世界でいちばん素敵な世界遺産の教室 の商品レビュー

片岡英夫(監修)

2024/06/23

このシリーズらしく写真たっぷりの気楽に読める内容。実際世界遺産とはなんぞやってことを知らない人は多くこんくらいは知っててもいいのかも。
世界遺産検定とるかー

2024/02/04

2021年4月刊。それ以降の登録分は未掲載なのと、アメリカの一時的なユネスコ脱退が反映されている時期なので注意。
登録されている各遺産についてではなく世界遺産自体について、魅力的な写真とともにしっかり学べる。一つ一つの写真は小さいながらも、その分掲載件数が他書と比べ大幅に多いのも魅力的。少しだけだが、無形文化遺産にも触れられている。
大人向けの本のため用語や漢字の読みなど小学生には難しい箇所もあるので、大人が適宜サポートすると良い。

2023/05/10

規定が決まっているとはいえ、なかなか難しいなと思いました……日本の無形文化遺産はいつまで保持されるのだろう。

バルセロナ行きたいな〜〜

2022/02/20

表紙の写真の美しさに目を奪われて手に取りました。初心者向けに世界遺産の概要がまとまっています。一気に読了しました。掲載写真はどれも美しく、繰り返し読みたいと思います。

2021/05/21

世界遺産って何？　選定基準は？　など美しい写真を見ながら数々の疑問にQ＆Aで答え、きれいな景色の裏にある「世界の遺産」の姿を知る。分かりやすい編集デザイン。

Q そもそも「世界遺産」って何？
A ユネスコが定めた「顕著な普遍的価値」をもつ建造物や遺跡、景観、自然です
　1960年、アスワンハイダムでアブシンベル神殿が沈んでしまうことから移築したことがきっかけで、歴史的価値のある遺産を守ろうという機運が生まれた。1972.11.16第17回ユネスコ総会で世界遺産条約が採択。1975年、20か国が条約を締結し発効。

Q 最初の世界遺産は？
A 12件。アーヘン大聖堂（ドイツ）、クラクフ歴史地区（ポーランド）、ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑（ポーランド）、シミエン国立公園（エチオピア）、ラリベラの岩窟教会群（エチオピア）、ゴレ島（セネガル）、メサ・ヴェルデ国立公園（アメリカ）、イエロー・ストーン国立公園（アメリカ）、ランス・オ・メドー国定史跡（カナダ）、ナハニ国立公園（カナダ）、ガラパゴス諸島（エクアドル）、キト市街（エクアドル）

Q 選定基準は？
A 基準は文化遺産6，自然遺産4　どれか一つクリアすれば選ばれる。
　文化遺産
　　人類の才能：アンコールワット（カンボジア）
　　文化の交流：イスタンブール歴史地域（トルコ）
　　文明の証拠：ペトラ遺跡（ヨルダン）
　　建築の発展：モスクワのクレムリンと赤の広場（ロシア）
　　独自の集落：ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群（トルコ）
　　大きな出来事：モン・サン・ミシェルとその湾（フランス）
　自然遺産
　　自然美：ハロン湾（ベトナム）
　　地球の歴史：グランド・キャニオン国立公園（アメリカ）
　　独自の生態系：グレート・バリア・リーフ（オーストラリア）
　　生物多様性：アツィナナナの雨林群（マダガスカル）

Q 近年の登録の傾向は？
A 産業遺跡や２０世紀の遺産、先史時代の遺産が増えている。～地域格差や時代の偏りをなくし、不均衡を解消する試み。

Q 植民地時代の町並みの登録が多いのはどうして？
Ａ ヨーロッパの分化が現地の文化と融合しているから。
　　・・征服された悲しい歴史、ヨーロッパの傲慢としか思えないが・・
　　・メキシコのグアナファト（+スペイン）、カナダのケベック（+フランス）、タンザニアのザンジバル（スワヒリ文化+アラビアのオマーン、イギリス）、マカオ（+ポルトガル）　選定委員はどういう国の人なのか。

表紙はベネツィア。

2021.4.1第1刷　図書館

2021/05/10

Q&A方式で『世界遺産』にまつわる事柄をデータや基準から説明してあるので、写真集や観光目的の本とはまた違った切り口でわかりやすかったです。

巻頭で、「一方で世界遺産は有名観光地のブランドではなく、次の世代に遺していかなければならない、大切な地球の宝物でもある」とありましたが、私自身その意識が薄くハッとさせられました。

観光地として、次世代に遺す宝物としてこれからも世界遺産を愛でていきたいと思います。

2021/04/21

世界遺産に興味があるのだが、専門誌は難しく、子ども向けは物足りず、なかなか自分が求めている本に出会えずにいた。
先日、近所の本屋さんでお勧めされていた本書は、世界遺産とは？という基本的な疑問に短いQ&Aでシンプルに応えていて分かりやすかった。世界遺産にまつわるお話も興味深く、何より関連写真が美しく、フォントやレイアウトも良く考えられていて、見ているだけでワクワクさせてくれる。一気に世界遺産のとりこになってしまった。
ビギナー向け導入ガイドとしてベストかつ美しい一冊。