ヘイトをとめるレッスン の商品レビュー
韓国の本なので韓国の例が詳しく載っている。 男尊女卑だとか同性愛に対する不寛容なところとか日本も韓国も似ているけど、韓国独自の単語がいろいろあってなんて単語だよと思いつつ興味深い。 味噌女、概念女、キムチ女、韓男虫、ママ虫、キム女史など。 人々の内面にある偏見(表に出てきてな...
韓国の本なので韓国の例が詳しく載っている。 男尊女卑だとか同性愛に対する不寛容なところとか日本も韓国も似ているけど、韓国独自の単語がいろいろあってなんて単語だよと思いつつ興味深い。 味噌女、概念女、キムチ女、韓男虫、ママ虫、キム女史など。 人々の内面にある偏見(表に出てきてない)が言葉となり発露されヘイト表現となる。それが差別に繋がり、差別が暴力や犯罪になる。どの段階で規制すればいいのか?暴力や犯罪は刑罰で罰することができるけど、ヘイト表現は意見主張なだけっていう見方もできるし、何より表現を規制することは言論の自由と対立するところが難しい。 ヘイトが拡散される要因のひとつに「社会経済的危機」っていう部分が昨今の現状すぎてまさにな〜と思いながら読んだ。 貧困、不平等、失業とかの政治的な失敗、災害とかパンデミック、戦争による不安。 そういったものに直面してる我々は自分の安心安全に執着するあまりマイノリティに憎悪が向きやすい。そして一部の悪い人たち(政治家とか)はわざとマイノリティをスケープゴートととして利用しヘイトを生む。最悪じゃん。今まさに見てる世界じゃん。 あと明らかな罵倒や扇動的発言は「悪」って分かりやすいけど、冷静に知的なふりした発言とか善良なふりした発言がいちばん手に負えない気がした。 「同性婚により少子化が進み国が崩壊する」とか。 「同性愛に反対しませんよ。私の目の届かないところでやってくれてば」とか。 何がヘイトになってどれを規制すべきなのかその方法は?とかいろいろあるけど私が個人レベルでやらなきゃいけないのは「連帯の実践」だと思った。
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今こそたくさん読まれて欲しい本。著者は元々表現の自由を大事にしたいという立場の人だけど、研究を進めれば進めるほどヘイト表現に対する規制が必要と感じるようになったという経緯が重い。
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ヘイト規制と表現の自由……という問題について、実際の規制法と運用(各国の例)、ヘイト表現と差別の実態……など、豊富な事例を引用しつつ、理論的な整理が行われています。混乱しがち……(わざと混乱させてるのかも?)な論点を丁寧に整理してあるのでわかりやすく、勉強になりました。これから「...
ヘイト規制と表現の自由……という問題について、実際の規制法と運用(各国の例)、ヘイト表現と差別の実態……など、豊富な事例を引用しつつ、理論的な整理が行われています。混乱しがち……(わざと混乱させてるのかも?)な論点を丁寧に整理してあるのでわかりやすく、勉強になりました。これから「差別者もカウンターもどっちもどっち」的な頓珍漢を言い出す人には「まずこれを読んでから話しましょう」と言える本です。
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