春の雪 の商品レビュー
久々に骨太の時代小説のシリーズものに出会った。 すでに、かなりの数が出ているので、当分、 楽しめそうだ。 主人公の裄沢広二郎は、頭の固い(いい意味で)、 芯が一本、体の真ん中をスッと通っている男だ。 「漢」と書いたほうが相応しいかもしれない。 奉行所に努める同心ではあるが、...
久々に骨太の時代小説のシリーズものに出会った。 すでに、かなりの数が出ているので、当分、 楽しめそうだ。 主人公の裄沢広二郎は、頭の固い(いい意味で)、 芯が一本、体の真ん中をスッと通っている男だ。 「漢」と書いたほうが相応しいかもしれない。 奉行所に努める同心ではあるが、多くの捕物話とは 違い、事務方の同心で、剣の腕もそれほどではない。 はなにつく正義漢というわけでもない。 巻かれるところは巻かれる。 ただ、どうしても、己の気持ちにそぐわないものには、 断固としてノーを言い続ける。 これじゃ、あちこちで衝突するのだろうと思いきや、 いや、衝突して、足を救おうと狙っている者も 多いのだが、味方も多い。 あちこちでぶつかってばかりいる、という話ではない。 持ち前の鋭い洞察力と、問題解決力で、いつの間にか、 難問を解決している。 かといって、それを誇ることはない。 なんか、付き合いずらそうなのだが、 知らないうちに、虜になっていく。
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江戸の同心が主人公だけれど、かなりの皮肉屋で現実的な重さも抱えており、正義感溢れる好人物でも無いところが一風変わっていて、描写、表現の仕方もとても面白かったです。 人気シリーズと言われるだけありました。
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江戸時代の役人ものはなかなか面白いものが多いと思うのは、中間管理職的な役回りからキャラクターをいろいろ作りあげていく設定が今の社会にも通じるところがあるように思うからかもしれない。 江戸の奉行所で働く同心、桁沢広二郎を主人公とした連続時代小説、そのシリーズの第1巻だったが、淡々と...
江戸時代の役人ものはなかなか面白いものが多いと思うのは、中間管理職的な役回りからキャラクターをいろいろ作りあげていく設定が今の社会にも通じるところがあるように思うからかもしれない。 江戸の奉行所で働く同心、桁沢広二郎を主人公とした連続時代小説、そのシリーズの第1巻だったが、淡々とした仕事の進め方の中にも人情熱い心持ちも見られる良い男だなと思う。やさぐれと言ったら諦めとか投げ出しとかいうところだが、自分の意思はしっかり貫いていくところはどうしてどうして。 少し次の物語も読んでみるか。
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確か新聞評で見掛けたシリーズ。1巻目なんで紹介的なんだけど、いきなり4話目にそんな話を持って来るとは驚いた。でも、評通り、面白いので、継続決定
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】序/意休殺し/深夜行/やさぐれ鉄斎/春の雪 ある意味「無敵」な広二郎の理を通す姿勢が面白い。融通が利かないわけでもないところも含めて。
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裄沢広二郎が主人公。 生まれつきの「反骨」ではない。 痛ましい経験を重ねての「やさぐれ」なのだ。 誹諧好きの祖父の遺言で「鉄斎」という呼び名をもらった。 亡くなった父の後を受けての出仕は16歳。 2歳上の妻は結婚前から他の男とできており、その娘と共に水死。 頭もよく仕事の覚え...
裄沢広二郎が主人公。 生まれつきの「反骨」ではない。 痛ましい経験を重ねての「やさぐれ」なのだ。 誹諧好きの祖父の遺言で「鉄斎」という呼び名をもらった。 亡くなった父の後を受けての出仕は16歳。 2歳上の妻は結婚前から他の男とできており、その娘と共に水死。 頭もよく仕事の覚えが良い裄沢広二郎だが、仕事ばかりにかまけて夫婦仲を重んじてこなかった経緯が妻と子の死につながっていると時間が経った今は思う。 てんがいこどくとn天涯孤独となった今では、何も怖くはない。持論を通して辞めるとこも厭わない男になった。 扱いづらいと思われている反面、仕事ができると信頼もされている。 180センチを超す大男の幼馴染、来合轟次郎は親友。 1巻目から魅力的な登場人物で面白かった。
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L 北の御番所反骨日録1 反骨日録って「屁理屈屋」「道理に合わなければ上役にも臆せず物申す」から来ていると思われるが、もっといいタイトルなかったんかな。ただ実直なだけなような。 物語に目標がないので、だらだら続く系シリーズ。 妻子を亡くしてから従者も数人で質素な暮らしからみて...
L 北の御番所反骨日録1 反骨日録って「屁理屈屋」「道理に合わなければ上役にも臆せず物申す」から来ていると思われるが、もっといいタイトルなかったんかな。ただ実直なだけなような。 物語に目標がないので、だらだら続く系シリーズ。 妻子を亡くしてから従者も数人で質素な暮らしからみても豪快とは対局にある感じの主人公がこれはこれで好感をもてる。お奉行の覚えが目出度いのは今後の話の筋になるのかなぁと言う感じ。 妻子を亡くすことになった理由がまさかの展開でぶっこんでるなぁと。この作家さん、文章が硬いけど描写も丁寧で好き。 現在を形成させるバックグラウンドの話が半分だけれど、一作目だからなのか。おいおい明かされるんでもよかったよーな?
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