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ドイツではそんなに働かない の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2023/07/13

ドイツで地元法人に長年勤務してきた著者が感じた日本とドイツの働き方の違い。 自分の仕事の領分がはっきりしている、家族との時間が大優先でそのために時間をマネジメントする、そして効率を考える。 ドイツが全て素晴らしいわけでもないだろうし、日本人には合わない部分もあると思う。でも有休取...

ドイツで地元法人に長年勤務してきた著者が感じた日本とドイツの働き方の違い。 自分の仕事の領分がはっきりしている、家族との時間が大優先でそのために時間をマネジメントする、そして効率を考える。 ドイツが全て素晴らしいわけでもないだろうし、日本人には合わない部分もあると思う。でも有休取得率100%でそれを実現するために誰でも引き継げるシステム構築および担当長期不在でも受け入れられる寛容さなど、ライフワークバランス改善のため参考にできるヒントがたくさんある。 個人レベルでどうしようもない!とともすればなってしまいそうだけど、最初から腐らず出来ること(著者のすすめる、昨日よりちょっと早く帰る!など)から始めてみないことには、と思う。 例えばこの本を周りに勧めてみて、意識がちょっと変わる人が増え、それが広がれば日本の勤労常識も変わっていくかも。 感情に訴えない:こうしてくれないと困る!ではなく、これこれがあなたのすべきことだから、この点を改善してもらいたい、と具体的に伝える 報告に感謝する:ミスを報告してきた部下に対し、まず報告してくれたことを感謝する 上記2点は、子育てにも応用できそうだと思った。

Posted byブクログ

2023/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドイツでは国民は労働者、と考え、日本では消費者、と考えている。 ドイツ人は働き過ぎない人種。ドイツでは始業時間ギリギリに集まる。日本では新人は30分前、10分前には全員集まる。 閉店法=日曜と祝日は営業してはいけない。24時間営業のコンビニはない。 フォルクスワーゲンでは、就業時間外はサーバーが停止していてメールチェックできない。ダイムラーは休暇中のメールは自動的に削除。働かない仕組みを作っている。 人は人、自分は自分、働くことを客観視している。 環境保護や街の景観に対しては、同調圧力がある。 10歳で進路を決める=大学、専門大学、職人。 在学中に3~6カ月休学してインターンシップに行く。数社働いてから選ぶので離職を防ぐ。生産性の高さに影響している。 「犬と子供の教育はドイツ人に任せろ」しつけに厳しい。 ドイツは自然とミニマリスト。さらにファッションと食にはお金をかけない。パンとチーズとハムの夕食。スープもない。ランチは肉料理を食べる。 その代わり、3週間のバカンスにはお金をかける。 企業は、いいものを高く売る、作戦。日本では100円のものを80円で売れないか、考える。ドイツは100円のものを120円で売れないか、考える。 ドイツでは部下に対しても挨拶をする。コミュニケーションは質より量。エレベーターでも気軽に話しかける。 田舎の子供と同じ。 なるはや、のような曖昧な言葉は通じない。日本人は察する文化、ドイツは伝える文化。日本は慢性的に説明不足。忖度する文化。 ドイツは移民国家で、わからないのは当たり前、だから聞き返すこともあたりまえ。 日本は単一民族だから言わなくてもわかる、文化。 上司にCCを入れるのが日本。余計なことはやらないのがドイツ。 違う部署の人とランチを食べる習慣。 反省のニュアンスに近い言葉は英語にも日本語にもない。反省よりも辻にどうしたらいいか。 日本人は仕事に流されている=仕事に追われている。 ドイツ人は集中力は高い。時間内に終わらせる。 労働時間貯蓄制度=まとめると有給一日になる。 静かな時間=その間は騒音を出してはいけない時間。 ドイツ人の1年は長期休暇をいつとるか、から始まる。有給は30日間。最低24日。ドイツ人は夏に2~4週間、冬に1~2週間。家族で海外旅行に行く。 病気休暇は、別にある。 日本は、有給休暇取得率は世界的に見て最低水準。忙しい、緊急時のため、以外にも同調圧力でとらない場合も多い。 上司に相談、はほとんどない。 悪いニュースを隠すとその理由でクビになる。ミスや過失はあってはならないことではない。そのことを隠すことがあってはならないこと。悪い情報ほどオープンにできる環境がある。 ドイツには、人生の半分は整理整頓、ということわざがある。 早く帰るためには、今できる仕事と明日に延ばす仕事をいっしょにしない。毎日3つだけやるリスト、をつくる。

Posted byブクログ

2022/05/22

人は人、自分は自分。 けっしてドライなわけではなく、なにを大切にしているか。そして大切なものを優先していくために、阻むもの、無駄なものは排除していく。 これからの時代、自分の人生をどう過ごすかをベースにしていくことを考えて、行動していくことなのかもなと。 たしかに周りにいたドイツ...

