悲しみの夜にカピバラが教えてくれた大切なこと の商品レビュー
表紙からは想像できない展開で、ギャップがありなかなか面白かったです。ほんわかだけでなく、人間のクロい面が描かれているのを読むのもたまにはいいなと思いました。 内容的にも、行間が多いという視覚的にも、とても読みやすかったです。 主人公の譲二のまっすぐな生き方がとても胸に打たれました...
表紙からは想像できない展開で、ギャップがありなかなか面白かったです。ほんわかだけでなく、人間のクロい面が描かれているのを読むのもたまにはいいなと思いました。 内容的にも、行間が多いという視覚的にも、とても読みやすかったです。 主人公の譲二のまっすぐな生き方がとても胸に打たれました。頭の賢い人も尊敬するが、譲二のようにまっすぐな生き方をしている人の方が魅力的だなと改めて感じました。 個人的には、譲二の生い立ちを細かく知りたかったです。
Posted by
最初は童話的なお話にちょっと舐めてかかっていたけれど、カピバラさんの優しさや、登場人物の繋がり、そらぞれの辛さ、でも助けられて優しさを知るところに随所にほろっとさせられた。
Posted by
想像以上に内容が黒くて驚いた。 没入感に欠ける部分はあったが、加比原譲二の純粋で誠実な性格には心を洗われた。 覚えておきたい名言もたくさんあり、呼んで良かったと思う。
Posted by
カッピーを中心とした、ほのぼの人情物かと思いきや、サスペンスとなっていった。展開が強引で、殺人(言い換えれば人の命)を軽く扱い過ぎてはいないか。
Posted by
たまたま見つけて手に取った本。 知的障害のある男性が、小学校の用務員をしながら、二人の小学生を救う話、かな。 若干狙いすぎな感じもして、そこまで入り込めず。 全体的には優しい物語。カッピーがすべてに寛容なので、こんな人が側にいたら自分にも他人にも優しくなれそう。 後半から、ヤ...
たまたま見つけて手に取った本。 知的障害のある男性が、小学校の用務員をしながら、二人の小学生を救う話、かな。 若干狙いすぎな感じもして、そこまで入り込めず。 全体的には優しい物語。カッピーがすべてに寛容なので、こんな人が側にいたら自分にも他人にも優しくなれそう。 後半から、ヤクザとかDVとか保険金殺人とか、やたら物騒になって、でものほほんと立ち向かうカッピー。カッピーとマッチのコンビがいい感じ。 でも、稀代の殺人鬼もひどい境遇で育って可哀想だから仕方ない、みたいな雰囲気は、ちょっといやだな。 カピバラの挿画がきれい。
Posted by
テレビマンが書く小説ってすぐわかるよね。雰囲気で。 キャラクターや話の構成がテレビ的すぎて個人的に当たり外れが激しいパターン。 1章読んだ時点ではちょっと辞めようかなと思ったんだけど、せっかくだしと最後まで読んでみた。ハードボイルドなミステリーになってきた後半は、面白くて一気読み...
テレビマンが書く小説ってすぐわかるよね。雰囲気で。 キャラクターや話の構成がテレビ的すぎて個人的に当たり外れが激しいパターン。 1章読んだ時点ではちょっと辞めようかなと思ったんだけど、せっかくだしと最後まで読んでみた。ハードボイルドなミステリーになってきた後半は、面白くて一気読み。はぁ、子どもが不幸にならなくてよかった。 主人公よりマッチのほうが好きかな。キャラとして深掘りもされてるし。 カピバラさんのキャラがいまいちリアリティがないように感じられて、どう捉えていいかよくわからなかった。障害がある人の純粋さ、の上澄みだけというか。(リアリティある映画とかドラマとか好んで見ているからそれと比べると) カピバラの特性を色々知れて勉強になる。
Posted by
私もかぴばらさんとお友達になりたい。前半のホッコリした内容から後半ハードボイルドになっていく感じが面白かった。
Posted by
最初この本を手に取ったときの想像を超えて、良かった。 主語がそれぞれ変わるたびに、同じことの見え方が変わってくる。人にはその行動足らしめる背景があり、事情があり、それが丁寧に紐解かれてていく。 カッピーの言葉に混じりのない真実を見、校長先生の暖かい言葉に、大人でもこういう生き方で...
最初この本を手に取ったときの想像を超えて、良かった。 主語がそれぞれ変わるたびに、同じことの見え方が変わってくる。人にはその行動足らしめる背景があり、事情があり、それが丁寧に紐解かれてていく。 カッピーの言葉に混じりのない真実を見、校長先生の暖かい言葉に、大人でもこういう生き方でいいんだと癒される。 心に響いた言葉↓ 人の心の中は、誰ものぞくことができない。 生きていても、死んでいても、それは同じ。 だからこそ、信じる思いが大切。 だからこそ、伝える言葉が大切。 目に見えないものを信じあうため、想いを言葉にして、わたしたちは生きている。 そして、ずっと見えなかったものが、あとになって見えてくることもある。 ずっとあとになって、本当に大切なものが何か気づくこともある。 人の言葉が人を支え、 人の優しさが人を生かし、 人の祈りが人の心を動かす。
Posted by
以前から気になっていた作品 小学校の用務員をしている カッピーこと加比原譲二さんを中心とした カッピーの周りの人達のそれぞれの事情を深追いしながら 物語は進んでいきます。 カッピーはどんな事情がある人でも どんな人にも優しいし、皆に平等です。 後半は内容が濃いというか かなり衝...
以前から気になっていた作品 小学校の用務員をしている カッピーこと加比原譲二さんを中心とした カッピーの周りの人達のそれぞれの事情を深追いしながら 物語は進んでいきます。 カッピーはどんな事情がある人でも どんな人にも優しいし、皆に平等です。 後半は内容が濃いというか かなり衝撃的な内容で 読んでいて辛い場面もありましたが カッピーのどんな状況でも 人に優しく出来るところや そのカッピーを 優しく見守る校長先生の存在に ほっこりしました。
Posted by
感想 作者がアルパカではなく、カピバラを選択した理由にハッとした。カッピーへの態度が年齢、立場によって変わるのは当たり前だが少し物悲しい。
Posted by
- 1
- 2