いとやんごとなき(4) の商品レビュー
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いやー、最高でした、変態的な意味で。 とことん、最初から最後まで、小松先生の「自分が描きたい事」が詰め込まれれていたな、と感じられる最終巻でした。 やっぱり、と言ってしまっては、失礼なんでしょうが、連載は長続きしませんでしたか。 んー、個人的にはぶっ飛びすぎた内容がツボで、毎週、アンケートで票を入れていたんですがねぇ。 ごちゃ混ぜが過ぎたのが、読み手から支持を集められなかった要因なのか、と真面目に考えてみたけど、普通に、股間が光る男子高校生が主人公ってのはヤバいか。 とは言え、次回作も、この突き抜け方はしていて欲しい、と思う、一ファンとしては。 なぜって、突き抜けていない漫画のどこが面白いんですか。 きっと、小松先生なら、この『いとやんごとなき』を凌駕する、変態的に面白い漫画を、私達に読ませてくれる、と信じています。 最後まで面白かったですが、個人的に、一推しなのは、第33話「練習」ですかね。股間が興奮すると光るってトコは、マイナスポイントとしてデカい気がしないでもないけど、麻呂は別段、クズではないんだよな。こうやって、自分に出来ない事を出来るようになるまで、必死に頑張ろうとする姿は、実に胸を打たれる。 高校生になっても、自転車に乗れない、なんて男として恥ずかしい事じゃない。自転車に乗れないのなら、馬で走ればいいのだから・・・って、違うか。 この台詞を引用に選んだのは、真理だな、と感じたので。 股間が光る、ってのは、まぁ、変態的な表現かもしれないが、誰にだって興奮する状況や台詞があるものだ。 自分の「好き」をしっかりと心の中に持っておく事、それが、人間力を上げるのに必要なのかもしれない・・・ と、それっぽく纏めてみようとしたけど、やっぱり、コイツ、変態だわ。 だが、嫌いじゃないぜ、そうゆうの。 「股間“ひかり”はあったんだ・・・心の中に・・・」(by光暈寺麻呂・女性化時)
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