夢十夜 の商品レビュー

夏目漱石(著者),金井田英津子

2023/12/20

私には少し読み辛い箇所もあった「夢十夜」。
しかし、この本は1ページ毎に魅惑的な絵があり、小説の世界に入り込むのを手伝ってくれた。

ぜひ、このシリーズで名作を楽しみたいと思った。

2023/10/25

時間と空間、人の認識、感情さえも圧縮された世界の話だ。現実と狂気の狭間、やや現実よりの世界。つまりは戻ってくることが可能な範囲の世界、それ故に神秘的で美しい。
このように世界をとらえることが可能な力が人間には備わっているのだな。
『慈雨』の解説からこの本へ…

2023/10/09

学生選書ツアー2023選書図書

【所在・貸出状況を見る】
https://sistlb.sist.ac.jp/opac/search?q=9784582838701

2023/02/02

夏目漱石の幻想的な短編。
夢の話が十話。
他のアンソロジーで読んだ「第三夜」が面白かったので、他の話も読みたくなって借りてみた。

意味のつかみづらい話が多い。やっぱり「第三夜」が一番良かった。薄ら怖い。

金井田英津子さんという画家で版画家で装填家の方が印象的な挿絵をつけているので、まるで幻想的な絵本のようである。

そのせいか、わずか８５ページしかないのに定価で２６００円もする。まあ、ページ数と値段は関係ないかもしれないが、とても自腹で買う気にはなれない。
図書館バンザイです＼(^o^)／♪

2022/08/24

夢というより、臨死体験に浸されるような空想に耽ってしまった。そして、どの夜の物語を読んでも、ふと消えて無くなって自らが遺骨になったような気持ちになった。

2022/05/08

高校時代だったでしょうか。
国語の教科書に「夢十夜」の第一夜が載っていて、いつか全話読んでみたいと思っていました。
夢に出てくるような、なんとも不思議な話が10話載っています。
夢なので、つじつまが合わないような不思議な構成になっているのが魅力でしょうか。
個人的な見解ですが、場面を説明しているところが、自分の想像力を掻き立てられ、夜に読むのがおススメです。
挿絵の版画がこの話をとてもよく引き立てていて、摩訶不思議な世界へ引き込んでくれます。

2021/09/12

夏目漱石「夢十夜」に絵がついた絵本風の作品。文章同様不可思議で不気味な雰囲気がとても良い。内容はあまり頭に入らず「こんな夢を見た」という書き出ししか残らなかった。漱石作品は難しいと思う。