日本美術の歴史 補訂版 の商品レビュー
第1章 縄文美術―原始の想像力 第2章 弥生・古墳美術 第3章 飛鳥・白鳳美術―東アジア仏教美術の受容 第4章 奈良時代の美術(天平美術)―唐国際様式の盛行 第5章 平安時代の美術(貞観・藤原・院政美術) 第6章 鎌倉美術―貴族的美意識の継承と変革 第7章 南北朝・室町美術 第8...
第1章 縄文美術―原始の想像力 第2章 弥生・古墳美術 第3章 飛鳥・白鳳美術―東アジア仏教美術の受容 第4章 奈良時代の美術(天平美術)―唐国際様式の盛行 第5章 平安時代の美術(貞観・藤原・院政美術) 第6章 鎌倉美術―貴族的美意識の継承と変革 第7章 南北朝・室町美術 第8章 桃山美術―「かざり」の開花 第9章 江戸時代の美術 第10章 近・現代(明治‐平成)の美術
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<目次> 第1章 縄文美術~原始の想像力 第2章 弥生・古墳美術 第3章 飛鳥・白鳳美術~東アジア仏像美術の受容 第4章 奈良時代の美術(天平美術)~唐国際様式の盛行 第5章 平安時代の美術(貞観・藤原・院政美術) 第6章 鎌倉美術~貴族的意識の継承と変革 第7章 ...
<目次> 第1章 縄文美術~原始の想像力 第2章 弥生・古墳美術 第3章 飛鳥・白鳳美術~東アジア仏像美術の受容 第4章 奈良時代の美術(天平美術)~唐国際様式の盛行 第5章 平安時代の美術(貞観・藤原・院政美術) 第6章 鎌倉美術~貴族的意識の継承と変革 第7章 南北朝・室町美術 第8章 桃山美術~「かざり」の開花 第9章 江戸時代の美術 第10章 近現代(明治~平成)の美術 <内容> かつて書かれた本の増補版。オールカラーで本人の専門分野以外も勉強されていることがよくわかる、日本美術史の網羅版である。もともとは大学の美術史の講義録だという。ともかく、読み進めるのが楽しかった。
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奇想の画家の研究者にして、伊藤若冲ブームの火付け役の辻惟雄が、若かりし時、東北大学で美術史を教えていたことを知ったのは今年1月の日経新聞の「私の履歴書」で。その後も日本美術史に向き合って来た著者の集大成(?)としての多摩美術大学での講義をまとめた本。美術史に「奇想」という独自のア...
奇想の画家の研究者にして、伊藤若冲ブームの火付け役の辻惟雄が、若かりし時、東北大学で美術史を教えていたことを知ったのは今年1月の日経新聞の「私の履歴書」で。その後も日本美術史に向き合って来た著者の集大成(?)としての多摩美術大学での講義をまとめた本。美術史に「奇想」という独自のアングルを持ち込んだ学者が、逆に美術史全般をどう語るのかという興味で本書を開きました。サピエンス全史以来、〜全史ブームですが、縄文から現代までの日本美術全史の一気読みは初めての体験でした。なるほど、「美術」という言葉そのものが明治以降のfineartの訳語として生まれたもので「美術」からこぼれ落ちるものを含めての「日本人にとっての美」という概念をどう捉えるか、という、そもそもの問題意識が著者らしい、と思いました。まえがきにある「外来美術の影響下に目まぐるしく装いを変えながらも、その底にいつも変わらず日本美術の常数ー日本美術を学ぶものにとって、これこそ見つけ出したい究極の「火の鳥」だろう。」というアンセムが、本書の背骨であり、それを「かざり」「あそび」「アニミズム」という3つの鍵で見いだしていこうとしています。ということで現在の美術として当然、マンガ、アニメまで到達します。何に心を動かし、何を表現したいと思うのか?日本美術史は日本人心性史でもありました。
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