国民のための経済と財政の基礎知識 の商品レビュー
星3つ相当。確かこの人は少しテレビに出ていて、芸人の東野幸治さんとじゃれあっていたのを見た気がした。そしてTwitterに投稿した内容が曲解されて干されたような記憶がある。 恐らくは間違った事は言っていないけれど、内容をよく読め、きちんと理解しろ、としっかり言ってくれているので、...
星3つ相当。確かこの人は少しテレビに出ていて、芸人の東野幸治さんとじゃれあっていたのを見た気がした。そしてTwitterに投稿した内容が曲解されて干されたような記憶がある。 恐らくは間違った事は言っていないけれど、内容をよく読め、きちんと理解しろ、としっかり言ってくれているので、この人の主張も話半分で参考程度にするのが良いと思う。MMFだかの話は本当に人によって意見が異なるし、著者自身もよく把握していないと、本書の中で正直に記していたので、触らない方が良いなという事はわかった。 基本的なマクロ経済学の話と、マスコミはインスタントである、という話が主体だった。おおむね賛成。
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言いたいことはよくわかるし平易な文体で読みやすいが、著者の上から目線な感じも気にかかる。 中央にいる人は、いわゆる愚民理論などの考えがあるのだろうか。 また、中央寄りの立場の人は、大枠を定めることに長けていると思うが、そこからこぼれ落ちる人たちへの想像力はあるのだろうかと疑問に思...
言いたいことはよくわかるし平易な文体で読みやすいが、著者の上から目線な感じも気にかかる。 中央にいる人は、いわゆる愚民理論などの考えがあるのだろうか。 また、中央寄りの立場の人は、大枠を定めることに長けていると思うが、そこからこぼれ落ちる人たちへの想像力はあるのだろうかと疑問に思った。 インフレになれば数年後には雇用は安定、など、今日のいま困窮している人への想像力だけでも巡らせてほしいと思った。 自分の頭でしっかり考えろという姿勢は、賛同した。
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言われていることは、ごもっともということが多い。しかし、ことを断定するからには、データでもっと丁寧に説明してほしいと感じるところが多々あった。歳入庁がない日本は変な国というが、なぜできないのか。国のお財布には埋蔵金があるというが、説明不足で納得できなかった。財政再建のために増税は...
言われていることは、ごもっともということが多い。しかし、ことを断定するからには、データでもっと丁寧に説明してほしいと感じるところが多々あった。歳入庁がない日本は変な国というが、なぜできないのか。国のお財布には埋蔵金があるというが、説明不足で納得できなかった。財政再建のために増税は必要ないというが、高齢化で増大する社会保障費をどのように賄うのか、景気を上向かせれば税収が増えるというが具体的に見えてこない。リテラシーが低いマスコミ、まさにそう思う。ちゃんと経済がわかり、批判的な精神で、政府にちゃんとものを言っているジャーナリストはほとんど皆無である。対処療法、ミクロでものをいうことはできるが、大局的に経済のあり方、政策のあり方を見続ける人材が見当たらない。政府をしっかりチェックできるマスコミにするにはどうしたら良いのだろうか。社会を変える建設的な提言が聞きたくなった。
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私はサラリーマンですが、株の配当などがあるため、毎年確定申告しています。 そのため、ふるさと納税の分も確定申告しています。 著者の言う通り、日本人はマネーリテラシーが高くなく、自分の納税額を知らない人が多いと思います。 その一端は、財務省の手先に成り下がっているマスコミにあり、...
私はサラリーマンですが、株の配当などがあるため、毎年確定申告しています。 そのため、ふるさと納税の分も確定申告しています。 著者の言う通り、日本人はマネーリテラシーが高くなく、自分の納税額を知らない人が多いと思います。 その一端は、財務省の手先に成り下がっているマスコミにあり、新聞は無駄金と断じている。
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『#国民のための経済と財政の基礎知識』 ほぼ日書評 Day452 いつもながら7掛けくらいで読むと、諸々参考になる。紙面の制約もあろうが、第4章末、「一帯一路はうまくいっていないし、それと両輪のアジアインフラ投資銀行もうまくいっていないのが実情だ」等と、想定読書の耳に心地よい...
