海を見た日 の商品レビュー
里親のもとで暮らす血のつながらない3姉弟妹 ナヴェイア、ヴィク、マーラ。 新しくアスペルガーの男の子クエンティンが 仲間入りしたが、なかなか打ち解けようとしない。 彼が入院している母親に 会いたいのだと知ったヴィクは こっそり家を抜け出して連れて行こうとする。 ところがマーラも後...
里親のもとで暮らす血のつながらない3姉弟妹 ナヴェイア、ヴィク、マーラ。 新しくアスペルガーの男の子クエンティンが 仲間入りしたが、なかなか打ち解けようとしない。 彼が入院している母親に 会いたいのだと知ったヴィクは こっそり家を抜け出して連れて行こうとする。 ところがマーラも後をついてきてしまい 3人を探してナヴェイアも行動を起こす。 章ごとに以外の視点が変わるので ほぼ口をきかないクエンティンや 無鉄砲なヴィクが 実は何を考えていたかもわかる。 ナヴェイアが、もう老成した子でねぇ。 転々と預けられ先を渡り歩いてきたせいで 大人の前で「いい子」を演じるのが習い性。 問題ごとばかり起こすヴィクに対して (この子はADHDの薬を常用している) 自分が解決しなきゃ、また追い出されると ギューってなっている。 でも、決して嫌いなわけではなく 本当の弟や妹のように大切だとも感じていて その気持ちの揺れにこちらも同調してしまうわ。 いろいろなことがあるけど 最後はハッピーエンドなので良かった!
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色々な事情で里子になった四人の1日の冒険。 大変なこともあったけど、ハッピーエンドでよかった。 作者のあとがきが本題で、ロサンゼルスの里子事情の深刻さが書かれていた。日本ではあまり普及していないし、自分がもし里子を引き受けるかという話になったら躊躇うと思うので、本編の小説を美談で...
色々な事情で里子になった四人の1日の冒険。 大変なこともあったけど、ハッピーエンドでよかった。 作者のあとがきが本題で、ロサンゼルスの里子事情の深刻さが書かれていた。日本ではあまり普及していないし、自分がもし里子を引き受けるかという話になったら躊躇うと思うので、本編の小説を美談で終わらせてはいけないんだろうなと思った。 知ることが大切という点で、本書はその役目を十分果たしてくれると思う。
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アメリカの里子の話。 4人の里子にADHDとアスペルガーの子がいるという設定。 里子ってだけでも大変なのになあ、 障害まであるんだ・・・ 楽しいこと、楽しむこと、 理解しようとすること、 愛すること、 そうすればちゃんと通じるんだね。
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里親の元で暮らす3人の子どもたち。ヤングケアラー、ADHD、移民、言葉の壁、大切な人を喪った悲しみ、育児放棄。様々な問題が溢れる家に新たに来たのはアスペルガー症候群の少年。「ママに会いたい」その言葉に応えるため、冒険が始まる。 バラバラだった「家族」が冒険を通して繋がり合う。 妄...
里親の元で暮らす3人の子どもたち。ヤングケアラー、ADHD、移民、言葉の壁、大切な人を喪った悲しみ、育児放棄。様々な問題が溢れる家に新たに来たのはアスペルガー症候群の少年。「ママに会いたい」その言葉に応えるため、冒険が始まる。 バラバラだった「家族」が冒険を通して繋がり合う。 妄想に逃避したり感情を殺すような日々から抜け、楽しいことを体験し笑い合うことで心に余裕が生まれる。そのことで相手を想うこと知ろうとすることができ、自分を縛るものを解く一歩となる。 あらゆる子どもたちに必要なものが提示されていると思った。
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課題図書と言うことで読みました。 子ども好きだった夫に子どもを産んであげられなかったから始めた養母。夫を亡くしてからも養母を続けているが夫に先立たれた悲しみから立ち直れずにネグレストぎみのミセス・K 下の子たちの面倒を見ながら、医学部に入り医師になって自立することを夢見て、里親...
課題図書と言うことで読みました。 子ども好きだった夫に子どもを産んであげられなかったから始めた養母。夫を亡くしてからも養母を続けているが夫に先立たれた悲しみから立ち直れずにネグレストぎみのミセス・K 下の子たちの面倒を見ながら、医学部に入り医師になって自立することを夢見て、里親の家から追い出されないように遊ぶこともやりたいことも全てを我慢しているナヴェイア 自分が凄腕のスパイだと空想することで家族から見捨てられた現実を忘れたいADHDのヴィク 英語が話せず無口なマーラ 母親に会いたくて、家出をするアスペルガーのクエンティン バラバラだった5人が1日の冒険をきっかけに、助けられ救われたお話。 とても読みやすくで良かったです。
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孤児、知的障害、不法移民など、さまざまな事情を抱え、里親の家で暮らす4人の子供たち。新入りの子を母親に合わせるため、無断で家を出る。地図の見方も電車の乗り方もわからない(理解できない)子供だけのある種の冒険。怪しい大人に声をかけられたり、猛犬に襲われそうになったり、あと少しという...
