不安の哲学 の商品レビュー
不安をテーマにしているが、「今ここを生きる」、「あることで貢献している」など、本書も、他の岸見氏の著作に通底している要素は随所に散りばめられている。
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パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、...
パンデミックや災害などによる不安が社会全体を覆う今、アドラー心理学の第一人者で孤高の哲学者である著者が不安の正体を問い直したものです。社会の不安のみならず、今この瞬間も多くの人が抱えている対人関係や仕事、病、死への不安を取り上げ、その原因と脱却への道を模索しました。キルケゴール、アドラー、三木清などの思想を手がかりに、不安に囚われず前を向く道を示します。第一章 不安の正体 第二章 パンデミックと不安 第三章 対人関係の不安 第四章 仕事の不安 第五章 病気の不安 第六章 老いの不安 第七章 死の不安 第八章 どうすれば不安から脱却できるか
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不安とは何か?という問いに対して論理的に解説がされており、ロジカルに理解をすることができた。感情を論理的に捉えることの大切さを学んだ。 ただ、内容的にはそこまで面白くはなかった…
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嫌われる勇気を読んだので、こちらも読んでみました。 仕事や病気、死についてなどから来る不安に対してどう対処するかをアドラー視点で語っています。 引用が多く少し読みづらかったですが、名言的なものも多く助かる一文もありました。 もう少しわかりやすく書かれていると読みやすくストレスなく...
嫌われる勇気を読んだので、こちらも読んでみました。 仕事や病気、死についてなどから来る不安に対してどう対処するかをアドラー視点で語っています。 引用が多く少し読みづらかったですが、名言的なものも多く助かる一文もありました。 もう少しわかりやすく書かれていると読みやすくストレスなく読めると思いました。
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書店の新書コーナーで手を取り購入。依然として不安が付き纏う現状からの脱却を期待して読んでみた。しかし、書いていることは至って当たり前のことで読みがいが無かった。 P40 「不安は仕事ができない原因ではなく、仕事をしないという目的のために使われる理由だからです。」 P67 「こ...
書店の新書コーナーで手を取り購入。依然として不安が付き纏う現状からの脱却を期待して読んでみた。しかし、書いていることは至って当たり前のことで読みがいが無かった。 P40 「不安は仕事ができない原因ではなく、仕事をしないという目的のために使われる理由だからです。」 P67 「こんなふうに過去にとらわれて、あの時の経験が今の関係が良くないことの原因だと考えたら、どんなに努力しても良くないと考えて、今の関係を改善する努力をしなくなるかもしれませんし、そのように考える事は、先にも見たように今の関係が良くないことの責任を過去の経験に転嫁することです。そもそも、2人の関係なのに、1人の過去の経験が2人の今の関係がうまくいかないことの原因であると考えるのはおかしいでしょう。」 103「私が住んでいるマンションで騒音問題が起きたことがあります。早朝、深夜と壁を叩くような大きな音がするので苦情が寄せられていると言う管理組合名のチラシが、ポストに投函されていました。すべての住人に音を出しているのは自分かもしれないと思わせたいのです。孫を声に出す人がいるとは思いませんが、知らない間に大きな音を立てているかもしれないと不安になります。かくて、大きな音を立てないようにしようと気をつけるようになるので、マンションの静寂は保たれることになるでしょうが、大きな音を出すと通報されるかもしれないと言う不安や恐れを持たせると言うやり方を私は好ましいとは思いません。 198ページ「ヨーロッパには芸術は長く人生は短しと言う諺があります。このことわざの意味は二通りに解釈されます。1つは、芸術や技術を極める事は人の短い一生で難しいと言うことです。もう一つの、おそらくはより一般的な解釈は、作った人が亡くなっても、その人が作り出した作品は長く残ると言う意味です。」 215ページ 感情的な、あるいは気分的な怒りを三木 否定しますが、不正に対する怒りや、人間の尊厳を侵害されたときの怒りは否定していません。このような怒りは「私憤」ではなく「公憤」です。
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嫉妬心を無くすためには自信を持て。自分が物を作ることによってのみ自信は生じる。 物を作るとは、人間は環境を形成すること。環境を形成するとは、環境に働きかけること。 環境とは社会、対人関係も環境。 生きていることでそのまま他者に貢献できている。他者に与えられるだけでなく、与えるこ...
嫉妬心を無くすためには自信を持て。自分が物を作ることによってのみ自信は生じる。 物を作るとは、人間は環境を形成すること。環境を形成するとは、環境に働きかけること。 環境とは社会、対人関係も環境。 生きていることでそのまま他者に貢献できている。他者に与えられるだけでなく、与えること、貢献することが生きることの目標。この目標を見据えている限り、先の人生が不確実であっても人生で迷うことはない。
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著者は嫌われる勇気で高名な岸見一郎先生です。一般層向けの嫌われる勇気よりも引用が多かったり、やや言葉遣いが難しい印象はありました。思想そのものは考えさせられる内容で、特に人生におけるエネルゲイアや深淵についてなど、参考になる記述も多く読んで良かったと思います。 ただ、パンデミック...
著者は嫌われる勇気で高名な岸見一郎先生です。一般層向けの嫌われる勇気よりも引用が多かったり、やや言葉遣いが難しい印象はありました。思想そのものは考えさせられる内容で、特に人生におけるエネルゲイアや深淵についてなど、参考になる記述も多く読んで良かったと思います。 ただ、パンデミックの章についてはページ数も少ないですし、個人的にはあまり参考になることはなく、後付けというか蛇足感がありました。
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