人は人、自分は自分。 けっしてドライなわけではなく、なにを大切にしているか。そして大切なものを優先していくために、阻むもの、無駄なものは排除していく。 これからの時代、自分の人生をどう過ごすかをベースにしていくことを考えて、行動していくことなのかもなと。 たしかに周りにいたドイツの人たちって、仕事とプライベートにはメリハリがあって、且つ温かい人たちが多かった気がする。

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2022/05/06

働き方、考え方という点で、ドイツが取り沙汰されることが多いと感じる。日本よりも休みをきちんと取っているのに生産性が高いとか、人に厳しいイメージがあるのに自己肯定感が高いとか、その謎を知りたくてこの本を手に取った。 日本人とドイツ人の違いは、根っこにある国民性。自分は自分、他人は他...

働き方、考え方という点で、ドイツが取り沙汰されることが多いと感じる。日本よりも休みをきちんと取っているのに生産性が高いとか、人に厳しいイメージがあるのに自己肯定感が高いとか、その謎を知りたくてこの本を手に取った。 日本人とドイツ人の違いは、根っこにある国民性。自分は自分、他人は他人。みんなで決めた最適なルールがあるのだから、それを個々で守ろう。行間を読んだり、相手の気持ちを深く考えたりしない。そんな考え方もあるのだと、参考になった。

Posted byブクログ

2022/03/19

国で働き方がこんなに違うのか………と。 これを読んだからといって日本での働き方を変えよう!とはすぐならないが、何かできることはありそう。各国の働き方について知りたくなった。

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2021/12/11

ドイツは日本の1.4倍以上の生産性があるが、20年前はドイツも生産性は高くなかったようだ。 ドイツの文化とドイツ人の習慣と法律の規制が上手くマッチして残業時間を少なく、働きやすい環境が整った様子がよく理解できた。 ・いつも100点を目指すのではなく、場合によっては70点でも良い...

ドイツは日本の1.4倍以上の生産性があるが、20年前はドイツも生産性は高くなかったようだ。 ドイツの文化とドイツ人の習慣と法律の規制が上手くマッチして残業時間を少なく、働きやすい環境が整った様子がよく理解できた。 ・いつも100点を目指すのではなく、場合によっては70点でも良い、完璧を求めない割り切った態度がドイツの生産性の高さの理由 ・ドイツではマナーはそもそも強制するものではないとの考え、日本はマナーを暗黙に強制し寛容ではない。 また、ルールを作る事が目的化してルールを守った時点で思考停止し、そのルールが現状にあっているか・変更撤廃が必要がないかの議論に至ってない 働き方について日本にもドイツにもそれぞれ良いところ・改善が必要なところがあって、お互い"近い"国同士参考になる事があるよね、というスタンスで分かりやすく書かれていた。

Posted byブクログ

2021/10/10

時間をコントロールする事は、自分の人生をコントロールすることにもなる。 ドイツ人に見習うべき事の最たるものは「自分で時間を管理する」これに尽きる。「忙しいからできなかった」のは、自分の時間管理が悪かったのではないか?かなり前からそのスケジュールはわかっていたのではないか?その日...

時間をコントロールする事は、自分の人生をコントロールすることにもなる。 ドイツ人に見習うべき事の最たるものは「自分で時間を管理する」これに尽きる。「忙しいからできなかった」のは、自分の時間管理が悪かったのではないか?かなり前からそのスケジュールはわかっていたのではないか?その日に忙しくなるのはわかっているのなら、そうならないように時間をやりくりするのがドイツ人。プライベートではダラダラ時間を消耗するという事は無い。言い訳ばかりしている自分に喝! 【取り入れたいドイツ流】 ○わからなければ相手にとにかく聞く。わかったふりして躊躇して、忖度し、非生産的なことをやっている時間はもったいない。「わかるまで聞き返す」ことをためらわない。 ○部下が失敗したときは、まず対処法を考えてフォローする。それが終わった後で、なぜこのようなことになったのか議論をし、分析をするという手順が大切。いきなり「なぜこうなった?」と責任を追求するのは、生産性を妨げる。 ○部下に指示を出すときは、その作業の目的はどのようなメリットがあるかを説明し、部下も納得して仕事に取り組ませることが大事。目的がわかったほうが生産性は上がる。目的や理由を説明すれば全体像が見え、自然と作業効率が上がる。「丁寧に説明する」という事は生産性に意外と影響するものだ。 ○帰る時間を決めて、その時間になったら絶対帰る。この仕事が終わったら…というスタイルでは、いつまでたっても工夫や生産性を上げることをせず、残業は減らない。 ○悪い情報ほどオープンにすること。ミスは「あってはならないこと」ではなく、「起こり得ること」として対処する。 日本人の「質問が質問を呼ぶ」メールに対して、キリがないからいい加減にしてほしい!というドイツ人の気持ち、日本人の私にもよくわかる(笑)「どうして前回のメールで一度に聞かなかったのだろうか?」ほんまそれ!うんざり、いい加減にしてくれ。これを解消するには、face-to-faceで情報交換する。1回会って話した方が早い。 環境が違う、習慣が違うと言っても始まらない。日本、ドイツ、両方の良さを仕事や生活の中に取り入れて、やってみて、自分らしい働き方や生き方を作り上げていきたい。

