世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない の商品レビュー
フィンランド人は全然関係なかったけど、それを除いて良い本だった。 人生の意味を追い求めることについて。長い歴史で考えると、古い時代は宗教の力が強かったり、天災や災いなどは神や悪魔の仕業で我々ではどうすることもできないみたいな考えが当たり前だったから、人生の意味なんて追い求めること...
フィンランド人は全然関係なかったけど、それを除いて良い本だった。 人生の意味を追い求めることについて。長い歴史で考えると、古い時代は宗教の力が強かったり、天災や災いなどは神や悪魔の仕業で我々ではどうすることもできないみたいな考えが当たり前だったから、人生の意味なんて追い求めることはなかった、人生に意味を求める人ができ出したのは、近代からである。近代は人生の意味を他者から与えられることはないので、自分で見つけていく必要がある。自分が何に価値を感じるかを知る。 1番心に響いたのは、死があるからこそ、死んでしまえば終わりと思ってしまいがちだが、いずれ死があるからかえって人生は意味深いものというもの。
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人生の意味について人が悩むようになったのは実はここ200年ほどのことで、まだ歴史が浅いのだと知ると苦しいのは自分だけではないと思えた。 ただ、表題の「フィンランド人」についてはそこまで掘り下げていないように感じられた。もう少しフィンランドの生活様式や特有の思考(シスなど)に触れら...
人生の意味について人が悩むようになったのは実はここ200年ほどのことで、まだ歴史が浅いのだと知ると苦しいのは自分だけではないと思えた。 ただ、表題の「フィンランド人」についてはそこまで掘り下げていないように感じられた。もう少しフィンランドの生活様式や特有の思考(シスなど)に触れられるかと思っていたので、そこは残念
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図書館本 フィンランドの事がたくさん書いてあるのかと思って前から気になっていた本 著者がフィンランド出身の方で、人生とは何か? という内容でした そんなにフィンランドの事書いてなかった笑 人生の意味とは、自己充足感を得るだけではなく、他人に貢献すること 人生はプロジェクト...
図書館本 フィンランドの事がたくさん書いてあるのかと思って前から気になっていた本 著者がフィンランド出身の方で、人生とは何か? という内容でした そんなにフィンランドの事書いてなかった笑 人生の意味とは、自己充足感を得るだけではなく、他人に貢献すること 人生はプロジェクトではなく、物語である事 子育てをして、何の修行?こんなに大変だし、自分の時間ないし、いつまで続くの、、 と思っていたけど、子供を持つことは究極の他人に貢献することだと思う 子供がいなかったら、もっと自分の事しか考えてられない人になってた。それは幸せとは言えなかったと思う 子供に感謝します
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四つの生きる価値 自分の人生の作者になる 成長する 感じる 他人との関係を築く 慈愛の心 世界のために
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他の方も書いているように、タイトルから期待する内容ではありません。 フィンランド人の生き方というものではなく、たまたまフィンランド人の著者の考える幸せな生き方の本です。 書いてあることはかなり当たり前なことではあります。
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※このレビューにはネタバレを含みます
とてもいい本だったが、タイトル通りの内容でないことは指摘しておきます。 原題は「a wonderful life:insights on finding a meaningful existence」 直訳すると「素晴らしい人生:意味のある存在を見つけるための洞察」 フィンランドに関係する内容はほとんど記載されていません。 人生の意味はあるのかという問いは割りと最近の問い。 これまでの宗教などによる超越的なものが前提の社会では、人生の意味があることが前提だった。 その呪縛から放たれた現代では、自分で人生の意味を見つけないといけない。 人生に意味や価値を与えるのは自分自身である。 ロマン主義が掲げる運命の人という理想は、非現実的。妥協しないことは、多数の問題や複雑な環境にうまく対処できない。 現代における天職も近いものがある。 普遍的な人生の意味を考えるのではなく、自分自身の人生に個人的な意味を与えることを考える。 自分の人生を捧げるのに値するほどの価値があると思えればいい。これまで生きてきて、どういうときに人生の意味を感じられただろうか。 人生をプロジェクトのように思わないほうがいい。人生が単なる手段となってしまい、なにかを得るために人生を利用することになる。 人生そのものを大切にして、人生を生きることを楽しんでほしい。そのためには、人生を物語と考えるのが良い。 人生はある日終りを迎えるが、それまでのすべての日に美しいもの愛でて、楽しみを味わい、人生の意味を追求できる。 主要な要素は4つ。自律、関係、能力、慈善。 ■関係 他者と繋がって、周囲の人達と良好な関係を築くこと。 ■慈善 他人にとって意味のある存在であると感じられると自分の人生に意義を感じられる。 内容は些細なことでもいいが、決して自分を犠牲にしてはいけない。また、強制されてもいけない。 ■自律 自分自身とのつながり。自己表現。 自分にとって意味のある行動をとること、意味があると思える目標に向かって進むこと。自分の興味を大切にすること。 ■能力 没頭そのものが魅力。 自分が成長できる場所、自分の持っている能力を発揮できる場所を探すこと。
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フィンランド人がどうのこうの、というより、 哲学的思想の紹介と心の持ちようについて書いた本。 表現はやや難しく、思想的。 具体的にフィンランドが理解できる本ではなかった。
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人生とは。そもそも人生には意味があるのか、意味がないとしたら、どのように意味を持たせて生きていくのか。読んだものよりも、自分はどのように思う?を考えさせられた本だった。人種関係なく、人生に意味があると思う人と、ないと思う人はいるけど、その根拠には国民性や人種の違いがあるのだろうと...
