魔軍跳梁 赤江瀑アラベスク2 の商品レビュー

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2026/03/25

開幕「花曝れ首」は凄過ぎるでしょ……(震) 何度読んでも凄い……。 男色と血と愛欲と……。 赤江文学の神髄とは正に。 未読だった「宵宮の変」「月迷宮」「徒しが原」は”魔”に魅入られ翻弄され、破滅した男たちの物語。それをそばで見ていた男も、また……みたいな切り口が多い気がする。う...

開幕「花曝れ首」は凄過ぎるでしょ……(震) 何度読んでも凄い……。 男色と血と愛欲と……。 赤江文学の神髄とは正に。 未読だった「宵宮の変」「月迷宮」「徒しが原」は”魔”に魅入られ翻弄され、破滅した男たちの物語。それをそばで見ていた男も、また……みたいな切り口が多い気がする。うーんロマンだ…。 「階段の下の暗がり」幽霊譚?みたいなのも赤江瀑よく書いてたんだな。 「魔」海も赤江瀑の属性な気がする……確かに……。 「闇の渡り」鳥もちよこちょこ出てくるよね。やっぱり綺麗だからかな……?? 「海婆たち」つれない男と、焦がれた女の……みたいなの。好きだな〜…。 「坂」老いさらばて痴呆だった夫を看取った年老いた女の独白。これは怖い。 そんで終幕「八雲が殺した」!!?は!!!?? 匂い立つような衆道の雰囲気、淫靡な幻想譚。 夢か現か、まぼろしか。 何度読んでもこれも赤江文学の極みだよなあ…。

Posted byブクログ

2021/05/16

赤江瀑傑作集の第二弾。熱狂的な支持者がいる作者なので、文庫で傑作集が編まれるのはこれが初めてではなく、例えば同じ東雅夫氏の編集で、学研M文庫版がある。今回の版のここまではM文庫版を二冊に分けたような収録作品になっている。M文庫版の初版はもう十五年以上前のことだし、赤江氏は新しい読...

赤江瀑傑作集の第二弾。熱狂的な支持者がいる作者なので、文庫で傑作集が編まれるのはこれが初めてではなく、例えば同じ東雅夫氏の編集で、学研M文庫版がある。今回の版のここまではM文庫版を二冊に分けたような収録作品になっている。M文庫版の初版はもう十五年以上前のことだし、赤江氏は新しい読者を得て、読みつがれるべき作家なので、それ自体に異を唱えるつもりは更々ないが、M文庫版も所有している身としては、それ以外の作に目が行く。文庫初収録作多数と言われると、(嬉しいのだけれども)質はやはり落ちるかと思ってしまうが、そうならないところがさすが。短編小説としての結構がぶっ壊れているような「玉の緒よ」や「緑青忌」がすごい。

Posted byブクログ