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京都岡崎、月白さんとこ 迷子の子猫と雪月花 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/02/07

シリーズ2作目。 もう家族です。こんなに思い遣っているなら血のつながりなんか関係ない。 しかし茜もすみれも我慢しちゃうよね…そりゃ。

Posted byブクログ

2022/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 母も幼い時に亡くなり、そして父までも亡くなった。茜達の父親が実は名門の分家筋だった為、叔父の家に引き取られたが、母が天涯孤独だったのを気に入らない家の者達は茜達を邪険に扱う。そんな中、久我青藍と言う天才画家が茜達を引き取ってくれる。だが、人嫌いの青藍は人を寄せ付けずにいて…  茜とすみれ姉妹が不憫でしたが、持ち前の好奇心でするっと懐に入り込む妹のすみれと、しっかり者の茜と青藍の関係性が徐々に優しい色になっていく過程がじんわりと沁みました。早く大人になろうと頑張る茜が見てて切なかったです。それでも、少しずつ不器用ながらに心を開いて家族になろうとする3人と、画材屋の人たらしな陽時の月白邸での生活が良い方向へ進むのが楽しみです。

Posted byブクログ

2021/10/03

大事な人がいなくなるのって、ほんとになんて切ないんだろう。子どもたちを残していったお母さんもお父さんもたまらないだろうなぁ。 すみれも茜もめっちゃいいこ。4人共にとって、あたたかくてほっとする場所になってていいなぁと思う。

Posted byブクログ

2021/07/31

1000年の歴史を背負わないといけないプレッシャーというのは想像できないくらいすごいと思います。ただ、変わらないのが正しいのかな?東院家が今の地位に登ったのはこれまでの常識を変えるような絵を描いたからだと思うけど。それにしても、全然才能が生まれないことだっていくらでもありそうなの...

1000年の歴史を背負わないといけないプレッシャーというのは想像できないくらいすごいと思います。ただ、変わらないのが正しいのかな?東院家が今の地位に登ったのはこれまでの常識を変えるような絵を描いたからだと思うけど。それにしても、全然才能が生まれないことだっていくらでもありそうなのに、一世代に一人ずつ、ちゃんとすごい天才が生まれているのは恵まれているような。それとは別に青藍さんと茜ちゃんの関係がどうなるか、気になるけど、落ち着いているから忘れちゃうけど、彼女は高校生なんだよね。。

Posted byブクログ

2021/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作のレビューに「彼が描き出したその絵に、またどんどん色が仲間が増えていってほしいと思う」と書いたが、それが現実になってくれた2巻。 表紙にもそれが描かれている。 読み終わってから改めて表紙を見ると意味が分かるものがあって感慨深い。 性格も立場もバラバラな4人のほっこり家族物語。 すみれちゃんを甘やかす大人二人は今回も健在。 特に青藍さんは他のものにも懐かれて、表紙のように不機嫌顔。 それでも突き放さないのは、やはり彼の生来の優しさだと再認識した。 前回登場した青藍さんの絵も感嘆ものの美しさだったが、今回も本当に美しい。 舞えば降る雪が見えるという扇が特に描写も巧みだったので、本当に本当に美しくて。 それを賛辞する語彙がこちらにないために上手く伝えられずに申し訳ないが、とにかく凄い。 それに纏わるエピソードは切ないものもあるけれども。 今回登場した新キャラたちは、特に朝日さんには穏やかな日常を送ってほしいと思う。 今まで男性に対して碌な目に遭っていないので。 今の彼女の周りには心優しい人たちが大勢いてくれるから大丈夫のはずだが、本当に報われて欲しいと思う。 そして、今回は茜ちゃんが一歩踏み出す話も。 前回はすみれちゃんが乗り越える話が大きなエピソードになったと思うが、今回は甘え下手な茜ちゃんが乗り越えるお話。 この話に出てくる青藍さんの絵も素晴らしくて、エピソードと相まって本当に泣けた。 文字でそれだけ表現できるって、作者さまの筆力が凄い。 何より安心したのは、不器用で甘え下手な茜ちゃんがちゃんと「泣けた」こと。 いつもどこか一歩引いていて、自分のことは二の次で、何でも一人で抱え込んじゃう。 今回も一人で動いてしまったから、青藍さんも動く大ごとに。 でも、そのお蔭で茜ちゃんは再び父と母を取り戻せた。 妹とも寂しいと思う気持ちを共有できた。 「泣けた」ということは、それだけ感情が動いたということ。 そしてその涙を受け止めてくれる人がいてくれて、泣いていても突き放さず見守ってくれる家族がいてくれることの何と幸福なことか。 彼女が一人で泣いたのではなくて本当によかった。 その場に、彼女の父母を分かってくれる人と、今の家族がいてくれて本当によかった。 例え死に別れても、血の繋がりはなくても、家族の絆がいかに偉大で大切だということを教えてもらえた、そんな心地がした2作目だった。

Posted byブクログ