貴方のために綴る18の物語 の商品レビュー
1日1話の短編を読み感想を記す。報酬として全18話を読み終わると143万円を支払うとの依頼を持ちかけられる。 なんて!素敵なお仕事なのかしら!! 裏がなければ、はい!喜んで!!と即答しちゃいそうです。 そんなわけで、18話の短編と、このお仕事を誰が何のために頼んだのかという柱の部...
1日1話の短編を読み感想を記す。報酬として全18話を読み終わると143万円を支払うとの依頼を持ちかけられる。 なんて!素敵なお仕事なのかしら!! 裏がなければ、はい!喜んで!!と即答しちゃいそうです。 そんなわけで、18話の短編と、このお仕事を誰が何のために頼んだのかという柱の部分でわりと楽しめましたが、まぁ途中でなんとなく気づいちゃいますね。 それでも、なぜ143万という中途半端な金額なのかとか知ったら胸がじんわりします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編は独立していて、ミステリーあり、SFあり、驚きありと、違った種類で楽しみながらすらすら読めた。亡き婚約者からのメッセージという締めくくりにも、じんわり心温まる結末がよかった。
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一日一話の短編集を老紳士に読む仕事を持ちかけられた美織。いろいろな愛の形が詰まった18話の短編と美織の抱えている苦悩。そして訪れる真相はそれが歪な形であっても美織への確かでまっすぐな愛だったと思う。
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一月のある寒い日。 京王線笹塚駅のホームで、電車を待っている、赤塚美織に、一人の見知らぬ老紳士が、声をかけた。 老紳士は「仕事を引き受けて欲しい」と言う。 その仕事とは、400字詰め原稿用紙20枚を基準に書いた、18話の物語を1日一話ずつ読んで、簡単な感想を書くだけで、総額14...
一月のある寒い日。 京王線笹塚駅のホームで、電車を待っている、赤塚美織に、一人の見知らぬ老紳士が、声をかけた。 老紳士は「仕事を引き受けて欲しい」と言う。 その仕事とは、400字詰め原稿用紙20枚を基準に書いた、18話の物語を1日一話ずつ読んで、簡単な感想を書くだけで、総額143万円の報酬を支払うと言う、詐欺のような話だった。 依頼主の名前は、ミスター、コント。 怪しいと訝しみつつも、強引に押し切られ、前金を受け取った。 私は、泣けなかったけど、泣く話なんだろうな。 18話の短編を読ませたかったのか、美織の存在が希薄なので、感情移入できなかった。
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新感覚ミステリーで楽しめた。 主人公は自殺を決意していた赤塚美織。 駅のホーム、美織の前に現れた謎の老紳士に「1日1話の短編を読むだけで143万円の報酬を差し上げます」と言うかなり怪しい仕事を持ち掛けられる。 読者は美織と共に18話の短編を順に読んで行く展開。 各短篇の最後に...
新感覚ミステリーで楽しめた。 主人公は自殺を決意していた赤塚美織。 駅のホーム、美織の前に現れた謎の老紳士に「1日1話の短編を読むだけで143万円の報酬を差し上げます」と言うかなり怪しい仕事を持ち掛けられる。 読者は美織と共に18話の短編を順に読んで行く展開。 各短篇の最後には美織の感想が記載されているが、短いながらも核心を突いていて頷ける。 18編はそれぞれ趣が異なり、幸福感を感じる物から、えげつないイヤミス、エロまでと様々で、どの物語もキレがあって面白い。 結末予想は付くものの読後感は花丸。 「143」なるほどね♡
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. 彼に会うために電車を待っていると見ず知らずの老紳士に呼び止められ、物語を読み感想を書くだけで三週間後には百四十三万の報酬が得られると言われ… . ずっと読みたかった岡崎琢磨さんの作品。短編一つ一つの物語も面白くて、それが作中作にもなっていて、「18の物語」がなぜ「貴方のため」...
. 彼に会うために電車を待っていると見ず知らずの老紳士に呼び止められ、物語を読み感想を書くだけで三週間後には百四十三万の報酬が得られると言われ… . ずっと読みたかった岡崎琢磨さんの作品。短編一つ一つの物語も面白くて、それが作中作にもなっていて、「18の物語」がなぜ「貴方のため」に綴られてるのかが分かった時、この話は長編小説だったと気付かされ感動した。 .
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恋とミステリーのお話!物語の中で18個の短編小説が出てきて、それが更に物語に絡んでくるけど、展開やオチは読みやすかった感じ! そして物語の中に18個のショートショートなので脳の切り替えが大変!
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突然見知らぬ老紳士に声を掛けられた主人公。 物語を読んで感想を送る事により報酬を得る不思議な仕事を受ける。 それは18による短編。 様々な表情のあるストーリーに心揺られ、最後にこの不思議な仕事の意味を知る。 各短編構成なので読み易く。それぞれ心掴まされる内容でした。 そしてラスト...
突然見知らぬ老紳士に声を掛けられた主人公。 物語を読んで感想を送る事により報酬を得る不思議な仕事を受ける。 それは18による短編。 様々な表情のあるストーリーに心揺られ、最後にこの不思議な仕事の意味を知る。 各短編構成なので読み易く。それぞれ心掴まされる内容でした。 そしてラスト。こういう事だったのかと感銘を受けました。 いい作品でした。
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短編集を主人公に贈るという、長編の中に短編がたくさん入った感じの小説。 短編の中には、温かくなるものもあり、不快感を感じさせるようなものもあり(そういう意向らしい)。 タレーランシリーズが好きなので手に取ったのだけど、あまり入りこめなかったかな。
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早世した恋人が残された人に残した18作品、という構成。単なる岡崎作品短編集かと思いましたが、そうではなかった。しかもその構成の秘密はラストまでいかないとわからないつくりになっており、なるほど、と思わせてくれました。
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