孤児、知的障害、不法移民など、さまざまな事情を抱え、里親の家で暮らす4人の子供たち。新入りの子を母親に合わせるため、無断で家を出る。地図の見方も電車の乗り方もわからない(理解できない)子供だけのある種の冒険。怪しい大人に声をかけられたり、猛犬に襲われそうになったり、あと少しというところで交通事故に遭ったり、薬を飲み忘れて発作を起こしたりする。担ぎ込まれた病院も抜け出し、海を見に行き、生まれて初めて自由に遊ぶ。これでハッピーエンドと思ったが、、。状況が多少マシになったかもしれないが、最終的にはなんの解決にもなっていない。これがアメリカの児童養護の現状とばかりに、リアルな描写。ただ、一読者として救われるのは、子供達が自力で何かを掴んだように見えること。良い一冊。
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アメリカでたくましく生き抜く4人の孤児のストーリーを体験させてもらった本。 血は繋がってないし、お互いの理解なんて全くできていないけど、最終的には見えない絆で結ばれる。もちろんそんな綺麗な話ではないけど、登場人物(マーラ以外)の頭の中がそれぞれむき出しに書かれ、全員の気持ちに共感...
アメリカでたくましく生き抜く4人の孤児のストーリーを体験させてもらった本。 血は繋がってないし、お互いの理解なんて全くできていないけど、最終的には見えない絆で結ばれる。もちろんそんな綺麗な話ではないけど、登場人物(マーラ以外)の頭の中がそれぞれむき出しに書かれ、全員の気持ちに共感しやすい。 身の回りに彼らと同じ環境で育った子がいなかったけど、日本にも少なからずいるのだろう。ホッとする、心理的安全性の高いhomeを持たない人たちもいる。家族とは何か、について考えさせられた。
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「これからの時代、家族とはどう定義すればいいのか? その問いに対するストレートな回答がこの物語です。」とあった。 育った環境も違う、自閉症やADHD、言語の違いなど問題も抱えている4人の里子と、育児放棄をしている里親。そんな5人が家族になっていく過程が描かれている。 家族ってなん...
「これからの時代、家族とはどう定義すればいいのか? その問いに対するストレートな回答がこの物語です。」とあった。 育った環境も違う、自閉症やADHD、言語の違いなど問題も抱えている4人の里子と、育児放棄をしている里親。そんな5人が家族になっていく過程が描かれている。 家族ってなんだろうを考えさせられる。 血縁関係にありながら心の繋がりがない家族がいかに多いいか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これが中学生の課題図書…。 掘り下げ甲斐のあるテーマであることは間違いないがハードル高い。 ナヴェイアたちの立たされている場所、そのメンタルを理解できる中学生が日本にどれくらいいるんでしょう…。自身の経験との擦り合わせよりは、調べて論じて考える過程を盛り込むべきなのか。課題図書としては、あとがきのありがたさが際立つ1冊。 原題が「The Echo Park Castaways エコーパークの漂流者たち」 訳題は原題と本質が変わってくる気もしますが、読み終わってみるとイイ訳題だと思います。「海を見た日」から「Castaways」は本当の家族になったんですよね。 登場人物が魅力的です。 血のつながらない妹や弟たちの面倒を見る毎日の中で、具体的な理由のない涙が溢れそうになると、頭の中で理想の部屋を構築する。いつの日か医者になって誰にも奪われないその家を現実のものにする。 強すぎるぞナヴェイア。クエンティン評は「のっぽの女の子」。 THE・多動のヴィク。 クエンティン評は「うるさい男の子」。 かなりぶっ飛んでいるんですが、ほんとうは誰よりも優しいヴィク。 ちょいちょい出てくるナヴェイアを守らなきゃって思う責任感とか、クエンティンへの共感で泣いちゃうところとか、大体の場合言動はその想いについてこれていないんですが彼は間違いなく素敵ボーイ。 ほぼパジャマ姿で可愛らしさを全方位に振り撒いているマーラ。 ラテンアメリカ系で英語は喋らず、スペイン語でたまに呟く。クエンティン評は「静かな女の子」。 マーラ視点の章が存在せず、他の子に比べると具体的なバックグラウンドが見えません。 でも幼いながら、びっくりするほど大きな目には悲しみをたたえているとナヴェイアに描写されるくらい、平坦ではない道のりを経てここまで辿り着いていることは察することができます。 そして、この物語のキーマン、クエンティン。 アスペルガー。母を求めて三千里。勝手にあだ名コンテスト大賞は「くちピンク」。 外界とあまり接していなかったことが母親恋しさとこだわりの強さに拍車をかけている。 彼のR2D2が最高の役回りをしていたので、この本のPOPには海の底のR2D2時計のイラストを描きました。 成長した彼と素敵な家族をお母さんに見せてあげたい。 同じ観覧車から同じ海を見たって、あの素晴らしい夕暮れのビーチで同じように語り合ったって、ぬるま湯でのんべんだらりと生きている自分の目には、彼らと同じ景色は多分映りません。 でも、ナヴェイアに「きっと世界は、そんなにひどいところじゃない」と思わせたあの海の景色を、どんな読者にも追体験させてくれるのが、本というもののすごいところだなあと改めて思いました。
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夫を亡くした里親と一緒に住む、ティーンエイジャーのナヴィア。同じく里子の男の子2人、女の子1人のために、母親の様に家事をこなす。 頁が進むにつれ、4人が本当の家族になってくる。 初めは名前が混乱して話がよくわからないのは、海外文学あるある。そこを通過すると、それぞれの個性がハッ...
夫を亡くした里親と一緒に住む、ティーンエイジャーのナヴィア。同じく里子の男の子2人、女の子1人のために、母親の様に家事をこなす。 頁が進むにつれ、4人が本当の家族になってくる。 初めは名前が混乱して話がよくわからないのは、海外文学あるある。そこを通過すると、それぞれの個性がハッキリしてくる。 現代的なストーリー。 鈴木出版の児童文学にはいつも心を持ってゆかれる。 #中高生
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