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傷痕のメッセージ の商品レビュー

4.1

127件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/10/21

好きなタイプの展開 胃壁にメッセージを刻むのはありえないだろうけど、暗号を解いていき犯人に近づいていくのだがそこはさらに罠があって… 登場人物の人格がはっきりしていて、最後はすっきりまとまっていてよかった

Posted byブクログ

2024/10/17

話とすれば割と読める展開ではあるけど、主人公の性格や主人公と病理医の相性が好き。天久先生のものとはまた違った良さがある。

Posted byブクログ

2024/10/08

「死んだら遺体を解剖して欲しい」そう、言い残して水城穣はこの世を去った。 穣が入院していた大学病院の外科に入局した娘の千早は、大学病院の方針で病理部への出向してすぐの出来事であった。 千早は同級生で素っ気なく暗い印象を受ける(正直苦手)担当指導医の刀弥紫織の説得により父親の病理解...

「死んだら遺体を解剖して欲しい」そう、言い残して水城穣はこの世を去った。 穣が入院していた大学病院の外科に入局した娘の千早は、大学病院の方針で病理部への出向してすぐの出来事であった。 千早は同級生で素っ気なく暗い印象を受ける(正直苦手)担当指導医の刀弥紫織の説得により父親の病理解剖に同意する。 順調に解剖は進んでいき、終わりが近づいた頃、胃を解剖している時にそれは見つかった。 胃の内側粘膜に文字が刻んであるのだ! なぜこんなところに文字が? そして、なにやらこの文字は暗号のようだ。 父が解剖を希望していたのもよくわからないし、謎は深まるばかり... そんな中、世間では28年前に一度終息したと考えられていた【千羽鶴】の犯行と思われる若い女性の殺人事件が起き始める。 千羽鶴とこの暗号に何か繋がりはあるのか? 医療を絡めたミステリーがまたまたおもしろい! 最後まで展開の読めないストーリー

Posted byブクログ

2024/09/30

ありえないそうだけども、読んでいると、本当にありそうに感じる。 久しぶりに、最後に、えっ!って声を出してしまった。 途中、犯人を推測して読んでいくと、何となく犯人当てられそうな感触で読んでいたが、やっぱりプロの作家はすごいな笑 セリフ1つ1つに意味を持たせているね。

Posted byブクログ

2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

末期癌だった父親・水城穣が亡くなり、本人の遺言によって遺体は病理解剖にかけられることに。解剖を進めていくと胃にメッセージが書かれていることを知る。このメッセージから父親は自分の死後何を伝えたかったのか。そこから始まる28年前の事件の真相とは。 外科医(今は病理部に出向中)である水城千早と、同級生で千早の指導医である刀弥紫織、28年前に起こった折り紙殺人事件で穣とタッグを組んでいた桜井が穣の胃に刻まれたメッセージから折り紙殺人事件の犯人を追っていく。自分が考えていた犯人と違っていてうわーって思った。立花材木の社長の息子じゃなくて長女で八木沼建設に後妻として入った和歌子かい。はぐらかされるように書かれているからちょっとモヤモヤしたけど犯人が判明した時は面白かった。 水城千早は28年前誘拐された陣内桜子だった。本当の水城千早は穣の骨が弱くなってしまう遺伝子が強く出て、転倒した際に亡くなってしまった。子供に中々恵まれなかった中でようやく誕生した一人娘が亡くなり、精神が限界に達した母は車内に放置されていた赤ん坊をさらってきてしまった。それが千早であり、両親が亡くなった後で自分とは血が繋がっていないことを知るのはマジできついと思う。でも両親は愛情を込めて本当の娘として思っていたのだなと思う。医療用語も出てきて勉強になった。

Posted byブクログ

2024/08/08

知念実希人さんの本は昔から好き。 自分の呆気ない思い込みによって気づくと騙されていて、まさに手の上で転がされているかのよう。 家族とは。父と娘、千早たちの絆が深まっていくのも良かった。 期待していただけにちょっと物足りなさは感じた。 「千羽鶴」とても気持ちが悪かった。

Posted byブクログ

2024/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

探偵がでてくるわけではないが きになってあっさり読み進められた なんらどんでんがえしのような盛り上がりも感じなかったが、 最後の主人公と父の関係性など伏線回収はスッキリした

Posted byブクログ

2024/07/09

傷痕のメッセージ 著者: 知念実希人 医師の千早は、父の遺言に従い遺体を解剖すると、胃の内壁に暗号を発見します。28年前の連続殺人事件の犯人を追うために父が警察を辞めたことを知り、千早は病理医の友人・紫織と協力してその暗号を解読しようとします。同時に28年前の事件と酷似した殺人...

傷痕のメッセージ 著者: 知念実希人 医師の千早は、父の遺言に従い遺体を解剖すると、胃の内壁に暗号を発見します。28年前の連続殺人事件の犯人を追うために父が警察を辞めたことを知り、千早は病理医の友人・紫織と協力してその暗号を解読しようとします。同時に28年前の事件と酷似した殺人事件が発生し、現在と過去の謎が絡み合う中、二人の医師が真相に迫ります。 知念実希人さんの医療ミステリーは、作品ごとに異なる専門分野を扱っている点が魅力です。今回は病理医が主役となり、天久鷹央シリーズに登場する刑事の桜井も登場して、新たな切り口での謎解きが楽しめます。 ※病理解剖は、亡くなった患者の臓器や組織を観察し、高精度の病理診断を行う重要な医療行為です。これにより死因の正確な理解や治療の適切性の検討が可能となり、医療従事者にとっても診断や治療の改善に役立ちます。ご遺族にとっても、故人の生前の状態を詳しく知ることで、喪失を受け入れる助けになります。

Posted byブクログ

2024/05/19

父親の死後、遺言通りに病理解剖を行うと胃に暗号が刻まれていた。そうまでして誰かに残したかったメッセージとは。 28年前、そして現代に起こる殺人事件、病理医とタッグを組んでの暗号解読、と、わくわくする設定と飽きさせない展開でした。

Posted byブクログ

2024/03/30

血のつながりだけで家族になれるわけではない、そう最後に伝えた時の本当の気持ちを知ることができたからこそ、主人公は辛い真実にも向き合うことができただと思う。

Posted byブクログ