女が死ぬ の商品レビュー
面白かった 解説求む!ってとこ多かったけど自分なりに考えてあだ名を使って読む感覚が新鮮で文学の醍醐味を味わった。 女が死ぬというタイトルに惹かれて購入したけど他にもあなたの好きな少女が嫌いとか、男らしさってやつが好きだった。ああほんとそうだよなぁって思いながら、もっと自由に生きよ...
面白かった 解説求む!ってとこ多かったけど自分なりに考えてあだ名を使って読む感覚が新鮮で文学の醍醐味を味わった。 女が死ぬというタイトルに惹かれて購入したけど他にもあなたの好きな少女が嫌いとか、男らしさってやつが好きだった。ああほんとそうだよなぁって思いながら、もっと自由に生きようと思った。
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文庫本の帯で紹介されていた「あなたの好きな少女が嫌い」の文章がカッコよかったので読んでみました。 「あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、儚げだ。」 うん,確かにあなたの嫌いな少女が好きです。 捉え方が少し類型的な気がするけど、シニカルな視点が魅力の掌...
文庫本の帯で紹介されていた「あなたの好きな少女が嫌い」の文章がカッコよかったので読んでみました。 「あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、儚げだ。」 うん,確かにあなたの嫌いな少女が好きです。 捉え方が少し類型的な気がするけど、シニカルな視点が魅力の掌編集です。 巻末に収録された、著者本人による全53話のひと言解説と照らし合わせながら読むとより面白いです。 いろんな視点をお持ちのようですが、ジェンダー以外の作品は切れ味が劣る事が多い気がするのが残念。 ざっと他の人の感想を見て、誰も褒めてないけど「TOSHIBAメロウ20形18ワット」にいちばん共感しました。僕にも囁いて欲しい。こういう事ってよくあります。
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後ろの著者ひと言解説を読みながら 読みすすめると読みやすいかも… 最後の3分の1が面白いが 中盤は良くわからず胸糞悪くなる 言葉遊びをしているような感覚 若い時代と悲しみがお気に入りです。
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英米文学の翻訳家でもある松田青子さんの、奇想×フェミニズムショートショート集。 いちばん好きなのは帯裏にも引用されている『あなたの好きな少女が嫌い』かな、読みながら自分が少女だった頃を思いだしてムカムカしてきた。そういえば、華奢で守ってあげたくなるような体型の少女にとてもなりたかった。そうなれれば愛されるのに、とか思ってたな。子供のころスイミングで鍛えた割と厚い胸板を恥ずかしく思っていたっけ。老け顔なので、中年のコスプレにしかみえないセーラー服姿に絶望して恋愛を諦めたり、若かったとはいえあほらしい。でも、いじらしい。少女だった自分にそう思わせた「何か」を、ほぼ憎んでいる。あほだったので抗えなかったのだ。 少年にも違う「何か」があったのだろうけれど。お互い、吹き飛ばせたらいいよね、そんなもの。 松田青子さんの「怒り」と、リンクできたら、それはそれは得難い読書体験になると思う。 リンクできなくても、いちいち発想が面白いので、ショートショート好きには一読の価値あるかと。 ❇リンク、というより、ただ単に触発されただけ、といったほうがいいかもしれません。 訳わからないこと書いていたらすみません。
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短編のオムニバス 女が死ぬってタイトルの短編が一番良かった。全体を通して面白かった。 世の中のフェミ的にあれ?ってどうなの?モヤァっとするものを痛快に切っていってくれたように思う そして猫は正義なのです
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確かに黒波以外の綾波ってこうだ…という第一話から心を掴まれました。自由な短編集、どれも面白かったです。 猫を讃える2篇や、「バードストライク!」みたいになにこれフフッ…となるのも好き。 「武器庫に眠るきみに」はいつ読んでも怖いと思いますが今読むととても怖い。 ベティ・デイヴィスさん検索しました。AKIRAのキヨコ演じさせたかった気持ちもなんとなくわかりました。 松田青子さん読みたいと思っていてようやく読みました。楽しいだけではありませんが楽しかった。他の本も読みます。
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面白かった! あっけらかんとした物言いが楽しい。表題になっている「女が死ぬ」はやっぱりよくて、「ペニスにしろヴァギナにしろ、あんな変な形のもの、グロテスクでしかないし、そう認めて何が悪いの。だいたいさ、自分の体にグロテスクな場所があってもいいじゃない。(中略)それで、お互い、変な...
