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世界SF作家会議 の商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2023/05/05

いやあ豪華メンバー。皆さん行儀よくテーマに沿って真面目に議論されてますが、ずっと適当な雑談をしていて欲しい感じがした。犬か猫かみたいな話がけっこう面白い。 SF作家は未来を考えるのが仕事というのに納得した。

Posted byブクログ

2023/02/04

フジテレビで深夜放送された世界SF会議3回分の書籍化版。たまたま見つけて読んでみたら、そいいえば1回目の放送途中まで観たなと思い出した。未来を一番考えているのはSF作家だということで(まさにそう思うが)、様々なお題に国内、韓国、中国などのトップSF作家が答えていく。ハードなテーマ...

フジテレビで深夜放送された世界SF会議3回分の書籍化版。たまたま見つけて読んでみたら、そいいえば1回目の放送途中まで観たなと思い出した。未来を一番考えているのはSF作家だということで(まさにそう思うが)、様々なお題に国内、韓国、中国などのトップSF作家が答えていく。ハードなテーマもあるが、真面目なだけじゃないので、未来に対する未来のプロ=SF作家の皆さんの様々な「視点」を一日でさくっと読めてしまうお得な内容となっている。

Posted byブクログ

2022/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猫を宇宙に連れていくと三世代くらいで虎になるて話がおもしろかった。映像みてないけど写真で見ると、新井素子と大森望は同一人物くらい似てる。

Posted byブクログ

2021/11/14

今、我々は想像することを求められている!……のかどうかはわかりませんが、とにかく想像力を働かせることの楽しさと大事さを考えた一冊になりました。 もともとはテレビ企画の書籍化ということだそう。いとうせいこうさんを司会に据え、評論家・翻訳家の大森望さんが顧問を務め開催された「世界S...

今、我々は想像することを求められている!……のかどうかはわかりませんが、とにかく想像力を働かせることの楽しさと大事さを考えた一冊になりました。 もともとはテレビ企画の書籍化ということだそう。いとうせいこうさんを司会に据え、評論家・翻訳家の大森望さんが顧問を務め開催された「世界SF作家会議」の模様が3回分収録されています。 番組の収録は2020年6月、12月とまさにコロナ禍真っ只中。そんな中で集まったメンバーは超豪華! 新井素子、冲方丁、藤井大洋、小川哲など、レジェンドから日本SF界をけん引する面々が顔をそろえ、さらに海外からは『三体』の劉慈欣までがコメントを寄せます。これだけでSFファンからしたらテンション爆上がりです(笑) 内容としてもSF作家ならではのコロナの捉え方や、アフターコロナの想像、さらに話は飛躍して、人類の行く末までも想像する壮大な展開となっていきます。ところどころでSF作家のめんどくささやぶっ飛びが爆発したり(コロナについての劉慈欣のコメントはある意味さすがというか……)、小川哲さんがめちゃくちゃいじられたりといった笑いどころもあり、硬軟いりまじった面白さだったと思います。 小説、特にSFというのは思考実験的な側面が強いと思います。未知の技術、ファーストコンタクトなど予測不能な事態に対し、国家はどう動くのか、個人はどう動くのか、そこが一つの大きなテーマとしてあるからです。 コロナという予測不能な事態に直面した世界は、結果もろさを露呈してしまいました。一方でSF小説をビジネスの考えに生かそうという取り組みもあるそうで、事実は小説より奇なりは、事実と小説はつながっている、というところにくる可能性もあるのではないか、ともふと思ったりもしてしまいます。 そんな予測不能な時代だからこそ、SF的な想像力は予測不能に対処できる武器になるのかもしれないとも思います。まあ、そんな妄想じみた話ぬきにしても、SF好きとしては、思考の面白さ、想像することの面白さを実感する一冊となりました。

Posted byブクログ

2021/11/04

テレビ番組の書籍化。SF作家がアフターコロナを人類滅亡を100年後の世界を語る。 いやあSF(作家)のめんどくささとトンデモなさが、いい具合に出ています。 如何に説得力を持たせるか、それがフィクションの面白さだなと思い知ります。

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2021/10/30

SF作家さんはみんな変わっているね……。キム・チョヨプさんの言葉が面白かった。「目に見えないものは私たちを油断させる」

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2021/09/22

 フジテレビで放送された番組の書籍化。国内外問わずSF作家が参加していて、コロナ禍をふまえつつ未来について話していて興味深かった。コロナ自体もSFチックな事態でいつ終わるか先も見通せない中で、SF作家だからこそ持っている時間スケールの相対的な長さを知ると、目の前のコロナも小さく思...

 フジテレビで放送された番組の書籍化。国内外問わずSF作家が参加していて、コロナ禍をふまえつつ未来について話していて興味深かった。コロナ自体もSFチックな事態でいつ終わるか先も見通せない中で、SF作家だからこそ持っている時間スケールの相対的な長さを知ると、目の前のコロナも小さく思えてきて精神的に楽になる作用があった。  司会はいとうせいこうと翻訳家の大森望。お題が出てそれに対して各作家が持ち寄った考えを広げつつ、いい意味で茶茶を入れていくスタイルなのがオモシロい。単純に作家だけが集められて話すよりも交通整理されることで議論がまとまっていく。あとは大森望のSF読んでいる力の偉大さ。0→1を生み出す作家ももちろん偉大なのだけど、膨大な量を読んでいる翻訳家、批評家はやっぱすごいなと改めて感じた。  合計3回分が収められていていずれもアフターコロナで世界がどうなっていくのか?という議論がメインになっている。第2回の最後の晩餐トーク(米か麺か?)の各人の答えの変化球っぷりがめちゃくちゃオモシロかった。最後の晩餐トークは誰もが話したことある内容だと思うけどSF作家にかかると、ここまで複雑怪奇になるのかという驚き。何か対象を設定して深く考えるときの作家の底力を感じた。第1回と第3回は真面目な話でコロナがもたらした価値観の変化、そこから予見される人類の未来という話で、こちらも同様に作家たちのエッジの効いた見立ての数々になるほどなーと思ったり、そんなことあるか?などと自分も参加している様な気持ちで読むことができて楽しかった。  国内外問わずZOOMで会議に参加しているのも時代を象徴している。海外からは今話題の「三体」の作者である劉慈欣、中華SFを世に広めたケン・リュウ、中華SFの新星チェン・チウファン、韓国SFの新星キム・チョヨプ。日本の作家陣は同じ社会に生きているので、なんとなく言いたいことが感覚的に理解できるのだけど、海外の作家はその前提条件が違うのでやっぱり刺激的でオモシロかった。特に劉慈欣のメーターの振り切り具合は、こういう人でないと「三体」は書けないよなぁと感じた。逆に国内SFはほとんど読んだことがないので、本著をきっかけにチビチビ読み進めたい。

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2021/09/18

おもしろい! 特に三体の劉さん、ケン・リュウさんなどアジアのSF作家の話しがすごいおもしろいー。 あとは、新井素子先生がすてき。

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2021/06/24

3回目あったのかー、見逃した!SFをそんなに読むわけじゃないけど、コロナをSF作家が語るってぴったりだなと番組を見て思って、SFへの興味が増した。3回目の新井さん失踪の件が面白かった。また見たいなー。

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2021/05/22

フジテレビの番組の書籍化。参加者が豪華。特に劉慈欣、ケン・リュウ、陳楸帆、キム・チョヨプの海外SF作家勢がまさに今を代表する人達だ。第2回の盛り上がり方がハジケ気味で、お題に素直に答えないところが面白すぎた。書籍だと書き下ろしコミックも読めるので、お得感がある。

Posted byブクログ