レンタルフレンド の商品レビュー
実際にそういう仕事は存在するらしい。 披露宴の人数合わせとかは分かるが、ただお茶をし、映画を観るみたいなので仕事もあるらしい。親密になるとつい、うやむやになりそうな細かい事もお金を介する事で、割り切れる。 レンタルする側としては、七実の様に機転のきく人じゃないと、事件に巻き込まれ...
実際にそういう仕事は存在するらしい。 披露宴の人数合わせとかは分かるが、ただお茶をし、映画を観るみたいなので仕事もあるらしい。親密になるとつい、うやむやになりそうな細かい事もお金を介する事で、割り切れる。 レンタルする側としては、七実の様に機転のきく人じゃないと、事件に巻き込まれたりして危険も付き物だろう。 最終章はスッキリする話だった。七実のプロとしての仕事が見られた気がする。
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レンタルフレンド、実際の結婚披露宴でも使われていたりすると聞いて、ビックリしたことがあった。 でも、作中人物がみんないい人なせいか、素直な気持ちで読み進められた。 周りもハッピーにしてくれるレンタルフレンドなら、ありかなと思った。
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最初のお話だけどこかで読んだような。でも面白かったー。色んな理由で仮の友達を必要とする人がいるのだな…“フレネミー”とかって本当にある単語なんだろか。調べてみよ。
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青木祐子お得意のライトミステリー。4編からなる連作短編集。 * * * * * 「レンタルパーソンもの」はよく物語になっています。これまでは家族や恋人などが多かったようですが、作者が設定したのは女友だち。それもクライアントは女性限定です。 第1話は単発の...
青木祐子お得意のライトミステリー。4編からなる連作短編集。 * * * * * 「レンタルパーソンもの」はよく物語になっています。これまでは家族や恋人などが多かったようですが、作者が設定したのは女友だち。それもクライアントは女性限定です。 第1話は単発の短編として発表しただけあって、シンプルな構成で読みやすく、プロローグにぴったりでした。 第3話からは軽めながらミステリー要素が強くなり、青木祐子らしさが出てきたように思います。 そして最終話は紙数を費やしただけの面白さがあったのですが、七実の過去が謎のまま終わったことが物足りませんでした。 作者のことだからシリーズ化を考えてのことでしょうが、少しばかりのヒント ( ほのめかしはあったが ) ぐらい欲しかった気がします。 まあ脇役陣も個性的なので、続きはお楽しみということにしておきます。だから青木先生、続編をお願いします!
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レンタルフレンドとは、お金を払って友達役をしてもらうこと。 世の中には色々な職業があるんだねー。 1つ前に読んだふかわりょうのエッセイにもあったけど、友達100人できるかな♪幻想。 そんなに腹をわって話せる友達沢山できないし、人に合わせるのは疲れるし、女子だとやたら面倒だし、 ...
レンタルフレンドとは、お金を払って友達役をしてもらうこと。 世の中には色々な職業があるんだねー。 1つ前に読んだふかわりょうのエッセイにもあったけど、友達100人できるかな♪幻想。 そんなに腹をわって話せる友達沢山できないし、人に合わせるのは疲れるし、女子だとやたら面倒だし、 友達が多い=明るい、社交的、人望がある、魅力的 友達が少ない=その逆 という風潮が自己肯定感をさらに低くされるようで、ものすごく嫌で、でもうらやましくもあった。 だから、レンタルフレンドは需要があるだろうなとは思う。 本当の友達より赤の他人の方がさっぱりあっさり後腐れなく上手く行くこともありそう。 ただ、やっぱり「2時間で⚪万円です」とか「あと10分で延長になるけど、どうする?」と言われると、あぁこの人はレンタルフレンドなんだった!と隙間風を感じそう。 全体的に軽めでドラマ向きの本。
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面白いが・・・印象に残らなさそう。 最後の話は、「はぁ、そうですか・・・」って感じ。 始めの話が一番面白かったかな。 レンタルフレンド、実際にありそうだなー。
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Case1:人付き合いが苦手そうな大学4年生・香住。 デザートブッフェへの同行を依頼してきた理由は……?(第一話「バニラクッキーは砕けない」) Case2:ヘアメイクアーティストMISA、38歳。 女優志望の若手という設定で、観劇につきあってほしいというが……?(第二話「赤い花...
