青のなかの青 の商品レビュー

フィオナロビンソン【作】,せなあいこ【訳】

2022/09/14

植物学者で世界で初めての写真の本を自費出版し〝最初の女性写真家〟と呼ばれているアンナ･アトキンス(1799-1871)を紹介した伝記絵本｡植物標本を記録する手段として､当時新たに開発された｢青写真法(サイアノタイプ)｣を用いて作成された『イギリスの海藻類：サイアノタイプの世界』は､早くに母を亡くしアンナを育て上げてくれた最愛の父･J･C･チルドレンに､愛をこめて捧げられた｡〝世界で最初の青い写真集〟を､青の色調で再現させた絵本の美しさに目を奪われる｡

2021/08/21

相変わらずアメリカでは、伝記絵本が作られ続けていますが、そのほとんどの人を日本は知らない、ということに愕然としています。
この、世界で初めての女性の写真家だった、フィオナ・ロビンソンを、いったい何人の日本人が知っているのだろうか……。
情報はこれだけ溢れているのに、文化的には鎖国しているようなものじゃないかと思うほど、伝記絵本に並んでいる人たちの名前も業績も知らない……ことにいま、暗澹たる思いでいます。
大人たちよ！
ぜひ、子ども用と思わずに翻訳伝記絵本を読んでください。

2021/08/23　　更新

2021/06/25

サイアノタイプ（青写真）で初めて写真集を作った女性のお話です。

理解ある素敵なお父さんと
一緒に作り上げた偉業です。

早速、サイアノタイプを買って
息子達と実験しました！

2021/05/16

美しい青色の伝記絵本。
アンナとお父さんが夢中になったのは、昆虫、電気、化学、物理学、動物学、植物学…ありとあらゆる学問。
科学者のお父さんにとって、アンナは宝探しの名人で芸術家で研究のパートナーでした。

それはアンナが大人になって結婚してからも。

写真が発明されたとき、もちろん二人は夢中になりました。太陽の光で写す青い写真。
そして、アンナは今までに集めた二千以上の植物の標本を青写真にしました。

アンナは世界で初めて青写真で植物学の本を出版した人物です。

アンナの作品を見られるサイト
｢トーキョーデジタルミュージアム　アンナアトキンス｣
ニューヨーク高級図書館のウェブサイト
Digitalcollection. nyp. org
｢anna atkins ｣