天子蒙塵(1) の商品レビュー
蒼穹の昴が忘れられず、辛い事があるとこれを読み返し、号泣してスッキリすると次に進み、このシリーズの張作霖の生き様に感動しつつ、懐かしい人達の登場にワクワクしてまた、読み返す 私の人生の一冊というか最大の本がこのシリーズです
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1巻は、溥儀の第2夫人の文繡の語りで進む。 浅田センセの本気の(?)日本語はものすごく美しいなぁ。 懐かしい面々が登場してうれしい反面、史実の無念な結末に進むのが何とも・・・。
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冒頭は蒋介石に軍を禅譲してイタリアへの船上の人となる張学良。 袁世凱、孫文は既に退場し、中華民国は成っているが、革命勢力、張作霖、日本軍の睨み合いの中で溥儀の王室は生き永らえている。 以前は英邁な皇帝と王妃として語られていた溥儀と婉容、第2夫人の文繡から語られる姿は憐れで哀しい...
冒頭は蒋介石に軍を禅譲してイタリアへの船上の人となる張学良。 袁世凱、孫文は既に退場し、中華民国は成っているが、革命勢力、張作霖、日本軍の睨み合いの中で溥儀の王室は生き永らえている。 以前は英邁な皇帝と王妃として語られていた溥儀と婉容、第2夫人の文繡から語られる姿は憐れで哀しい。天津での散財も皇帝は金の意味を知らないから、散財とも認識できない。タイトルの蒙塵の言葉が沁みる。 張作霖からの提案を決断できない溥儀。こういう可能性もあったんだろうか。 張学良の登場シーンは少ないが、プレイボーイの浮名も伊達じゃないカッコ良さ。 梁文秀も再登場したが、物言わぬ春児の変わらぬ誠意が懐かしい。
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『蒼穹の昴』シリーズ第5部『天子蒙塵』が文庫化。本書はその第1巻。全体の感想は文庫4巻読み終えてから。
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