『#国民のための経済と財政の基礎知識』 ほぼ日書評 Day452 いつもながら7掛けくらいで読むと、諸々参考になる。紙面の制約もあろうが、第4章末、「一帯一路はうまくいっていないし、それと両輪のアジアインフラ投資銀行もうまくいっていないのが実情だ」等と、想定読書の耳に心地よい記述に、裏付けデータ提示がないあたりは議論が雑に感ずる。 中国進出する日本の大企業経営者、自分の会社ではないのでどんどん出る、中小企業オーナーは二の足を踏むあたりは大変わかりやすく頷首する箇所。 https://amzn.to/3iqLBw6
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「さざ波」発言で一躍有名になった人くらいの認識でしたが、プロフィールには〝「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」などの政策を提案〟とあります。なかなか面白そうなので、読んでみることにしました。 残念ながら私は経済のことは全く素人です。ですので、この人の主...
「さざ波」発言で一躍有名になった人くらいの認識でしたが、プロフィールには〝「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」などの政策を提案〟とあります。なかなか面白そうなので、読んでみることにしました。 残念ながら私は経済のことは全く素人です。ですので、この人の主張が正しいのかどうかはわかりません。でも、とても面白く読むことができます。いや逆に、素人の方が気軽に読めるのかも知れません。 ただ、物言いは穏やかではありませんね。例えば、p.199「しかし、頭の出来というものは、そう簡単には変わるものではない。こう聞いて頭にくる人もいるだろうが、天才は生まれながらに天才だろうし、凡人はいつまでたっても凡人なのだ。」とあります。本人もそのあと、「ひどい物言いだと思うだろう。」と言っています。こういう言い方が気になる人もいると思いますが、私はかえってこの方が主張が分かりやすいような気がしました。 私が面白いと思った節としては、 p.103 消費税は社会保障に適さない 私たちはまんまとだまされたわけです。社会保障のために使うと言われれば、仕方ないと思う心理を利用されたわけです。 p.147 マスコミは「一番おおもとの資料」にあたっていない 読むの大変ですし、時間もありませんからね。 p.153 「大暴落」「沈没」「崩壊」に漂う〝うさんくささ〟 しょっちゅう見かける言葉ですが…。 p.179 「ふんわりした理解」が誤解を招く これは私も反省です。政治や経済の専門用語は、ふんわりした理解で済ませていました。 p.199 「川を上れ」「海を渡れ」このふたつでたいていのことはわかる 川を上るというのは時間を遡ること、海を渡るというのは海外の例を参照することです。そして筆者は、「私は本書を通じて、まずあなたに考える基礎となる知識を知ってもらい、それらを用いることで、最終的には自分なりに考えることができるようになってほしいと思っている。」と言っています。 私もこれからは、少しずつ自分なりに考えるようにしていこうと思います。 なお、YouTubeの「髙橋洋一チャンネル」で、この本に書いてあるような著者の主張を手軽に知ることができます。そちらもお薦めです。
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141ページ 「マスコミの脳は小鳥の脳だから、それに見合う情報だけを与えておけばいい」 これが財務官僚の認識である。 マスコミが不勉強で自ら真実を探究しようとしないため、財務省が自分たちに都合の良い情報を、都合の良いタイミングで流したことに乗っかっている。 それがマスコミの真実...
141ページ 「マスコミの脳は小鳥の脳だから、それに見合う情報だけを与えておけばいい」 これが財務官僚の認識である。 マスコミが不勉強で自ら真実を探究しようとしないため、財務省が自分たちに都合の良い情報を、都合の良いタイミングで流したことに乗っかっている。 それがマスコミの真実。 筆者は上記の理由から、新聞は読んでいないそうです。 筆者の大蔵官僚だった経験から、表に出ない内情が書かれており、そこを知ると、世の中に溢れている情報が全て正しいわけではないことがわかる。 この本の最終章に「読者がこれからすべきこと」とまとめてあるが、「考える力」が問われると冒頭にあります。 この本は経済の勉強にと手に取ったのですが、筆者は経済の知識を発表したくてこの本を書いたのでなく、この最終章にある「考える力」を読書に伝えたく、筆を取ったのだとわかります。 情報は簡単に誰でも収集出来る時代ですが、それが全て正しいとは限らない。正しい情報とは何か?また正しい情報を持って、その先や、なぜ?を考えなければならないのだと痛感しました。 またこの章に耳の痛みの痛いことが書いてあります。 「自分の納税額すら知らない」おめでたさ。 私は納税額について全く意識がありません。手取り額だけに興味関心がある人は多いと思います。減税徴収されているので、納税の仕組みを知らなくても生きていけます。ただそれでいいのでしょうか?筆者はそこに意識を持つ様に提言されています。大事ですよね。。。 意識を変えよ!考えよ! そんなことを強く筆者から訴えかけられる自己啓発本の様でした。 それと難しいこともわかりやすく書いて頂いており、何度も読み返したいと思える本です。
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