義経の東アジア の商品レビュー
平家は宋との貿易で富を蓄え、鎌倉時代になってからも僧による宋との交流から見た日本史の語る。講演をそのまま文章化したような書き方で読みやすい。
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平家台頭から源平合戦、鎌倉幕府設立に至る武家の成長、独立の時代の意義、特色を、広く東アジアにおける時代環境の中で論じた書。 中国大陸では、遼・金と宋(南宋)の南北並立時代であった。 平家、平清盛が権力を振えた一つの理由が日宋貿易からの巨富であったが、中国からは宋銭、日本...
平家台頭から源平合戦、鎌倉幕府設立に至る武家の成長、独立の時代の意義、特色を、広く東アジアにおける時代環境の中で論じた書。 中国大陸では、遼・金と宋(南宋)の南北並立時代であった。 平家、平清盛が権力を振えた一つの理由が日宋貿易からの巨富であったが、中国からは宋銭、日本からは金(ゴールド)が主要な貿易品であった。そして、日本で金を産出するのは奥州平泉。平泉と言えば、義経との関係。 源平合戦と言っても、大きな枠組みで言えば、貿易、すなわち海外との交流を是とする平家、土地を基盤とする東国武士団に担がれる源氏・頼朝、中国北方とも繋がりを持つ奥州平泉氏、これら3つの集団があって、その中で義経の活躍もあれば、悲劇もあった。 大きな時代の変化の中で、個別個別の史実の意味を捉えていく著者の視点には、これまで考えもしなかったような驚かされる点が多々あって、とても面白かった。 ただ受け取る個人差はあるだろうが、時々差し挟まれるジョークに共感しづらかった。
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【源平内乱を東アジアから捉えなおした名著復刊】対外貿易で勢力を伸ばした「開国派」平家と、土地を媒介に主従関係を築いた「鎖国派」源頼朝。中国王朝の興亡が両者の帰趨を決めた!
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