面白かった! あっけらかんとした物言いが楽しい。表題になっている「女が死ぬ」はやっぱりよくて、「ペニスにしろヴァギナにしろ、あんな変な形のもの、グロテスクでしかないし、そう認めて何が悪いの。だいたいさ、自分の体にグロテスクな場所があってもいいじゃない。(中略)それで、お互い、変なものがついてるな、って、それで良くない?」の台詞が納得できすぎて楽しい。 あと「We Can’t Do It!」が、男を立てるとか三歩下がるとかの女性が自分を下に見せる仕草について「わたしたちはできない! したくないことはできない! 馬鹿馬鹿しいから!」って勢いよく言ってるんだけどこれも最高で、時々読み返したいなと思った。
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五十三の掌篇集 全体的な傾向としてフェミニズムやミサンドリーものが多い印象を受ける 面白かったり、色々と気になったのは以下 ・少年と言う名前のメカ ・ボンド ・女が死ぬ ・ハワイ 断捨離で捨てられた物達の天国 ・この国で一番清らかな女 ・ミソジニー解体ショー ・男性ならではの感...
五十三の掌篇集 全体的な傾向としてフェミニズムやミサンドリーものが多い印象を受ける 面白かったり、色々と気になったのは以下 ・少年と言う名前のメカ ・ボンド ・女が死ぬ ・ハワイ 断捨離で捨てられた物達の天国 ・この国で一番清らかな女 ・ミソジニー解体ショー ・男性ならではの感性 ・少年と言う名前のメカ 物語の定番の主人公の周囲で、心身が傷ついた人たちのフォロー 序盤の老夫婦のあたりは笑っていられたけど、後半のあたりはちょっと苦い思いを感じる ・ボンド とある共通点の女性たちの集い シリーズ化したゲストヒロインものは似たようなものになりがち 島耕作もこれに近いものがある でも、「男はつらいよ」だと、様々な女優さんが毎回とっかえひっかえ出てくるけど、寅さんは結局振られてまた足袋にという展開なのでちょっと違う ・女が死ぬ 表題作だけあってクオリティが高い 物語の定番展開への疑問 言われてみると、余命ものは大抵女が死ぬw その他、何故か女性があれこれする展開が定番で、男女逆パターンは少ないのに気付かされる でも、この書き出しにしてはオチがちょっと私にははまらなかった もっとナンセンス系のオチでも良かった気がする ・ハワイ 断捨離で捨てられた物達の天国 消費社会への警鐘なのか? ・この国で一番清らかな女 穢を知らない女性を娶りたい王族の話 オチは予想できたけど面白い ・ミソジニー解体ショー もう完全にミサンドリーじゃん、これ ・男性ならではの感性 職業名の前に女とか女流とか女性という冠をつけることに関して、男の場合はつけないとよくフェミニストが主張しますよね そんな普段何気なく受け入れている表現の男女を逆にした場合の違和感 こうしてあからさまな文章として読むとおかしい事がよくわかる そんなフェミを感じさせる作が多い中、所々に挿し込まれる猫好き要素がたまらん あと、最後に載っている執筆背景を読むと、それぞれの作の印象もまた変わる この作家さんは今の世の中では生きにくい人なのだろうなぁと思ってしまう でも、そんな事をきっかけに作品に昇華できる能力はすごい
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表紙が我喜屋位瑳務さんのイラストだ!となり購入 はじめの話、少年という名前のメカから ぐーーーっと惹き込まれ あっという間に読んでしまった一冊 ポップな感じもありつつ 固定概念をボロボロと叩き壊してもらえる感覚
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喉に刺さった魚の小骨のような、歯に挟まってなかなか取れない白ごまのような。 「それは誰のためなの?」と問いかけたくなるような昨今のジェンダー論に対する違和感を上手に言語化してくれた気がした。 ちょっとスッキリしたけど、この本を男性が読んだらどう感じるんだろう。 特に表題作の『女が...
喉に刺さった魚の小骨のような、歯に挟まってなかなか取れない白ごまのような。 「それは誰のためなの?」と問いかけたくなるような昨今のジェンダー論に対する違和感を上手に言語化してくれた気がした。 ちょっとスッキリしたけど、この本を男性が読んだらどう感じるんだろう。 特に表題作の『女が死ぬ』と、『あなたの好きな少女が嫌い』『男性ならではの感性』は聞いてみたいな。
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