Posted byブクログ

2021/06/24

[この本を読んで、思ったこと] 入社当社、いろいろと指導してくれた上司から、 『お客さんとは、対等がベスト』と教わった。 入社から時が経った今でも、その通り(お互いが相手に敬意を持って接する形がベスト)だと、日々感じながら(なかには、そうもいかないお客さんもいるが)、仕事をさ...

[この本を読んで、思ったこと] 入社当社、いろいろと指導してくれた上司から、 『お客さんとは、対等がベスト』と教わった。 入社から時が経った今でも、その通り(お互いが相手に敬意を持って接する形がベスト)だと、日々感じながら(なかには、そうもいかないお客さんもいるが)、仕事をさせてもらっている。 ドイツでは、お客さんファーストではなく、従業員ファーストの文化なので、少なくともお客さんの立場が上ということはなさそうに感じた。 すなわち、仕事上のストレスはその分少なくなって、結果、生産性向上につながるのだと思う。

Posted byブクログ

2021/06/20

・読むきっかけ 社会人3年目になり、任せてもらう仕事量が増え、残業時間が増え、平日に自分の時間の確保が難しくなり、時には、休日も疲労で倦怠感があったため、解決策を見つけるために読んだ。 ・読んでみての感想 まず、ドイツと日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、同じ工業を強みとしたそ...

・読むきっかけ 社会人3年目になり、任せてもらう仕事量が増え、残業時間が増え、平日に自分の時間の確保が難しくなり、時には、休日も疲労で倦怠感があったため、解決策を見つけるために読んだ。 ・読んでみての感想 まず、ドイツと日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、同じ工業を強みとしたその面では似た国である。というところから、比較しやすい関係性だとは思った。 GDPで比較すると、日本の方が高いが、一人当たりのGDPはドイツの方が優れている。要因は、ドイツは労働効率を重視しているからだと筆者は述べている。ドイツ人は、常に仕事の優先順位を決めており、明日以降でも対応しても良いものは、明日以降に取り組むなどして、残業をほぼせずに退社する。 また、仮に定時ギリギリに仕事任せられたら、どのくらい緊急なのか、なぜ今のタイミングになって依頼するのかなど、同じことを繰り返さぬように、防止策を考えている。 同調と協調について、書かれている章があり、同調圧力から回避するには、やることの意味を考えろ、教えてもらえとかいてあり、言われたことをやるのは、同調圧力を生んでいると思った。 協調について、ドイツ人は良くも悪くも与えられて範囲の仕事を全うする。具体例として、本文には騒音についてと、外観に関する例が述べられている。 最後に、読んでみて、定時に帰るためのhow to本かと思ったが、そういう訳では無さそうだった。 ドイツと日本を比較し、無駄の排除、効率的に働くことについて述べられているが、担当レベルでは無駄の排除等は難しいのではと思ったが、出る杭になって変革をできるようにならないといけないと思った。

Posted byブクログ

2021/06/07

「日本人にとっては平日が勤務日。 しかし、ドイツ人に取っては労働することの方が特別であり、家族の過ごすことこそが日常」 この考え方を知ることができただけでこの本を読んだ価値があった。 何か特別なことが書いてあるわけではないけれど、私たちが普段感じる本当にちょっとした「もう少し...

「日本人にとっては平日が勤務日。 しかし、ドイツ人に取っては労働することの方が特別であり、家族の過ごすことこそが日常」 この考え方を知ることができただけでこの本を読んだ価値があった。 何か特別なことが書いてあるわけではないけれど、私たちが普段感じる本当にちょっとした「もう少しこうしたら良いのになぁ」ができるかできないかで生産性は変わるんですね。 何かミスが発生した時に、ミスを報告してくれた人をまず褒めることで悪いことの報告を上げやすくする、その後どうしたらミスが起こらないようにすべきかを考えるなど、本当にそうできたらどんなに良いことか…と思いながら、なかなかできないことの代表格だなと思いながら読了した。

Posted byブクログ