1,800円以上の注文で送料無料

学びのきほん くらしのための料理学 の商品レビュー

4.1

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/01/23

料理哲学を述べた本 料理を負担と思う人に、ほらこんなに人間にとって根源的な行為で最高なんですよーと語りかけるかんじ 自分は料理負担と思ってないしむしろ楽しんでるんだなっていうのを逆に発見した

Posted byブクログ

2022/01/14

料理とは何なのか。料理のルーツから、和食のあり方など日本人が料理をどのように扱ってきたか、これからどのように考えると良いかという提案がサクッと読める分量•文体で書かれた一冊。 一汁一菜を押し付けられるのでは、という先入観があったけれど、「一汁一菜をベースに考える」という提案なのが...

料理とは何なのか。料理のルーツから、和食のあり方など日本人が料理をどのように扱ってきたか、これからどのように考えると良いかという提案がサクッと読める分量•文体で書かれた一冊。 一汁一菜を押し付けられるのでは、という先入観があったけれど、「一汁一菜をベースに考える」という提案なのが良かった。プラスすることが悪いわけではないというのは取り入れやすい考え方。どうしても主食を中心に献立を考えることに毎日大変さ面倒臭さを感じていたけれど、ご飯と汁物をベースにして考えるととてもやりやすい。分かってたようで目から鱗だった。 毎日毎日やってくる料理時間を大切に考えられるようになる思想書という感じ。サクッと読める分端折られているようにも感じたので、物足りなければ著者の他の本も目を通すのが良さそう。

Posted byブクログ

2022/01/13

料理を負担にしてはいけない。でも力は抜いても手は抜くな、というメッセージを受け取って、早速一汁一菜を試してみた。 これまでおかずを3~5種類出していたが、メインディッシュはもちろん他のおかずも作らないというのは意外と勇気が必要だった。これまで品数を多く用意するのに手一杯で、器の選...

料理を負担にしてはいけない。でも力は抜いても手は抜くな、というメッセージを受け取って、早速一汁一菜を試してみた。 これまでおかずを3~5種類出していたが、メインディッシュはもちろん他のおかずも作らないというのは意外と勇気が必要だった。これまで品数を多く用意するのに手一杯で、器の選び方、盛り付け方などあまり意識できていなかったと気がついた。 ご飯と味噌汁とお漬物しかないと、もう少しきちんとご飯を炊いてみたいと思うようになった。 土鍋を買って炊いてみようかな。 ◉ハレの日の料理はお祝いの日を前にしてみんなが集まり一緒に準備したものである。手間と時間をかけて料理することに意味があり、そこに喜びを感じていた。

Posted byブクログ

2022/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

″料理とは、食べられないものを、食べられるようにすることです。ですので、料理は、おいしさよりも、食べられることを優先します。もちろんおいしい方がいいと思います。でもまず大切なのは、食べられるものと食べられないものを区別し、その状況によって、どうすれば食べられるかを学び、食べられないものを、食べられるようにすることです。おいしさや楽しさを求める工夫は、その次にあることです。″ 料理について、勝手に自分でハードルを上げているのかもしれないなー、と思わされた。 肩の力を抜いて、「家庭料理」をやっていきたい。

Posted byブクログ

2022/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

料理について、成り立ちや歴史、文化圏による違い、土井先生の考えなどがぎゅっと詰まった一冊。 ある種土井先生の祈りのような本でした。 料理は私が思うよりかんたんで、それでいて深く大切な営み。なくしてはならないと土井先生が考えていること。 日常と非日常、ハレとケ。 作り食べる、その重なり。 料理をするというだけで、だれかのためであること。 料理のハードルを下げてくれつつも、いかに料理という行為が尊く重要なことなのか、自分や家族だけでなく地球ともつながっているということを伝えてくれます。 これぞ!というポイントがある即効薬というよりは、ときおり読み返しながらじわじわと効いていくお守りのような本だと思います。

Posted byブクログ

2021/12/29

料理するとき、何品か作らなきゃという義務感あったが、一汁一菜でよいという考えに少し気が楽になった。がんばりすぎて料理することが苦痛なことにならないよう、シンプルに考えていきたい。あと、きれいにすること、心がけたい。

Posted byブクログ

2021/12/26

耳読書。 普段の料理ってシンプルでいいんだ。 品数を増やして手の込んだ料理じゃないと家庭に貢献していないような気がして罪悪感を覚えていたけれど、そうじゃない、シンプルに素材に丁寧に手を加えることが、おいしい。 ハレとケ。

Posted byブクログ

2021/11/09

土井善晴さんの料理哲学。レシピとかは一切なし。豊富な知識に裏付けられた簡潔な文章で、大学の一般教養科目に出てきそうな気がした。料理本と思って読むのではなく、料理基礎学のテキストとして読むのが正解かな。

Posted byブクログ

2021/10/28

なんとなく当たり前と思っていたことが、日本固有のものだとわかり、伝えていかなければならないと思う。のだけれど、「手を抜くのではなく力を抜く」というのはなかなか難しい。「整える」というのも苦手な分野だ。 だからこそ憧れるところでもあるのだけど… 整えられた食卓は美しい。 でも苦手。...

なんとなく当たり前と思っていたことが、日本固有のものだとわかり、伝えていかなければならないと思う。のだけれど、「手を抜くのではなく力を抜く」というのはなかなか難しい。「整える」というのも苦手な分野だ。 だからこそ憧れるところでもあるのだけど… 整えられた食卓は美しい。 でも苦手。でもそうなりたい。の繰り返し。 「料理するとは、自分を大切にすることであり、それが、生きていく自信になり、自立することにつながる」 本当にそのとおりだなあと思う。

Posted byブクログ

2021/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芸術、文化、伝統。さまざまな視点から家庭料理や本来の食事の意味を説いた本。 著者の筋の通った美学が、思い込みをほどいてシンプルにしてくれる。和食にはメインディッシュの概念がないというのは驚いた。そのほかにも「言われてみれば」と思うことが何度もあり目から鱗が落ちた。誤解や混同していることが沢山ある。 この本を通じて家庭料理のあり方を理解できれば、作る・食べるという行為はきっと豊かな心をもたらしてくれるだろう。

Posted byブクログ