事情を知らない転校生がグイグイくる。(8) の商品レビュー
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。 本巻で描かれるのは6年生1学期のエピソードPart1。 * * * * * 新学年が始まりました。茜のクラスは6年1...
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。 本巻で描かれるのは6年生1学期のエピソードPart1。 * * * * * 新学年が始まりました。茜のクラスは6年1組。茜にとって大切な友だち4人は一緒のクラス。担任の倉敷先生も変わらず。ついでにイジメっ子たちも一緒なのだけれど、茜は気にもかけない。強くなったものです。 さて、本巻のメインは新たな友だち。 稲田空という不登校児です。頭はよさそうだけれど気分屋の癇癪持ちで口が悪い。普通ならお近づきになりたくないタイプです。 実際、茜は怒鳴られ邪険にされ罠にかけられと攻撃の的にされます。善意に傷つくこともあるでしょうが、空の場合はあまりに捻くれてとりすぎです。友だちがいないのも当然で、同情の余地なしです。 それでも仲よくなろうと空に対し自分からグイグイいく茜。独りぼっちの閉塞感の中にいる空にかつての自分を見たからでしょうが、迷わず行動に移せるなんて、茜は本当に強くなったんだね。やはり大きいなあ、太陽の影響。 最後の話での空と大地のやりとり。おもしろかった。 あのトンガッた空でさえ対処に困る大地の単純明快さ(ニヤリ)。慰め等の余計な言葉は口にしない。なのに心に含むところなど何もないということが伝わってきます。まったく最強だな。海美が惹かれるのもわかる気がします。 太陽の強烈な光を受けて輝きを放ち出した茜。次なる友だちは誰なのか。楽しみ!
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これホントに成長を実感する…。 善意は時に人を傷つける。 良かれと思っても、相手にとっては触れられたくない事だったり。 人間関係の難しさが中々リアルに描かれているなぁ、と。 でも、確かに善意で発した言葉が傷つけてしまった、と思えることが相手を思いやれる事であるし。 何より、「学...
これホントに成長を実感する…。 善意は時に人を傷つける。 良かれと思っても、相手にとっては触れられたくない事だったり。 人間関係の難しさが中々リアルに描かれているなぁ、と。 でも、確かに善意で発した言葉が傷つけてしまった、と思えることが相手を思いやれる事であるし。 何より、「学校に行きたくないと思わせるのは、凄く大変だと思う」と言えるようになったのが大きな大きな成長なんですよねぇ…。 あとやっぱり日野君無敵(笑
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【あらすじ】 善意は、ときどき、人を傷つける。 クラスメイトにからかわれてる女の子・西村さんの日常は、グイグイくる転校生の高田くんに変えられていく。新学期、西村さんがフードコートで出会った女の子は、新しいクラスの不登校児で…。Twitterで話題のハートフルストーリー! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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このへんでそろそろ、「事情を知ってても」転校生がグイグイくる。に、改めてもいいような気がした(笑)。
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クラス替えと稲田さん。 西村さんの状況(死神)を把握しているなら高田くんとは離さないだろうなぁ。 ちなみに自分の小学校では5年と6年のクラス替えはなかった。 (2年おきにしかクラスは変わらなかった。) 稲田さんがチクったときの周囲の反応が良すぎる。 そうだよね。 学校にゲーム持ってきてた西村さんが悪いもんね。 それを全く逆恨みせずに受け入れられるんだからスゴイよ。 昔、とある先生が「学校の先生には生徒の不登校は解決できない」と言っていた。 最近の先生は、自分から教師になる道を選んでるワケで、それはつまり学校という環境が好きってことだ。 だから学校に負の感情を持っている、行かない・行けない生徒の気持ちがわからない。 気持ちが分からないから解決できない。 だそうだ。 まぁ、天才が凡人を相手にしてる時の「何が分からないかが分からない」と同じようなもの。 倉敷先生は、たぶんこのパターンだと思われる。
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