ブレイクニュース の商品レビュー

薬丸岳(著者)

2021/09/28

久しぶりの著者の作品。
両成敗な話が読んでてスカッとする！
今の時代の問題を取り上げている作品だと思う。
ネットでの心ない誹謗中傷がなくならない事や、声をあげたくてもあげられない事って本当にある。
沢山の人にこの本を読んでもらいたい！

2021/09/28

正体不明の女性が動画配信でニュースをネットに流している。大きな事件と言うよりは世間で問題視されている話題や個人的に心に引っかかった事をネット配信し、真実を問う。ほぼ一人で危険な目に遭う可能性や誹謗中傷される事もある中、彼女は一体どんな目的があってネットに独自のニュースを配信し続けているのか、、、。彼女の強い意志とその先に見るゴールが心に刺さりました。

2021/09/19

過去作『Aではない君と』が印象的で、新聞でも紹介されていたから読んでみた本。

連載ものだからか、最初は「ん？こんな感じで終わるのか？」と思っていたが、一応後半には展開が動いた。

扱っている話題は重いけれど、１話完結がいくつか続く形なので、『Aでは〜』よりさくさく読める。

2021/09/18

「ブレイクニュース」という野依美鈴という２９歳の女性ユーチューバーの活躍する連作短編集です。
短編が続いていって一つの長編小説にもなっています。

野依美鈴はいつもパンツスーツ姿でブラウスのボタンを上から二つ目まで開けているのがトレードマークの活動的な女性に見えますが、最後まで読むと美鈴の意外な過去が現れて驚きました。

ブレイクニュースは再生回数が非常に多いユーチューブチャンネルです。
美鈴は言います。
「世の中のほとんどの人はわたしを嫌うでしょう。おそらく99.99パーセントの人が。でも0.01パーセントの人は私を認めわたしの味方になってくれるかもしれない。一億人がわたしのことを知れば一万人が味方です」

扱われる問題は「幼児虐待」「8050問題」「虚偽告訴罪」「パパ活」「ヘイトスピーチ」「SNS上によるネットリンチ」「医療過誤」など。

「パパ活」「ヘイトスピーチ」などの言葉は恥ずかしながらこの小説で初めて知りました。
「ヘイトスピーチ」の章がすごく社会性を感じられる内容で読みごたえがありました。
美鈴の取材によって解決した問題も多く、読まされました。

2021/09/17

キャッチーに時代を切り取ると言う入りから、現代の世の中のメディアの在り方とその変容、影響力と信頼と、時代の流れをみせてくれている中、最後の根源については、いつの時代にもあるであろう、権力と隠ぺいと言う悪しき大きな力と腐敗であると言うのも、それも時代を描いた結果なのかもしれないと感じられる展開でした。

2021/09/17

面白かった。
最後まで描き切らないのもいいんだけど、美鈴の闘いの最終結末まで読みたかった。
#わたしはブレイクニュースを支持します

2021/09/17

ネット動画投稿する美女野依美鈴　シャツぼボタンを二つ外し　胸のワレメとブラが見えそう
YOUTUBEの再生数は1000万
週刊記者が上からの圧力で止められた案件の代わりに上司から取材対象としてブレイクニュース
素人が裏も取らずに投稿
虐待の疑いのシングルマザー
野依美鈴にメッセしたのは小学生の兄

婦女暴行不起訴の男　バイトクビ
女の狂言だったが実は復讐
親友が男に強姦され自殺

ラブホで自殺した女教師　奨学金借金が返せず
パパ活の開業医オヤジをネットにさらす
パパ活女子大生が実名登場して炎上
女子大生はブレイクニュースに1回10万円で取材に協力　カメラマンは元引きこもり
50代の引きこもり取材は高齢両親からの依頼
ヘイストスピーチのリーダーは中国人
韓国人バイトの悪口をあげクビにさせる

医師がパワハラで自殺　病院院長は総理妻の兄
週刊誌は圧力で記事にできない
病院5年前にも医師が自殺　医療ミス隠蔽で悩む

野依美鈴はその医師の恋人で看護師
本名は皆川泰子　事実を公表するが潰される
整形して銀座で働く　週刊誌社長と知り合う
取材ノウハウを習いブレイクニュース開始

医療ミス隠蔽はYOUTUBEでも止められる
SNSでライブ投稿　池袋の公園でスタート
予定時刻にきたのは男が二人
週刊記者が行くと30人
警官が許可無を理由に連行する
週刊誌記者が連行理由を警官に問う
ヤジが大きくなり警官は退散

2021/09/15

SNSがこの世に生を受けて成長期の今、その使用法、利用の仕方が問われている。

誰もが気軽に利用できるからこそ方法が間違ってしまうと恐ろしい結果を招いてしまう。

しかし、重大な案件をどこからも相手にされなかった一般人がSNSを使って広く世の中に問題提起をするためには、うまく使えば武器になる。

美鈴さん、本来の自分とは別の人間として振る舞わなければできなかったこと、よくやり遂げていたと思う。

死ぬ気で闘わなければならないこと。

自分はそんなことが起こらずに平穏に過ごしていければいいと思う凡人だが、主人公の思いには共感する。

2021/09/10

　弱者がより弱者を叩き、憂さ晴らしをするＳＮＳの構造。客観的で冷静な言葉よりも、過激なフェイクニュースのほうが拡散する現実を逆手にとって進む美鈴の姿が凜々しくも哀しい。
　不公正を正すよりも、勝ち馬に乗りたい人が多い現実を変えることは絶望的なのか。勝ち馬に乗れる人は限られている。公正で、失敗してもやり直せる社会のほうが、多くの人にとってよほど生きやすいと思うのだが。

2021/09/05

★3.0
なんともチープな、中身薄い話。

1虐待してたんかい

2引きこもりの話、なかみうすい

3襲ったやつ冤罪かと思ったら、逆に過去にレイプして嫌疑不十分とは

4パパ活、闇深い

5外国人とばっちり

6有名人の個人情報晒し、こんなアホいるか？いまどき

7主人公の真の目的は医療ミスを起こした医者の恋人が、それを病院ぐるみで隠蔽されたことで、鬱になり自殺したこと、その医療ミスで亡くなった女性がいたことを告発することだった。

そのために、YouTubeでニュースを発信していたと。