イスラム教再考 の商品レビュー
宗教や思想を客観的に学ぶのは難しい。どうしてもイデオロギーが絡むからだ。 著者の主張は1つの見方である。それは普遍的な部分もあれば、個人的な部分もある。 異論を許さないという論調は、後に他者を攻撃ばかりする思考及び行動パターンを予兆している。 学びが多く読んで良かったが、著者の主...
宗教や思想を客観的に学ぶのは難しい。どうしてもイデオロギーが絡むからだ。 著者の主張は1つの見方である。それは普遍的な部分もあれば、個人的な部分もある。 異論を許さないという論調は、後に他者を攻撃ばかりする思考及び行動パターンを予兆している。 学びが多く読んで良かったが、著者の主張を鵜呑みにするのは良くない。
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1. イスラム教の価値観と近代的価値観の違い イスラム教の価値観は、全ての人間に等しく自由や権利を認めるべきだという近代的価値観とは根本的に異なる。イスラム教を受け入れることで問題が解決し理想的な社会が実現すると信じることは危険であり、自由や人権を失う可能性がある。 2. イス...
1. イスラム教の価値観と近代的価値観の違い イスラム教の価値観は、全ての人間に等しく自由や権利を認めるべきだという近代的価値観とは根本的に異なる。イスラム教を受け入れることで問題が解決し理想的な社会が実現すると信じることは危険であり、自由や人権を失う可能性がある。 2. イスラム主義の脅威 イスラム教は世界征服を目指す政治イデオロギーであり、そのための行動を促すイスラム主義の拡大が懸念される。日本人は「郷に入っては郷に従え」という考えを持っているが、これがイスラム化に繋がることがある。 3. イスラム諸国における人権の改善 最近、イスラム教に関連する差別や暴力の問題に取り組む国が増えている。サウジアラビアのムハンマド皇太子は過激主義を廃し、穏健なイスラム教への回帰を宣言した。 4. ヨーロッパにおけるイスラム化の現状 イスラム教徒移民が多く受け入れられた西欧諸国では、イスラム化が進行している。移民が自国の文化を持ち込み、リベラルな価値観がそれを擁護することで、社会的な緊張が生じる可能性がある。 5. 日本におけるイスラム教の認識 日本人はイスラム教やその信者に対して無知であり、イスラムは平和の宗教という誤解から脱却する必要がある。この誤解を解くことができれば、イスラム教に対する理解が深まり、より現実的な対応が可能となる。 6. イスラム教徒との協力 イスラム教徒の中には、イスラム教を信じつつも他の宗教や価値観を受け入れる人々が多い。彼らとの協力を進め、平和的な共存を目指すことが重要である。 結論 イスラム教を正しく理解するためには、宗教的な教義や価値観を客観的に評価し、誤解を解く努力が必要である。イスラム教の教義や歴史、現在の社会状況を考慮し、理性的かつ現実的なアプローチで取り組むことが求められる。
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イスラム教やイスラーム国の価値観や実態がよくわかる。日本国内では、イスラム教やイスラーム国を擁護する発言が多い、ポリティカルコレクトによる国内にいるイスラム教の人の犯罪に対して人種差別として擁護する人たちがいることも初めて知った。ヨーロッパはイスラム教の人たちの移民を受け入れたこ...
イスラム教やイスラーム国の価値観や実態がよくわかる。日本国内では、イスラム教やイスラーム国を擁護する発言が多い、ポリティカルコレクトによる国内にいるイスラム教の人の犯罪に対して人種差別として擁護する人たちがいることも初めて知った。ヨーロッパはイスラム教の人たちの移民を受け入れたことによって国内でのテロ事件が増加して社会不安を引き起こしている。イスラム教はかなり狂信的な宗教であるとの著者は指摘している。
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イスラム教は本当に平和な宗教なのかはイスラム教の教義、コーランの内容を学べば分かるのに、日本のイスラム学者は都合の良いように事実を捻じ曲げている。イスラム教自体を否定するわけではなく、本書ではひたすら日本のイスラム学者の権威を否定している。
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著者が否定している「『イスラム教は穏健だ』という日本のリベラル左翼的なイスラム専門家」も、「イスラム教は危険だ」という著者も、結局は外野で色々言ってるに過ぎないのではないか それよりも「イラク水滸伝」や「テヘランでロリータを読む」の方が自分には響いた
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イスラム教徒にとっての正しさの基準は、人間理性ではなく「神の意志」にある。 イスラム教は、全世界がイスラム法によって統治されたときに初めて平和がもたらされると考える。 イスラム過激派テロの原因は社会にあるのではない。イスラム教のイデオロギー自体にある 「退行的左翼」とは、政...
イスラム教徒にとっての正しさの基準は、人間理性ではなく「神の意志」にある。 イスラム教は、全世界がイスラム法によって統治されたときに初めて平和がもたらされると考える。 イスラム過激派テロの原因は社会にあるのではない。イスラム教のイデオロギー自体にある 「退行的左翼」とは、政治的に左翼、リベラルでありながら、多文化主義、文化相対主義などを掲げることにより、リベラルな価値に反対する集団(特にイスラム教)に寛容を示し擁護するイデオロギー。
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・郷に入れば郷に従えは近代的価値観。郷に入ればイスラム化せよ、が急進的イスラム教徒の感覚。 ・池内恵を多数派のイスラーム絶賛者・擁護者よりもまともと評価しているように読める。
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まず、本書全体の主張は中立ではなく、イスラムのイデオロギー自体の問題点を列挙し警鐘を鳴らしている。イスラム教徒の考える平和は、日本人が一般に考える平和とは異なる。ジハードは日本語としては聖戦というよりは、神の道に対する努力。ヒジャーブの是非。イスラムについては本書で初めて時間を割...
まず、本書全体の主張は中立ではなく、イスラムのイデオロギー自体の問題点を列挙し警鐘を鳴らしている。イスラム教徒の考える平和は、日本人が一般に考える平和とは異なる。ジハードは日本語としては聖戦というよりは、神の道に対する努力。ヒジャーブの是非。イスラムについては本書で初めて時間を割いて情報をインプットしたので、他の著者による書籍や別の一次情報を仕入れるべきだとは思うが、過激な思想を生み得る宗教だなと思った… 名指しでの批判が多いのは穏やかでは無いなと思うが、きちんと参考文献として具にリストしているのは好感が持てる。 この辺りは日本で生活する中で触れる機会はほぼ無いし、非常にデリケートで安易な発言は怖いし、無責任で楽観的だけど、戦争や暴力、差別せず、世界中の人間がもっと寛容に生きられるといいのになと思う。
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全体の半分か、あるいはほとんどが糾弾か警鐘かの印象。切実な切迫した伝えたいことがそこにあるのだろう。前にオスマン帝国の本を読んだとき、副題に柔らかい専制とあったけど、どこが柔らかいんだか意味が分からなかったのはそういうことかと変に納得した。
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この著作の内容が真実だとしたら、イスラム教は嫌いになっちゃいますね。反対派の真実も聞いてみないと、この本の真価は判断出来ないと思います。
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