バイデンの光と影 の商品レビュー
2023年8月24日読了。アメリカの第46代大統領ジョー・バイデンの半生(と、言ってもこの人もう80歳なのだが)をインタビュー・記事・複数人の発言などから紹介する本。日本人の私からするとクリントン・オバマ・トランプら最近の大統領と比べるとバイデンのイメージは「高齢」「失言が多い」...
2023年8月24日読了。アメリカの第46代大統領ジョー・バイデンの半生(と、言ってもこの人もう80歳なのだが)をインタビュー・記事・複数人の発言などから紹介する本。日本人の私からするとクリントン・オバマ・トランプら最近の大統領と比べるとバイデンのイメージは「高齢」「失言が多い」くらいしかなく、温厚なのか攻撃的なのかもよく分からないが、前妻と幼い娘を交通事故で、壮年の息子を病気でなくし政治活動をやめることを考えるなど、非常にタフな人生を送ってきた人で、それゆえ弱者や困難にある人への温かい励ましなどは決してポーズから来るものではない、ということがよく分かった。彼の失言癖や頼りなさは正直さや誠実さの裏返しでもあり、どこにも完璧な人間はいないものだよなあ…。トランプ大統領再選とならなくて、よかった。
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【バイデンは「つながること」に対して飽くなき欲望を持っている】(文中より引用) 政治家としての輝かしいキャリアを築き上げながら、私生活では絶望の淵を覗くような経験も持つバイデン大統領。その人となりを描きながら、バイデン大統領が米国にどのような影響をもたらすかを考察した作品です。...
【バイデンは「つながること」に対して飽くなき欲望を持っている】(文中より引用) 政治家としての輝かしいキャリアを築き上げながら、私生活では絶望の淵を覗くような経験も持つバイデン大統領。その人となりを描きながら、バイデン大統領が米国にどのような影響をもたらすかを考察した作品です。著者は、ピューリッツァー賞作家のエヴァン・オスノス。訳者は、編集者を務めたこともある矢口誠。 過去のエピソードにも足を運びながら、的確に人物像を描き出していく筆がお見事。また、その人物像から導き出されるバイデン大統領の可能性と限界に関する指摘も唸らされるものがありました。本人へのインタビューも興味深い内容が多く、バイデン大統領を知る上で格好の一冊かと。 たまになんとも言えない深みのある表情を見せるんですよね☆5つ
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