江藤春代の編物普及活動 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
これまであまり一冊の本になることがなかった分野の本が出た。日本では一般的な「編み方を記号で表す」ことを始めて、編み物を女性の仕事として広めた江藤春代という女性を紹介した本。 昨今見ることの多い「編み物作家」「ニット作家」とは違う、指導者としての編み物に関わる人を主人公にしたこのような本は地味であるし、編み方が描いてあるわけでもないから一般の人が読んで面白いかというとそうではないかもしれない。が、このような人がいたから編み物は広まっていったのだということを知るのはとても大事なことだと思う。そして基礎ができるのはやはり大事だと思わせる一冊。
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