ガラスの城壁 の商品レビュー
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結末にびっくり。犯人は多分あの人でしょ!と思ってたのが裏切られた…。 誤認逮捕され、その後死んでしまった父親を持つ主人公、悠馬は、父親の誤認逮捕の影響もあってかクラスでいじめに遭っている。そんな時に悠馬のクラスに暁斗という転校生がやってくる。同じゲームアプリをやっている二人は仲良くなり、誤認逮捕された父親の事件を追うことになる。父親が残したパソコンのデータを狙う黒いスーツの男たち。ある時、暁斗が黒いスーツの男に捕まってしまう! 同じクラスの同級生、涼音。とある事件で警察を辞めようとしている陣内も巻き込みながら、悠馬は暁斗を救うことができるのか? 以下ネタバレ! 私はね、犯人の一人が暁斗だと思ってました。。それがまさか…悠馬が見ていた暁斗、黒いスーツの男たちは幻覚だった。追われていると思っていたが、追われてなかった!捕まったと思っていた暁斗はすでに死んでいた!(転校前に死んでしまっていて、転校生が来ると知っていた悠馬がインターネットを検索して暁斗の顔を知り、幻覚を作り出した)そして、その暁斗の父親は陣内だった。暁斗は以前の学校でいじめられていた涼音を助けていた。ラストに近づくにつれて、絡んでいた糸が一本に繋がるような感覚!とは言え、あんなにヒヤヒヤしてたのにまさか幻覚だったなんて…。
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父がハッキング犯罪で誤認逮捕された悠馬が、学校での苛めを払い除けて、真相を探る物語だが、第一章ではなかなかストーリーをつかめずに苦労したが、第二章以降は一気に読めた.同級生の相川涼音が絶妙な支援をしてくれる中で、刑事の陣内との接触で次第に全貌が見えてくる過程が楽しめた.陣内の亡く...
父がハッキング犯罪で誤認逮捕された悠馬が、学校での苛めを払い除けて、真相を探る物語だが、第一章ではなかなかストーリーをつかめずに苦労したが、第二章以降は一気に読めた.同級生の相川涼音が絶妙な支援をしてくれる中で、刑事の陣内との接触で次第に全貌が見えてくる過程が楽しめた.陣内の亡くなった息子 暁斗が重要な枠割を担っている.悠馬は存在しない暁斗や謎の男らとのやり取りで真相解明に進むが、最終段階で彼らが実際にはいないことに気づき、パソコンのウイルスによる犯罪の証拠を見つけ出す.悠馬も涼音も複雑な家庭環境の中で生き抜いていく必要に迫られながら、お互いの良い所を前面に出して活動する姿勢は素晴らしいと感じた.
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続きが気になって2日で読めた。 暁斗はきっと悠真の敵なんだろうと推測してたけどまさかの死んでるのには驚いた。 最初は陣内が悠真の父親なのかと思った。 涼音、陣内の死んだ人が同一人物だったのに驚いた。 黒いスーツのところとか真相がわかるまでけっこうハラハラした。 なんで鍵しとかなかったの!?とかパソコン使うから家がバレるんじゃないかと思っていたらまさかの悠真の幻想で、予想外だった。 ハッビーエンドでよかった。
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悠馬が前を向いて進んでいく姿に心を打たれます。 人は誰もが一人では生きていけない。 寄り添う誰かがいるだけで、頑張れる。 我が王国を取り戻すためにー
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そんな、、、、! 最後には驚かされました。 よく頑張ったねと言ってあげたくなります。 ちょいちょい思考が厨二病なの親近感湧きましたw 何か抱え込んでたんだろうなぁ、、、
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真相を知った時、ガツンと殴られたような衝撃を覚えるほどのどんでん返しです。 主人公が現実に気付かされ、絶望し、それでも前を向こうとする姿にとても心打たれました。 序盤はバックグラウンドがぼかされていて、なんかふわふわしてるな~と思いながら読んでいました。涼音も何がしたいのか、なんで首を突っ込んでくるのかよく分からず…けれど、真実を知れば涼音がとても良い子なのがよく分かります。 真実にに気づいた時、私だったら嘘だァァァ!と取り乱したり、何が真実なのか分からず全てを疑ってしまうと思う。それでも前を向こうと思った主人公は、陣内の言う通り、只只強い、としか。本当は内心すごく苦しんだと思うのですが、その辺の描写はあまりないのですね。この作品の肝なので、詳しく読みたかったところです。 誰かがいじめられているのに、その事を見ないふりをする。私も経験したことがあるし、逆の立場になることもありました。 声をあげるのが正しいかと言われれば正しいのだろうけれど、暁斗のように、正しさを貫いても報われないこともある。大人が気づいて介入してあげないといけないことで、傍観者も悪とは言えないと思う。 陣内はすごく苛まれていたけれど、1番苦しんでいるのは暁斗の母親ではないのかな。そばにいたのだから。 戦っても勝てない時は、逃げることも必要。伝えたくなくても、教えてあげないといけないことなんだと思います。
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表紙とタイトルで心理的負担を描いた繊細な物語なんだろうと読み始めた。 悠馬、陣内、涼音の3人の視点が切り替わりながら、話が進んでいくため、どのタイミングでそれぞれの話が交わるのかとワクワクしていたら読み終えるのは一瞬だった。 中学生同士での精神的な年齢差が描かれているのが非常...
表紙とタイトルで心理的負担を描いた繊細な物語なんだろうと読み始めた。 悠馬、陣内、涼音の3人の視点が切り替わりながら、話が進んでいくため、どのタイミングでそれぞれの話が交わるのかとワクワクしていたら読み終えるのは一瞬だった。 中学生同士での精神的な年齢差が描かれているのが非常にリアルだし、大人でも子供でも心理的に負担を感じて様々な症状が描かれる様は読んでいてとても惹き込まれた。
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主人公と暁斗の友人関係は言い換えれば偽物のようなものだったけれど、表面だけの付き合いの友人関係よりはとても良い友人関係だと思った。 読んでいる間は涼音、陣内、悠馬の関係性がいまいち掴めなかったが、後半になるにつれ、頭の中にあるこんがらがった紐を解くようにわかりやすく明確に3人の関...
主人公と暁斗の友人関係は言い換えれば偽物のようなものだったけれど、表面だけの付き合いの友人関係よりはとても良い友人関係だと思った。 読んでいる間は涼音、陣内、悠馬の関係性がいまいち掴めなかったが、後半になるにつれ、頭の中にあるこんがらがった紐を解くようにわかりやすく明確に3人の関係性を示したところが読みやすかったと感じた。 過去と向き合い、親友の存在にも時間をかけながらも認めていく悠馬の姿はきっと、陣内にとっても涼音にとっても支えになると思うし、今後の自分の生きていく道標ともなっていくだろう。今後の三人に期待したい。
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表紙とタイトルに引かれて購入 裏切り者?がまさかと思っていたら なるほど、そういうことか… 人は脆くて弱い でもやっぱりとても強い 弱さと強さ… どちらが前面に現れるかは自分次第 そして強さがどこに向かっていくかで、 また人は変わっていくのだろうと思う
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タイトルの意味は分かったかなと。 ただ、途中で何個か浮かんでた中の正体が一致してしまった。もちろん、そのための布石があったから予想は出来た。でも、それだと腑に落ちないのが、最初の頃にあったゲームのレベル上げのところ。そこも完全なただの幻想ということなのかな。
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