彼方の悪魔 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
見えない恐怖、男が何を考えているのかわからない恐怖。 ペストとストーカーを合わせたのは、現象がにているから…? 二つの"病"が交わる先には、想像を絶する恐怖が…とあったけれど、それほどの怖さはなく、ペストも、二人で抑えられて、周りが噂でざわざわしているくらい。 男の身勝手な行動で、自分の世界の中で生きていて話が全く通じない、千春の感情が壊れる一歩手前で事件解決。
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1991(平成3)年刊。 ホラーではないサスペンス小説。ペストと、女性キャスターを狙う変態ストーカーの犯罪との2つが絡むストーリー。 コロナ禍を経験した現在から見れば、ここでのペストには「勢い」が足りなく、犠牲者が少ないのが、パニック小説としては物足りなく感じられてしまう。...
1991(平成3)年刊。 ホラーではないサスペンス小説。ペストと、女性キャスターを狙う変態ストーカーの犯罪との2つが絡むストーリー。 コロナ禍を経験した現在から見れば、ここでのペストには「勢い」が足りなく、犠牲者が少ないのが、パニック小説としては物足りなく感じられてしまう。 一方ストーカーの変態心理については、ステレオタイプな理解しか語られず凡庸な感じがする。 例の淡々とした特徴の無い文体で語られていくのは良いが、時として地の文で特定の世界観・人間観が織り込まれてくると、その浅さが気になってしまう。 とはいえ、面白い小説ではあって、水準には達していると思う。ちゃんと伏線が回収されていて、巧みに書かれている。出来は悪くない。
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購入済み 2022.10.12.旅行先にて読了。 1991年発表の作品。 多少の古さはあるが、内容に差して問題なく。 ペストの恐ろしさ。 公人となることの恐ろしさ。 インスタグラムやYouTubeでプライバシーを公表することは本当に恐ろしいこと。 軽々に考えてはいけない。
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アメリカでの語学留学を終えた男性が、飼っていたペットのリスの死骸を日本に持ち込み、自宅の庭に埋葬したことから恐ろしい感染病が発症します。 他方、TVの女性ニュースキャスタに心を奪われ、一方的にその女性との関係を築こうとする心の病を持った男性が引き起こす誘拐事件。 この二つの事象が...
アメリカでの語学留学を終えた男性が、飼っていたペットのリスの死骸を日本に持ち込み、自宅の庭に埋葬したことから恐ろしい感染病が発症します。 他方、TVの女性ニュースキャスタに心を奪われ、一方的にその女性との関係を築こうとする心の病を持った男性が引き起こす誘拐事件。 この二つの事象が絡み合ってストーリーが進みます。 小池女史は女性心理を描きながら展開する作風が多いと思うのですが、この一冊は、キャスターの夫、警察の刑事、TV局のプロデューサーなど、男性達の心理描写が中心でストーリーが展開していきます。 さて、恐ろしい「悪魔」の存在と結果は⋯⋯。
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これはドラマ化したらおもしろそう。 健一がアメリカから持ち帰って埋めたリスの死骸を、飼い猫が見てた時点で、なんとなく展開が読めたところもあったけど。 ペストが、見えない恐怖としてもっと広がっていくのかと思ったが、意外と簡単に落ち着いてしまった感じ。
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語学留学先のサンフランシスコからリスの死体を持ち帰った健一は、日本では何十年も報告のなかったペストに感染した。 一方、近所に住む明と千春の夫婦は、千春のキャスターとしての成功をきっかけにギスギスし始めた夫婦関係に悩んでいた。 二つの家庭と、軍治という潔癖なセントポーリアを愛好する...
語学留学先のサンフランシスコからリスの死体を持ち帰った健一は、日本では何十年も報告のなかったペストに感染した。 一方、近所に住む明と千春の夫婦は、千春のキャスターとしての成功をきっかけにギスギスし始めた夫婦関係に悩んでいた。 二つの家庭と、軍治という潔癖なセントポーリアを愛好する独身の男。 彼らが一体どのように繋がっていくのか、冒頭から一気に物語に引き込まれた。 明らかに異常な軍治はともかく、被害者である明ですら、同情しきれない、こちらを嫌な気持ちにさせる男だ。 おかげでいい意味で登場人物に感情を揺さぶられることなく、物語の展開に集中できた。
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