罪人に手向ける花 の商品レビュー
最近同じ作家の作品を読みましたが、目を見張る程面白いとは思いませんでしだが、この作品は大変面白かったです。最近流行りの色んな所に最後の部分の為にそれなりの物を散りばみてある。まさに私はそれにマンマとはまりました。出来れば重いものを背負って頑張る姿を見てみたいのでシリーズ化して欲し...
最近同じ作家の作品を読みましたが、目を見張る程面白いとは思いませんでしだが、この作品は大変面白かったです。最近流行りの色んな所に最後の部分の為にそれなりの物を散りばみてある。まさに私はそれにマンマとはまりました。出来れば重いものを背負って頑張る姿を見てみたいのでシリーズ化して欲しい。只古沢先生はどうですかね?
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これはやられた! 素晴らしいミステリー 大どんでん返しというわけではありませんが、驚きの真相! 癒し系女性検事の黒木二千花が主人公。 ふわふわした会話で、このキャラはダメか...と依然読んだ「ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿」のダメダメの再来かと思いきや、二千花の悪を赦さない...
これはやられた! 素晴らしいミステリー 大どんでん返しというわけではありませんが、驚きの真相! 癒し系女性検事の黒木二千花が主人公。 ふわふわした会話で、このキャラはダメか...と依然読んだ「ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿」のダメダメの再来かと思いきや、二千花の悪を赦さないという強い信念を感じさせる物語で、その信念の行きつく先は哀しくも厳しいものでした。 元検事の父親が不起訴とした殺人事件。 その容疑者が再び殺人事件で起訴されます。 その検事が二千花 今度は裁判で有罪となるのか? 弁護するのは、その容疑者の息子。 という展開です。 まず、本件の前に、夫への殺人未遂で逮捕された妻の事件。 DVの夫に対しての正当防衛を主張する妻。 その事件の真相については、驚きの結末と二千花の検事としての切れ味! 好きな展開です。そして、本件です。 状況証拠は間違いなく容疑者が犯人。 弁護士の息子の頑張りもむなしく、そのまま、有罪かというところで突如現れた容疑者のアリバイを証言する人物。 おいおいそんなタイミングで都合よく証言者が出てくるの?っと思います。 結果、裁判の判決は無罪。 しかし、その裏側ではという展開で、唸らされます。 何が正義なのか? そして、二千花が明らかにした真相.. これは、すごい! 続編あれば、読みたいけど、これを超えるのは難しいでしょう(笑) とってもお勧め。
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法廷ミステリ。絶対に悪を赦さないという強い信念を持つ検事・黒木二千花。23年前、父(検事)が不起訴とした殺人事件の被疑者がまた殺人事件で逮捕された。23年前の事件も本当に罪はなかったのか。裁判は二転三転、証拠の仕掛けは分かるのだけれど、真実はどこにあるのか、全てが嘘なのか。
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読みやすいし、展開も早い。 どんでん返しもあり、面白かった。 検察、弁護士の視点もうまく表現できていると思う。
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あらすじに「癒し系女性検事・黒木二千花、登場!」とあるのですが、主人公が誰なのか分からなくなるほど、登場人物たちがしっかり印象付けられていて、色々な人に感情移入してしまった。 25年前の事件と、現在の殺人事件。 それに関わる検事、事務官、容疑者、弁護士、それぞれの思いを想像しな...
あらすじに「癒し系女性検事・黒木二千花、登場!」とあるのですが、主人公が誰なのか分からなくなるほど、登場人物たちがしっかり印象付けられていて、色々な人に感情移入してしまった。 25年前の事件と、現在の殺人事件。 それに関わる検事、事務官、容疑者、弁護士、それぞれの思いを想像しながら、ミステリーを満喫できる、とても良い作品だと思う。 この作品のスピンオフ的でもいいので、続編を描いてほしい。 そして、ドラマにするなら癒し系女性検事は誰が良いか、くせ者の弁護士は、など考えるのも楽しめた。
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癒し系女性検事・黒木二千花。 見た目はゆるふわでも、その深根は元検事であった父親の、決して悪を許さないと言う信念が生きていた。 担当した被疑者は、かつて父が起訴を見送った男であった。果たして、今度も男は無罪なのか? 最後の真実は、驚きの展開です。そう来たか〜 全く予想出来ませ...
癒し系女性検事・黒木二千花。 見た目はゆるふわでも、その深根は元検事であった父親の、決して悪を許さないと言う信念が生きていた。 担当した被疑者は、かつて父が起訴を見送った男であった。果たして、今度も男は無罪なのか? 最後の真実は、驚きの展開です。そう来たか〜 全く予想出来ませんでした。 タイトルの『罪人』とは、そう言う意味なんですね。 【追記】 表紙のデザインがスッキリして、綺麗ですね。 まるで、女性誌のようです。
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小説を読んでると、正義って何だろうという疑問が浮かびます。 本作は癒し系の美しい検事が主人公ですし、とてもスピーディーに話が進むしで本当に油断してました。 え、、そうだったの、まさしく絶句です。 面白かったです。
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まさかの展開で面白かったです。 公判終盤にアリバイ証人が現れる、そんな裁判を是非傍聴してみたいです!
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23年前本宮検事が起訴できなかった容疑者が、殺人容疑で逮捕される。取り調べる検事は長い髪のふわふわ癒し系の黒木二千花。古沢弁護士はどんな手段を使っても正義とは勝つことだと、信じられない証人を立て無罪とする。正義と不正義、弁護側と検察が葛藤する。とんでもない事件の真相と結末を向かえ...
23年前本宮検事が起訴できなかった容疑者が、殺人容疑で逮捕される。取り調べる検事は長い髪のふわふわ癒し系の黒木二千花。古沢弁護士はどんな手段を使っても正義とは勝つことだと、信じられない証人を立て無罪とする。正義と不正義、弁護側と検察が葛藤する。とんでもない事件の真相と結末を向かえる。本宮元検事の不正義でなかったと考える行為とその執念、実は本宮の娘の二千花の決断と追及にじーんとし、やるせない真相だった。二千花は「精一杯やるけど、頑張りません」と言うが、厳しく熱い正義を内に秘めた敏腕検事ぶりが面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
帯に「新ヒロイン誕生」とあるのに、なかなかそれらしい人が登場しなかったり、二章に入ったらいきなり20年以上経過するなど、意表を突かれまくり。他にも二千花と本宮の関係や、米山事件の犯人など驚きの連続に加え、最初の事件の真相はいったいどうなのかが終始気になって、終わりの数ページ手前まで読むことを中断できませんでした(就寝直前に読み始めてしまったので、寝不足ですよ……)。 良い意味で予想を裏切り、上回ってくる展開ばかりだったし、キャラも二千花や古沢など個性的かつ魅力的な人物が多く、最近読んだ小説の中ではダントツで面白い作品だったと思いました。 これは映像化(二千花はガッキーが、加瀬涼真は竹内涼真が演じるイメージしかないです)&シリーズ化必至では?と妄想がフライングしつつも、続編に関しては本作の完成度が高すぎて、これと同等以上の話を作るのは難しいかな、と思ったりも。 それでも本作に及ばなくても良いので、二千花の活躍と古沢の嫌らしいお邪魔っぷりをまた読んでみたいです(古沢はゲーマーなので、ゲーム業界がらみの事件を見てみたいなぁなどと、叶わぬであろう期待を抱いてしまったりしちゃいました)。
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