かった。 あっちもこっちも気になるよ~!! そして更に衝撃のラスト… これは早々に次巻を読まねば。
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04月-18。3.5点。 お勝手のあん、第四弾。大旦那の親類筋から預かっているおちよ、前作で紅屋の窃盗を手引きした男に惚れていた。 お腹に子供がいることが判明し。。 安定の面白さ。台風の前に避難した際、大女将から「女の幸せ」を聞いた時の対応が、ホロッとさせる。
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