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天国までの百マイル 新装版 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2025/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『天国までの百マイル』という題名がどういう意味を持つんだろうと思いながら読み進めたら、お母さんの命を運ぶ物語だった。 自分の兄姉が出世していく中、社長から一気に自己破産まで転がり落ちた三男坊の安男。妻・英子と離婚したことで無理して月30万の養育費を送り、命を削りながら生きている。栄華を極めた時代は自分に擦り寄ってきた人も今となっては厄介者扱い。そんな中、元から心臓の弱い母親が日本一の外科医も見放すほどの危機的な状態だと知る。主治医の内科医・藤本から、 自分たちの保身に走る兄姉の力を借りず、

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2023/08/10

 孤独で寂しい人を救ってくれる物語。人は人を誤解しているだけで、あなたは人から守られている。そう心へ響かせてくれた。号泣してしまった。  主人公:安男は、母親の手術を引き受けてくれる病院まで、ワゴン車で百マイルの旅をする。それは、親子二人きりのかけがえのない時間であった。40年...

 孤独で寂しい人を救ってくれる物語。人は人を誤解しているだけで、あなたは人から守られている。そう心へ響かせてくれた。号泣してしまった。  主人公:安男は、母親の手術を引き受けてくれる病院まで、ワゴン車で百マイルの旅をする。それは、親子二人きりのかけがえのない時間であった。40年間の人生で初めて母親と向き合うことができた。  複雑な感情を抱えあった親子や肉親は沢山いるだろう。誰かと向き合うこういう機会が訪れ、これまでの気持ちをお互い確かめ合えたら。きっと平和な人間関係が築けるに違いない。  恋人のマリは切ない。「自分のことを愛してくれる人はいない。自分は人を愛することができる」 彼女の生き方を知った人は、彼女を応援してくれるだろう。そして私はマリが好き。  経営重視の効率化の時代。AI、IT。居るべきところに人がいない。寂しい世界となった。だからこそ、人の温もりは必ずある。と認識できる著書は何よりも愛おしい。

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2024/06/03

事業に失敗し愛する妻子とも別れたダメ中年の城所安男。重い心臓病を患う老母を乗せて天才心臓外科医がいるという病院までポンコツ車でひた走る。すべての人が辿りついた先には-。

Posted byブクログ

2022/10/24

泣きました。命を削るように4人の子供たちを育て上げたお母さんの昔の切ない恋愛話は号泣です。そしてデブでブスなマリの主人公への愛情。真似できません。神のような無性の愛に感動です。

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2022/08/17

浅田次郎さんの作品を初めて読みました。学生時代に友人が赤川次郎さんと共にハマっていた~との記憶で、図書館で借りました。 理解しやすいけれど複雑な人物毎の心情を、さらっと描写していて素晴らしい!どうやったらこんなに細かく描写できるの?と思いました。文字を追っているのに、映像をみて...

浅田次郎さんの作品を初めて読みました。学生時代に友人が赤川次郎さんと共にハマっていた~との記憶で、図書館で借りました。 理解しやすいけれど複雑な人物毎の心情を、さらっと描写していて素晴らしい!どうやったらこんなに細かく描写できるの?と思いました。文字を追っているのに、映像をみているように感じました。 お金と、家族関係と、健康と、各々の「守るべきもの」。悲しいけれどお金があれば貧乏だった時の苦労や恩を忘れてしまうのが人間だろうし、お金がなければ気付けない幸せがある…その通りだなぁと思いました。 家族(親)に対してドライな感覚でいられる人も世の中には結構いるんだろうなぁと思いましたし、そういう人間は困ったときに誰に頼るんだろうか~と不思議に思いました。

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2022/03/15

父を早くに亡くし、4人の子供を1人で育ててくれた母。子供たちはそんな母の苦労を知りながらもそれなりに成功した生活を送っていると母のことを疎んじてしまう。重い心臓病を抱え手術が必要になったときに兄弟上の3人は冷たい態度をとる。一時期は仕事で成功して富を得ていたものの今はしがない生活...

父を早くに亡くし、4人の子供を1人で育ててくれた母。子供たちはそんな母の苦労を知りながらもそれなりに成功した生活を送っていると母のことを疎んじてしまう。重い心臓病を抱え手術が必要になったときに兄弟上の3人は冷たい態度をとる。一時期は仕事で成功して富を得ていたものの今はしがない生活を送る末っ子が、母のことを助けようと奮闘する。千葉の鴨川にあると言うサンマルコ病院。そこなら母の手術を引き受けてくれると言うので100マイルの旅をして母を運ぶ。

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2022/02/16

爽やかな気持ちになるストーリーでした。マリのひたむきな愛と母の子を想う愛は、泣けました。 浅田文学はやっぱり好きです。

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