あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する の商品レビュー
ラノベっぽいタイトルが何か微妙…。 ミステリーとしては分かりやすすぎて物足りないが、全体的には面白くて一気読み。 色んな問題提起を孕んでいるが、そういうのは考えずに単純に楽しんだ。
Posted by
長いタイトルと表紙の割には気持ち悪い描写が抑え気味だな、と思っていたら『異邦人 fusion』の改題でした。既に読んでた。裏表紙あたりにそのことを書いておいてほしかった。
Posted by
単行本が2001年という事を考えると中々挑戦的なストーリーかも。 タイムスリップした理由が全くよくわからないため、少し残念だか、ミステリがメインではないのて、割と面白かった。
Posted by
『異邦人―fusion』(集英社,2001年単行本,2005年文庫)の改題と気づかず。結果再読なんだが、読み始めてもさっぱり覚えていなかったので、もう初読のようなものだ。単行本と文庫、どちらで読んだのかももう忘れたが、どちらにせよ2021年現在からみると10年一昔をとっくに過ぎて...
『異邦人―fusion』(集英社,2001年単行本,2005年文庫)の改題と気づかず。結果再読なんだが、読み始めてもさっぱり覚えていなかったので、もう初読のようなものだ。単行本と文庫、どちらで読んだのかももう忘れたが、どちらにせよ2021年現在からみると10年一昔をとっくに過ぎている。同性愛、特に女性同士の性愛は作者の十八番だが、世間の様相は大分変ったと思う。現代の視点で読むと、美保や季里子は「あり」だと思ったが、初読当時、どう思ったんだろう。また、高齢化社会における介護のあり方も密かに示唆されている。介護保険が始まったばかりの当時、この考え方は相当画期的だった気がする。当時はどのように受け止められたのだろうか。というように時代の先取りをしていた本書が満を持して、現代に蘇ったようにも見えなくない。初出当時の感想を覚えている人も、ない人も、手に取る価値がある作品だと思うし、また10年以上経って、この内容がどのように受け止められるのか知りたいような気がする。そういう風に考えると、この作品の存在そのもの、作中にあるようなタイムスリップの要素を孕んでいる気がして、SF脳のない私は何だか混乱してしまうのだ。
Posted by
- 1