人生とは。そもそも人生には意味があるのか、意味がないとしたら、どのように意味を持たせて生きていくのか。読んだものよりも、自分はどのように思う?を考えさせられた本だった。人種関係なく、人生に意味があると思う人と、ないと思う人はいるけど、その根拠には国民性や人種の違いがあるのだろうと思った。キリスト教など西欧の宗教に親しみのない日本人にこの考えは親しみが持てるのだろうか、他の日本人がこれをどう読むのか、気になる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
人間とは、生まれつき意味を求める生き物(ロイバウマイスター) 人生の目的がある人ほど長生き=フランクル(ホロコーストを生き延びた) 現代人は人生の意味を自分で決めていいが、それゆえ虚しさも感じている。 自分の選択に従って生きるには核となる価値観が必要。 人生の意味深いものにすることは意外に簡単。人生を感じればいい。 カミュのシーシュポスの神話=大きな岩を永遠に上げ続ける話。映画「恋はデジャブ」と同じ。 「神が存在しないのだとしたら、すべては許されることになる」サルトル 人生に意味はあるか、の質問には先進国ほど、ないと答えた。 自分の存在がちっぽけだと知る。永遠でないことを知る。 幸福とは、悲しい人生の目標である。 ドイツ語でhappiness は、gluck、これは幸福と偶然のどちらの意味がある。 エリックワイナー『世界しあわせ紀行』=世界一いい街に住みたいと考えて、ずっと仮の住まいだと思っている人の話。幸福を追い求める人と同じ。 忙しさの罠=忙しければむなしさを感じにくい。 幸福を感じていても、もっと幸せがあるのではないかと考えてしまう。最大限の幸福に対して飢餓感があるため、今の幸せを味わえない。 アメリカは信心深い。ヨーロッパはすでに神の存在を信じなくなっている。 あと何回海水浴に行けるか。何回初日の出を見られるか。を考えたら人生ははかないもの。すべての一瞬を大事にするべき。 人生の意味は、他人にとって意味のある人間になること。友達を助ける。家族を愛する、ただ存在するだけで役割を果たしている。 「自分のことだけを考えて得になることしか興味がない人は幸福になれない。人は隣人のために生きることが自分のために生きることだから」セネカ 個人主義的な人ほど他人を信用しやすく、多数の集団に属する傾向がある。多くの社会関係資本を持つ。 他人にとって意味のある存在になれれば、自分の人生は意味のあるものになる。 ボランティア活動は強いストレスの寿命に対する悪影響を和らげる。=他人を助けると健康になり幸せになる。 日々の仕事に取り組むのは、もっと大きな社会貢献になる。 ボランティアのやりすぎに注意。自発的な行動は幸福感を高めるが強制されると逆効果。バランスをとること。 自分自身とつながる=自分の選んだとおりに生きる。自分の興味に従って行動する。 個人主義的な利他主義。個人主義とは自律していること。利他主義とは他人のことを考えること。両立できる。 老人ホームで、シーツをたたむ手伝いをしている入居者は幸せを感じている。
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日本語タイトルが気になって買ったので読了直後はは「あれ?フィンランドどこ行った?」と思ってしまったけど、原題見るとたしかにフィンランドがどうこうという内容ではなかったので腑に落ちた。 内容に対しては、ちょうど、何のために仕事をするのか悩んでいたので、考える道標をもらったように感じ...
日本語タイトルが気になって買ったので読了直後はは「あれ?フィンランドどこ行った?」と思ってしまったけど、原題見るとたしかにフィンランドがどうこうという内容ではなかったので腑に落ちた。 内容に対しては、ちょうど、何のために仕事をするのか悩んでいたので、考える道標をもらったように感じた。 独身だろうが何だろうが、人と関わる方法はいくらでもあるけど、受け身では実現できず弱る一方だから、考え続けて行動に移さなければいけないと思った、
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