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地図とデータで見る水の世界ハンドブック の商品レビュー

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2022/05/05

これぞファクトフルネス。この「地図とデータで見る」シリーズは「世界の今」を考える時の土台として活用しやすい。

Posted byブクログ

2021/08/19

人間が生きていく上で不可欠なものの1つが水だ。水をめぐって世界でいろいろなことが起こっている。 そんなかけがえのない水について見える化したのが今回も本だ。感情ではなくエビデンスを用いているので説得力がある。 水は豊富にあるが、実際に手に入るのは限られていた。塩の世界...

人間が生きていく上で不可欠なものの1つが水だ。水をめぐって世界でいろいろなことが起こっている。 そんなかけがえのない水について見える化したのが今回も本だ。感情ではなくエビデンスを用いているので説得力がある。 水は豊富にあるが、実際に手に入るのは限られていた。塩の世界に関する円グラフを見ると、塩水が97.5%で淡水が2.5%だ。そして淡水の中で、氷河と万年雪が68.9%、地下水が30.8%、湖と貯水池がわずか0.3%だ。 いかに水が貴重な資源なのかわかる。日本にいると水は手軽にアクセスできるので、見過ごしてしまう事実だな。 聞きなれない言葉があった。それは「水貧困指数(WPI)」だ。2002年にイギリスにあるウォリンフォード環境学・水文学センターの研究者たちは、新たな指標としてWPIを提唱した。WPIとはWater Poverty Indexの略。 5つの要素で0から100の数字で評価する。資源全体の状態、アクセス、利用、適応力と環境だ。世界の水貧困指数を見ると、アフリカのほとんどの国が問題が多いか危機的な状況だ。中国に関しても問題が多い状況だ。 水を通して見るといろいろな情報が流れてくる。環境問題は日々の生活に関わるのでどうなっていくのか気になる。

Posted byブクログ