Case1:人付き合いが苦手そうな大学4年生・香住。 デザートブッフェへの同行を依頼してきた理由は……?(第一話「バニラクッキーは砕けない」) Case2:ヘアメイクアーティストMISA、38歳。 女優志望の若手という設定で、観劇につきあってほしいというが……?(第二話「赤い花に幻の水」) Case3:常連の翻訳家・野枝、46歳独身。 検査入院するため、飼い猫の面倒を見て欲しいと言われたことから本人の過去にかかわることになり……?(第三話「臆病な猫を抱く」) Case4:いかにもお嬢様然とした女性、26歳の綾音。 婚約者の元カノも参加するというパーティに友人として同行してほしいというが……?(第四話「仁義なき女子の歌」) (アマゾンより引用) 面白かったけど、私には無理な仕事だなぁ
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図書館で借りたもの。 世の中にはお金を払っても「友達」をレンタルしたい人がいる。人付き合いが苦手な女子大生、訳ありのヘアメイクアーティスト、常連の翻訳家…。プロの“フレンド要員”が知る彼らの秘密とは? 初読みの作家さん。 ある程度の設定はしていくけど、ほとんどアドリブだよね。 ...
図書館で借りたもの。 世の中にはお金を払っても「友達」をレンタルしたい人がいる。人付き合いが苦手な女子大生、訳ありのヘアメイクアーティスト、常連の翻訳家…。プロの“フレンド要員”が知る彼らの秘密とは? 初読みの作家さん。 ある程度の設定はしていくけど、ほとんどアドリブだよね。 普通の会話さえままならない私からしたら、羨ましすぎるスキル! いろんな人間模様が見れて面白かった。 続編希望!
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なんの気無しに手に取った本。もっとドロドロした話かと思ったら、以外と女の強かさが描かれていた気がする。レンタルしないと友達がいないからどうなんだ、って思えた。同時に友達ってなんなのか、何をもって友達と認定するのかよくわからなくなった。
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世の中には、お金を払っても「友達(フレンド)」をレンタルしたい人がいる…。4つのCaseから読み解く、彼女たちの事情とは…? 申込プランと希望のキャラ設定に合わせて見知らぬ女性の友達になりすまし、報酬を貰う。 そんな仮友業を生業とする七実(ななみ)が主人公なだけに、もっとシニ...
世の中には、お金を払っても「友達(フレンド)」をレンタルしたい人がいる…。4つのCaseから読み解く、彼女たちの事情とは…? 申込プランと希望のキャラ設定に合わせて見知らぬ女性の友達になりすまし、報酬を貰う。 そんな仮友業を生業とする七実(ななみ)が主人公なだけに、もっとシニカルな内容を想像していたが、驚くほどに軽やかな小説だった。 依頼者達に一切の引け目を感じさせず、彼女達が本当に望んでいるのは何なのかを洞察し、さりげなく背中を押す。真の友情と仮友としての役割にはきっちり線引きをする。 そして、本物の親愛の情には叶うはずが無いと分かっていながらも、自分の仕事に対する矜持を失わない七実の姿勢に好感が持てる。 愚痴・陰口・不平・不満だらけのリア友に疲弊するくらいなら、七実のような存在と、割り切った信頼関係を築いた方が有意義なのではと思わせる小説だった。 第四話は登場人物が多く、前半は冗長に感じたが、もう一人の依頼者が浮き彫りになってからは一気に引き込まれた。 世の中には、「人間関係のいいとこ取りだけをしたい・面倒な事は全て他人に丸投げしたい」人間がいて、そのニーズに応える仕事もしっかり存在しているのだと思うと、何とも言えない気持ちになった。
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